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2017年12月31日の大崎裕史の今日の一杯

山梨県中巨摩郡

今年も一年お世話になりました。
挨拶替わりに昨年12月から今年の11月までに食べた約700杯のラーメンの中から、首都圏を除く地方ラーメンの中で印象に残った10軒を選んでみました。1県1店舗で選出。帰郷・出張・観光の際の参考にどうぞ。

・「自家製麺 佐藤」(秋田県大曲市)「ケンチャンラーメン」インスパイアの極太中華が好み。これを食べて東京ラーメンショーへの出店もお願いし、そして出店。イベントでも3回食べた。(出店は「十郎兵衛」)

・「麺屋くまがい」(宮城県仙台市宮城野区)土日は一時間待ちも覚悟の行列人気店。3人で3種類食べたがどれもおいしかった。特に都内では飽きるほど食べてるはずの「鶏白湯」のおいしさが印象に残った。

・「麺や蔵人」(群馬県伊勢崎市)メニュー豊富で何を食べるか迷ったが二人で2種類を店主のお任せで。限定の2種類が出てきたが「ほたて」と「金目鯛」。どちらも素晴らしい。どちらも塩味だがまったく別物で麺や添付の柑橘系も替えるこだわり。

・「中華蕎麦うゑず」(山梨県中巨摩郡昭和町)あの「とみ田」の一番弟子の店。遅蒔きながら初訪問。小さな街なのにすごい行列にも驚いたが接客の良さ、味の良さ、店主の風貌が「とみ田」を彷彿とさせた。ラーメンデータベースでは今年の全国2位。(1位は飯田商店)「とみ田」が6位なので師匠超えをしたことになる。写真は「うゑず」のつけめん小800円。8/23の今日の一杯でも書いている。

・「太陽食堂」(愛知県名古屋市中村区)以前から存在は知っていたが見た目が普通だったので先送りしていた店。ようやく行ってみたらすごい行列。みんなが食べてる半チャンセットを頼んだがその普通の「中華そば」が実においしい。こういうラーメンが好きなんだなーと改めて思った。

・「極汁美麺 umami」(大阪府東大阪市)大阪出張の際にわざわざ行ったが一度目は「今日はスープがイマイチ」と言われてしまい、それでもおいしかったので「本当のスープはどれだけうまいのか?」と日を空けて再訪。実においしかった。

・「中華そば冨士屋」(岡山県岡山市北区)岡山市内のいろいろお世話になったお店や以前食べておいしかった店などを中心に再訪。意外に思われるかもしれないが、ここの昔ながらの味が刺さった。女将さんを含めた店内の雰囲気もいい。土日は行列が出来る。

・「上海軒」(香川県仲多度郡多度津町)うどん県と言われる香川県で昔からやっているラーメン店。塩味と間違えそうな薄い色だが薄口醤油。「地方に来た〜〜」という感じでこういうのも大好き。

・「麺や佐渡友」(福岡県福岡市東区)福岡市のほぼ北端。だからというわけではないが豚骨ではなく醤油味専門店。そろそろ福岡にも醤油味が普及していっても良い頃。(というか増えている)

・「ラーメン秀」(鹿児島県志布志市)鹿児島市から100kmと遠いが志布志に行く機会があったら「マルチョン」とこちらには行って欲しい。どちらも「地方のラーメン」として満足できる。そしてここではぜひチャーシューメンを。チャーシューの味付けが少しずつスープに移っていって味変。食べ終える頃には味濃いめになって面白い。チャーシューも絶品。

来年もラーメンをよろしくお願いします。

お店データ

中華蕎麦うゑず

山梨県中巨摩郡昭和町清水新居59-1サンシャイン平岩103号

松戸の人気店「中華蕎麦 とみ田」店主・富田治氏の一番弟子の上江洲氏が独立。動物魚介系のスープに麺は「とみ田」の心の味食品の極太麺。

大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2015年12月末現在約23,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。