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2016年11月10日の大崎裕史の今日の一杯

東京都江戸川区小岩

煮干しそば白(細麺)

鳥居式らーめん塾の卒業生ですぐに行きたかったのだが、小岩駅から1.8kmあり、逡巡しているうちに4ヶ月も経ってしまった。
今回は行きがタクシー(ギリギリ730円)で帰りは近くの南小岩二丁目バス亭からバス利用。駅からだと瑞江駅行きで行ける。
店名が変わっているが、店主が陽気な性格で他と被らない店名からそう命名したらしい。wikiによると米国カリフォルニア州南部、フロリダ州北・中部、メキシコ湾岸北部、オーストラリア東海岸、南アフリカ、台湾、那覇、香港などがあげられている。
そう言った意味をも含めて店内は陽気な感じで作られているかと思ったら、その正反対。地味で渋い和風調でまとめられていた。
メニューは煮干しそば750円のみだが、黒(醤油ベース)と白(白醤油と塩)があり、さらに麺が太麺細麺から選べる。券売機左上は黒だったが白を細麺で注文。
らーめん塾の卒業ラーメンでも食べており、その出来は申し分なかったので間違いないとは思っていたが、実によくできていた。
スープは半透明で白醤油や塩を使った割には茶色。出汁が効いてる証拠といえよう。メニュー名が煮干しそばだが、ガツンと煮干しが効いてるわけではなく、中華そばという表現でもいいくらい。そういや店名は「中華そば亜熱帯」だった。幅広い層に喜ばれる味わいだと思う。
麺はもちろん大成食品の細麺。この白にはこの細麺がよく合う。
具はチャーシュー、海苔、葱、小松菜。どれもそつなし。
ほぼ完食。太麺で黒も食べてみたい。
味的には文句の付けようがなかったので重箱の隅をつつくつもりでメンマが入らない理由を聞いてみた。というのも出てきた時の見た目にもう一色あれば言うこと無しだと思ったのだ。すると返ってきた答えは「全部国産でまとめたかったんです」と。ほ〜陽気なだけではなく、ポリシーもしっかりしており、軸がぶれないようだ。素晴らしい。立地的に気になるが、いい店になっていくのではないだろうか。

お店データ

中華そば 亜熱帯

中華そば 亜熱帯

東京都江戸川区東小岩1-4-5(小岩)

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    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。