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梅雨真っ最中ですが、珍しく晴れ間がのぞいた金曜日(4日)、照りつける日差しの中を、築地「Bar SiSi」へ。 本願寺と隅田川に挟まれた一画。このあたりは閑静な街並みですが、実は焼肉にしても丼物にしても、「本格派」の味を庶民価格で出す店がアチコチに隠れており、築地場外が観光客に占拠された現在、近隣リーマンにとっては貴重な「ランチ秘境」。 「Bar SiSi」の店内は、左右の壁沿いにカウンターとテーブルを配したShot Bar風、モータウン系のファンクなナンバーが流れています。「たれめん」は平日ランチ時のみの提供、麺量は小盛(150g)から超盛(400g)までで、あとはトッピングを7種から選べます。注文は「たれめん 中盛り(200g)」(700円)と「滋養卵の温泉卵」(100円)。 システムは基本的に立ち飲みと同じで、先払いして厨房カウンターで丼を受け取るスタイルですが、客が少ない時は後払いでもOKのよう。ただし……この丼が結構熱い。お盆なしで丼を自席まで持ち運ぶのは、結構リスキーに感じます。 さてまず麺ですが、浅草開化楼製の太麺縮れ。グリグリしたコシにドッシリとした歯応え、噛むほどに豊かな甘みが溢れるというナカナカの一品で、ゆで加減も問題なし。タレは醤油ベースですが、鶏の風味が結構強い。「特製鴨油」を使っているとの情報もありましたが、あの「鴨」独特の風味は感じませんでした。コイツを麺にタップリ絡ませて、「ジュルリ」とイキますと……醤油のキレがやや突出気味ですが、麺の甘みと鶏の風味がシナジーした、味の「ふくらみ」が心地よい。 具材はチャーシュー、メンマ、刻み海苔とネギ・糸唐辛子、そして温泉卵は別皿で付いてきます。いわゆる「二毛作」店ですので、肩ロース・チャーシューもメンマも業務用を使用していますが、温泉卵はまずまずのクォリティ。タレにしのばせた鶏の風味を、卵の風味でふっくらと包み込もうという趣向で、悪くないアプローチですが……やはり醤油が強すぎキレすぎて、味の「タメ」がもう一つ。ちなみに、卓上には辣油等の調味料が用意されていますが、辣油を使うとますます醤油がキレすぎて、かなり逆効果。いっそ「特製油」そのものを置いてくれると助かりますが…… ―――ま、「油そば」で何かを表現したかったというよりは、とにかく「油そば」をやって見たかったというレベル。いい麺と具材さえ手に入れば、タレに原価も手間もかからず、「二毛作」にはピッタリのメニューでしょうが……地味ながら「本格派」のランチを出す店が多いこの界隈、舌の肥えた近隣リーマンの評価は、結構厳しいものになるかもしれません。
本願寺と隅田川に挟まれた一画。このあたりは閑静な街並みですが、実は焼肉にしても丼物にしても、「本格派」の味を庶民価格で出す店がアチコチに隠れており、築地場外が観光客に占拠された現在、近隣リーマンにとっては貴重な「ランチ秘境」。
「Bar SiSi」の店内は、左右の壁沿いにカウンターとテーブルを配したShot Bar風、モータウン系のファンクなナンバーが流れています。「たれめん」は平日ランチ時のみの提供、麺量は小盛(150g)から超盛(400g)までで、あとはトッピングを7種から選べます。注文は「たれめん 中盛り(200g)」(700円)と「滋養卵の温泉卵」(100円)。
システムは基本的に立ち飲みと同じで、先払いして厨房カウンターで丼を受け取るスタイルですが、客が少ない時は後払いでもOKのよう。ただし……この丼が結構熱い。お盆なしで丼を自席まで持ち運ぶのは、結構リスキーに感じます。
さてまず麺ですが、浅草開化楼製の太麺縮れ。グリグリしたコシにドッシリとした歯応え、噛むほどに豊かな甘みが溢れるというナカナカの一品で、ゆで加減も問題なし。タレは醤油ベースですが、鶏の風味が結構強い。「特製鴨油」を使っているとの情報もありましたが、あの「鴨」独特の風味は感じませんでした。コイツを麺にタップリ絡ませて、「ジュルリ」とイキますと……醤油のキレがやや突出気味ですが、麺の甘みと鶏の風味がシナジーした、味の「ふくらみ」が心地よい。
具材はチャーシュー、メンマ、刻み海苔とネギ・糸唐辛子、そして温泉卵は別皿で付いてきます。いわゆる「二毛作」店ですので、肩ロース・チャーシューもメンマも業務用を使用していますが、温泉卵はまずまずのクォリティ。タレにしのばせた鶏の風味を、卵の風味でふっくらと包み込もうという趣向で、悪くないアプローチですが……やはり醤油が強すぎキレすぎて、味の「タメ」がもう一つ。ちなみに、卓上には辣油等の調味料が用意されていますが、辣油を使うとますます醤油がキレすぎて、かなり逆効果。いっそ「特製油」そのものを置いてくれると助かりますが……
―――ま、「油そば」で何かを表現したかったというよりは、とにかく「油そば」をやって見たかったというレベル。いい麺と具材さえ手に入れば、タレに原価も手間もかからず、「二毛作」にはピッタリのメニューでしょうが……地味ながら「本格派」のランチを出す店が多いこの界隈、舌の肥えた近隣リーマンの評価は、結構厳しいものになるかもしれません。