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2023年3月14日の大崎裕史の今日の一杯

東京都新宿区新宿御苑前

特上鶏白湯らぁ麺

祐天寺にある人気行列店「Ramen Break Beats」の2号店「Ramen Afro Beats」が新宿御苑前に2023年3月11日オープン。(本日(14日)は休みなのでご注意を)

以前、「匠104」があったところ。その時は「ラーメン店らしくないオシャレな雰囲気」だったが、内装にも手を加えられていて、いい感じのラーメン店らしくなっていた。

店名の「Afro Beats」は音楽のジャンルで、『ウィズキッド(Wizkid)やバーナ・ボーイ(Burna Boy)ら、ナイジェリアから広がる新たなポップ』のこと。『西アフリカで2000年代以降に進化していった、より現代的なポップ・ミュージック』。意訳すると「新たに進化したラーメンを提供していきますよ」(意訳担当、大崎)という意気込みだろうか。「Beats」シリーズで店舗展開していきそうだ。

オープン初日、人によっては1時間半ほど並んだようだが(開店時60人ほどの並び)、この日は雨だったこともあり、12時25分に並んで9番目。ラーメンは12時45分到着なので20分待ち。回転自体は悪くない。店主は今週末で店をスタッフに任せ、本店に戻るようだ。

開店祝いのお花の中に旭川の株式会社寿須藤製麺工場からのものがあり、麺を変えたのかと思ったら、「たまに限定麺の時に使わせてもらっています」とのこと。定番メニューは本店同様に三河屋製麺のようだ。

主なメニューは。地鶏白湯らぁ麺1200円、味玉地鶏白湯らぁ麺1400円、特上鶏白湯らぁ麺1650円、ねぎ塩チャーシュー丼520円、味玉チャーシュー丼520円、炙りチャーシュー丼480円、他。特上のみ「地鶏」の「地」がないけど、付け忘れなのか、意味があるのか。

本店では、特上ばかり食べており、「ここのデフォは特上である。具少なめこそが、アナザーメニュー」だと私は思っているので、今回も特上1650円を選択。

通常メニューの具はやまゆりポークの低温スモークチャーシュー、国産肩ロースの醤油煮込みチャーシュー、きざみ紫玉ねぎ、細切りフライドポテト、スライスレモン、きざみ青ねぎ。「特上」はチャーシュー増量と味玉、トリュフを利かせたポテトのエスプーマがトッピング。特上のみで追加されるのは味玉とエスプーマだけなので悩ましいところだが、このエスプーマが素晴らしい。これはデフォでも付けて欲しいアイテムと言えよう。麺を食べ終えてスープだけを飲み始めると確かにポテトの感じがある。一瞬、じゃが白湯?と思ってしまうほどのポテト感。実際のベースは鶏白湯なのであろう。こうなると次回は基本メニューでその差を感じ取るしかない(笑)。
トッピングのチャーシュー2種類はどちらもおいしい。

スープは提供直前にブレンダーで泡立てた無化調鶏白湯塩味。天草大王を炊いたスープに有機白醤油の塩だれ。水はπウォータ。実に綺麗で美しい、そしておいしい!(綺麗と美しいは意味がかぶっているけど、そう言いたくなるビジュアル)鶏白湯ラーメンはもう随分な数を食べているけど、確かに新鮮に感じるおいしさ。特殊な技法でスープを取っているというが、それでこんなに変わるものなのか。素晴らしい。
多加水の中太もっちり麺も実に合っていて、よくスープを絡めてくれる。

次回は、基本味の確認。そしていつか出てきそうな「別味」や限定が始まったら、また来てみたい。

お店データ

Ramen Afro Beats

Ramen Afro Beats

東京都新宿区新宿1-16-10 カテリーナネオハイツ101(新宿御苑前)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。