なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2024年6月11日の大崎裕史の今日の一杯

東京都品川区大崎

Wニラつけめん(並)+生七味(1140円)

「松富士食品」(六厘舎グループ)創業者・三田さんのX投稿は巧い。何度も足を運ばされている。“されている”と書いたが、過去に後悔も怒りもほとんどない。つまり、その情報が的確なのである。行って損がない。今回の“情報”(投稿)はこうだ。
『六厘舎、舎鈴はじめ、わが社のつけめん事業部の従業員は至急「舎鈴@大崎」のつけめん食べろ‼️そしてこの味を覚えろ‼️現行の舎鈴(つけめん)と比べ、価格は同じでも別格の旨さだ‼️』
一見、スタッフ向けのつぶやきに見えるが、これはスタッフじゃなくても食べに行きたくなる。実際、私は予定を変更してまで行ってしまった(笑)。フォロワー4900人なのに表示数、約8万。私のフォロワー数は約9倍なのに、表示数は1万がやっと。『人を動かす』というのはこういうことなのだ、と大いに勉強になる。
グループ100店舗記念(これもスゴいこと)だし、会社から近いし(バスで6つ目)、ということもあったが、新店が相変わらず多い中、何度も食べてる多店舗展開中の「舎鈴」に足を運ばせるんだから恐れ入る。

到着は11時40分。誰も並んでないと思ったら、その反対側にずらりと約20名。しかし、その並びはほとんどセルフレジの並びと言ってもよい。なのでゆっくり進み、自分のレジが終わる頃には席が空いている。レジで購入すると自動的に厨房に伝わる仕組みは他の「舎鈴」と同じ。チケットを持って空いてる席に着いたのが11時53分。病院などにある『順番掲示板』みたいなのを見ながら、自分の注文ができあがるのを待つ。自分の前に何人くらいいるのか、あとどれくらいなのか?がわかってストレスがない。自分の分が出来上がり取りに行く。つまり半セルフ。人材不足の折、よく考えられたシステムだ。できあがったのが11時57分だから20番目に並んで17分でできあがったのだから早い。食べ終えた12時10人には36人が並んでいた。(並んでから食べ終えるまで30分。20人並んでいたにもかかわらず。)

主なメニューは、大崎店限定で『Wつけめん』があり、小840円、生七味つけめん・味玉つけめん・担々つけめん・ニラつけめん940円、特製1090円。通常のつけめんは、Wつけめんよりも50円安い。らーめんは、並740円、味玉・ニラらーめんが840円。
私が頼んだのは、Wのニラつけめん並+生七味。生七味のトッピングはあるが、ニラのトッピングはないので要注意。合計1140円。Suicaで購入したのでこうして記事を書くまでいくらだかわからなかった(笑)。それがキャッシュレス券売機のいいところ。(もちろんここは現金も可)

Wつけめんと通常のつけめんの違いは、「特製魚介出汁(冷やし)」が付いてくること。実は並ぶ前には、Wつけめん小と「冷やかけ」を食べるつもりだったが、ここには冷やかけはなかった。しかし、このWつけめんに付いてくる魚介出汁が冷やしでこれにつけて食べていると冷やかけを食べてる気分になれる。むしろ、二つ頼まなくてよかった。このWつけめんは、一度で二度おいしい。そして、二ラのウマいこと、生七味の合うことと言ったらニラ好き、生七味好きにはたまらない。麺量は並にしたが大でもよかったくらい。

そして三田さんが言う『価格は同じでも別格の旨さ』だが、よく考えたらこの10年で8回、「舎鈴」で食べているが、デフォのつけめんを食べていない。(舎鈴創業は2010年で創業時にはもちろん複数回、食べている)なので今の「舎鈴」との違いは語れない。言えるのは、舎鈴が掲げる『毎日食べても飽きない』味であるということ。日常食の1食として食べる分には、まったく問題のない、そして満足度の高いつけめんだということ。ましてや、この「Wつけめん」をニラつけめんで頼み、生七味を付けると実に申し分ない。全店がこの味になる前に他の「舎鈴」でつけめんを食べて比較してこようかな。自分の味覚試しにもなりそうだ(笑)。

お店データ

舎鈴 大崎ゲートシティ店

舎鈴 大崎ゲートシティ店

東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎 ウェストタワー2F S2-A1号(大崎)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。