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「タンメン@700」@はつねの写真2011.1.14(金)12:39。少々体調が悪くて午前半休を取った本日、かねてから食べてみたいと思っていたこちらはつねに寄ってみることにしました。西荻窪は食が充実してますよね。強烈に旨いチーズパン(もちろんそれ以外もおいしいけど焼きたてのチーズパンを買ったその場でちぎって食べるのが最高)を提供するリスドォル・ミツ、安くて激盛りの洋食屋キャロット、そして今は亡き伝説の洋食屋、登亭…登亭は閉店少し前に一回しか行けませんでしたが、年季入りすぎの店内、組み合わせがありすぎて収拾のつかなくなってるメニュー、そして揚げたカツを素手で取り出して切り分けるこちらも年季入りすぎのご主人と、強烈な印象が残っています。そしてこのはつね、登亭のあった場所の2軒先くらいにあるんですね。

お昼ど真ん中の12時39分に店頭に到着すると、外待ちが4名おり、その後ろに接続。しばらくすると店主の奥様(?)が出てきて、注文を聞きます。皆「タンメン」か、その大盛り。それから徐々にお客さんが入れ替わり、並び始めてから約8分後、僕も入店することができました。空いたのは一番奥。狭い店内を、食べている人にぶつからないように慎重に進んで着席です。

座ると目の前にお冷やのコップが置かれたので、それを飲みながらご主人の作業を見守ります。うん、客席も狭いですが、厨房も狭い。ただ、全員がタンメンなので、作業は集約されていて、やりやすいでしょうか。…それにしても、本当にみんなタンメンなんですね。他の方のレビューを読むと、もともとは決してタンメンだけがクローズアップされていたわけではないのに、いつからこうなったんでしょうか。いずれにせよ、これだけの事前情報とこれだけの状況、いやが上にも期待が高まります。

目の前の大きな中華鍋に野菜が入り、ジャッ!と炒められたらすぐにスープで煮込まれています。炒め度合いは非常に低く、一瞬油を通す感じでしょうか。方や麺も茹でられていますが、これは目分量?結構ブレそうな感じ。そして丼が用意され、短い茹で時間で茹であがった麺が、何も入っていない丼へ。そして、野菜がいい感じに茹であがったところで、野菜を茹でたスープが麺の入った丼に注がれ、その上に野菜が乗せられました。スープに麺を入れるのではなく、麺の上からスープが入るんですね。しかも、スープを入れた後は、麺を解す工程なし。ふむ。最後に野菜の上から大匙1~2杯くらいの油がかけられ、完成です。順番に丼が配膳され、僕のところにやってきたのは着席から約5分でした。

おぉ、確かに美しい。シンプルに野菜だけの山と、透明なスープ。ほとんど色の無い油の玉が、まるで宝石のようにキラキラと光り、その下には細い麺がちらり。確かにこの美しいルックスは、他では全く見たことがありません。その姿をしっかりと目に焼き付けた後、少しだけ麺を引き出して記念撮影。端の席だからでしょうか、陰影が強くなってこれまたいい感じ。

さて、そのお味は…ズズっ………うーむ…。クリアな鶏のスープと、互角に存在感を示す野菜の甘み。その後から追いかけるようにやってくる塩気は、ちょっと強めに感じます。また、その後からは結構な強さの油も。単純に優しい味なのではなく、かなりはっきりと主張のあるスープですね。…塩スープとしてこの上なくシンプルで、尚かつ高度に洗練されているという印象。

麺は加水ほどほどの中細で、チュルチュルとモチモチの間くらいでしょうか。この麺からは個性を感じません。それと、危惧していたとおり、かなり絡まってますね…スープを入れてから解さないので当然ですが…これは個人的に疑問符が付くなぁ。確かに美しくスープと野菜を盛るのに、この方法は合っていると思いますが、一度スープを注いだ時点で軽く麺を泳がせることもできるような…あ、麺を啜り始めたら、麺の回りから少しスープが濁ってますね…やはり小麦が多少は出てくるのでしょうか。これを考えると、最初の透明感の高いスープの綺麗さを演出するには、やはり麺を解さないのが正解なのか…最初の見た目を取るか、食べやすさを取るか。難しいところです…

野菜は多くもないですが、少なくもない。キャベツは普通よりも細かく刻まれていて、ちょいと食べづらい?あ、白菜も若干混ざっているかな?これも小さく刻まれていて、わかりにくいですが…そして、先達のレポートで分かっていましたが、肉は全くないですね。んー、やはり多少は肉が欲しいかな…

麺量は150g程度でしょうか。適量だと思います。スープもそんなに熱々ではないので、約6分で固形物を完食。腹6分目くらいだったこともあり、スープをちびちび…いえ最後は丼を持ち上げてごくごくと飲み干し、完飲でごちそうさまとしました。うん、おいしかったです。素晴らしくシンプルで、潔いですね。タンメンの進化形、高度に洗練された一杯。そのような評価を得るのも分かります。ただ、街の中華屋のタンメンと比較して、これでないと!という程の求心力があるか。非常に主観的な判断になりますが、僕にはそこまでの評価はできないかな。もちろん、近所にあったら通うクラスだと思います。でも、その程度でした。まあ、ハードルを上げすぎていたのかもしれません。今度は基本の醤油を食べて見ようと思います。あ、でも醤油も麺を解さないのかな…醤油は解してくれることを期待して…ごちそうさまでした。

投稿(更新) | コメント (9) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

おはよ~

 此方のタンメンは美味しいですね~
 非常にシンプルな味付けと見た目・・・
 醤油系はあまり響かなかったです。。。
 タンメンにラー油を少量入れると更に美味しくなったと思います。

voice50 | 2011年1月30日 07:56

おぉぉ~、久々に見ました、このビジュアル!!!
いつ見ても美しいですね。
あまりにも美しいが故に私もあまり求心力は感じませんでした。
うまいんですけどね・・・
まあ、いわゆる正統派タンメンではここがNO.1でしょうかね。
私もいずれ醤油系食べてみたいと思ってます。

ぐっちおぐっち | 2011年1月30日 10:19

 ども。
なんか忙しいみたいですね。
無理せずにね~

 ココ、野菜カットなどを相当工夫しているようですよ。
 タンメンの最高峰、って言うには? なんですが。

 まーでもね。町場の中華店レベルではないですよね。

> voice50さん

こんばんは〜
そうですか、醤油系は今ひとつでしたか。
でも塩はこのタンメンだけで、あとのメニューはみんな醤油ですよね。
お店としては醤油が基本だと思うので、次回行ってみます!
そしてラー油ですか。それは思いつかなかった…
今度食べるときは参考にさせてもらいますね。

the_sphere | 2011年1月30日 20:35

> ぐっちおぐっちさん

どうもです。美しいですよね…美しさは本当に素晴らしいと思います。
でも、その犠牲になって麺が絡まってるのは、どうかなー。
それと、正当派というのもホントに?という感じがするんですよね。
充分おいしいんですけれど、あまりの高評価というか、
ある種神格化するような扱いはどうなんだろ、と思っちゃいました。
醤油、行ってみましょうね。

the_sphere | 2011年1月30日 20:36

> ぶるまさん

ホント、死ぬほど忙しいというか、時間的にと言うよりも脳みそを使う量がハンパなくて…
ここのレビューを書く気力が残ってない毎日です。

野菜のカットに工夫。ええ、そうですよね。
僕が特に感じたのは、ダイス状といっていいくらい細かくカットされた白菜の白いところ。
これがリンゴ入りのサラダのような食感を出していて、面白いと思いました。
モヤシの処理も超丁寧だし、こだわりの結晶なんだな、というのも良くわかります。
街のその辺の中華屋には真似できない芸当ですよね。
ただ、残念ながら感動は無かったんですよね〜。

the_sphere | 2011年1月30日 20:40

まいどー。

美しいビジュアルですね。
野菜だけのおいしいタンメンというと,茨城では鉾田市のらーめん食堂 日和りを思い出します。
でもちょっとは肉もほしいですね。

Ra.Ibasen | 2011年1月30日 23:39

> ラ.茨専さん

どーもです。
鉾田市のらーめん食堂 日和り、今見てみましたが、
スープはちょっと豚さんもいる感じでしょうか?
濁り具合がちゃんぽんに似ている感じでした。
こちらは本当にもうこれ以上ないくらいシンプルに鶏野菜塩だけです。
潔くて美しくて、ハマる人はハマる、洗練された一杯です。
またこちらへ来られた際にどうぞ〜

the_sphere | 2011年1月31日 00:13

どうもです。
ここのたんめんって本当にほっこり旨いですよね。
野菜のシャキシャキ感とかも本当にいいですし。
営業時間が少し難しいですが西荻の名店として末長く営業してほしいですね。

nesne | 2011年2月2日 20:45