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コメント
宮古の「福」「ふく」は何か、歴史を繋いでいるんですかね。
魚というより、磯な感じのスープ、なるほどなるほど。
>物憂げなマスター
しばしば東北ではこのような印象の方を見かけますが、実態はそうでもなかったりしますw
は | 2012年6月1日 23:00どもー。
澄んだ醤油スープがそそられます。
復興支援になるといいですね。
Ra.Ibasen | 2012年6月2日 00:05>は様
宮古の有名店、多良福のほうが臨休だったのでこちらにお邪魔したわけですが、
宮古ラーメンがどういうものかはわかったような気がします。
東北マスターのはさんにも行ってほしいです。
>ラ.茨専様
安月給な私ごときの支援がどこまで届くかわかりませんが、来月も北の方に行く予定です。
最近では被災地の報道も少なくなりつつありますので、
風化させないためにもできるだけお邪魔したいと考えています。
スーパーくいしん坊 | 2012年6月7日 20:44
スーパーくいしん坊
さぴお
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じゅーじゅ
ラーメンロックンオヤジ【上陸】
kamepi-





雪の峠を抜けてたどり着いた先は、津波の爪痕がまざまざと残る場所でした。
港の道の駅は仮店舗で細々と頑張っていましたので、お土産を大量購入。
ひとつめのミッションを達成し、次なる宮古ラーメン調査ミッションに向かいますが、お目当てのお店がなんと臨時休業。
急遽代替の店としてお邪魔したのがこちらです。
頑張れば私1人で1日程度で解体できそうな、かなり年季の入った構えのお店。
RDBでの登録は「はなふく」ですが、事情通からの情報によれば代替わりして屋号も「福」になったとか。
店の隣が駐車場と思いきや、ちょっと離れた場所だそうで店前の貼り紙を頼りに路地を進み、無事駐車。
店に戻り、建物と比べてずいぶんと新しいのれんをくぐりますと、押し寄せる煮干しの強い香り。
おー、これは期待しちゃいますよ。
店内は外観で想像したとおり、やっぱり時間が止まったまま。
いろんな想いが染み込んで色が変わっている壁には、ところ狭しとカレンダーが掛けられ、
狭い客席に頑張って並べた小さなテーブルには、背もたれを切断した椅子がなぜか3脚づつ。
上のほうに掲げられたメニューの板を見ますと中華そばが400円から。
うん、安い、これだ。
物憂げなマスターが作ってくれたラーメンはスープがたっぷりと注がれています。
そこにチャーシューを始めとした具材がホントに浮いているというカンジ。
どことなくもの淋しく、ナルトから哀愁の影さえ感じられるのは、店内が薄暗いからではないはず。
いつものようにまずはスープ。
グビリといきますと動物系の影は感じられず、煮干しと昆布に貝類のみといった印象で、
当初想像していた煮干しの香りよりも、磯の香りのほうが強く感じられます。
山育ちの私はこの匂いに一瞬怯みましたが、脂っ気が皆無でスッキリしているので、グビグビいけちゃいます。
醤油も淡く色こそついていますが、塩スープに近いというカンジ。
乱暴な言い方をすると佐野ラーメン魚介版的なスープ。
麺は中細のちぢれ麺で、かなりやわらかめで優しい味わい。
色も白っぽく、小麦の味が感じられますので、もしかしたら無かんすいなのかもしれません。
見た目通り、スープの量に比べると麺は少なめなので、よく食べる人は大盛りのほうがよさそうです。
バラロールのチャーシューはわりと濃いめの味付けで、このラーメンの具材としては異質な印象でしたが、
ちょっとかじってスープを飲むとちょうど良い塩梅でした。
あっという間に食べきって、ご馳走様です。
いかにも海のラーメン、そして地のラーメンといった素朴さがあり、地方巡りに相応しい一杯でした。
ただ、食べながら心が沈んでしまったのは、直前に見た荒涼とした景色の所為だったのでしょうか?
それとも小雪のちらつく空模様の所為だったのでしょうか?
こういうラーメンが食べられる土地を襲った災害に遣る方無い憤りを感じました。
あれから1年経った今、1日も早い復興に、外の人間にもまだまだ頑張れることがあるのではないか?
そんなことを思った宮古でした。
うまい指数 1.25