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2026年1月8日の大崎裕史の今日の一杯

東京都台東区仲御徒町

特製うめしおらーめん(1300円)

「ラーメン好きにはプロレス好きが多い」またはその逆「プロレス好きにはラーメン好きが多い」と言われます。私もそうだし、私の周りにもたくさんいます。その昔、「ラーメンもプロレスも好きな人の集まり」=「らーぷろ」という会もありました。そこでちょっとだけプロレスの話。『イッテンヨン』(いちがつよっかではなく、イッテンヨンと呼ぶのがマニア)は盛り上がりましたね。私は過去に何回か東京ドームにも行きましたが今年はテレビ派でした。語り出すと3000文字くらい書きそうなので短めに。1999年にデビューした棚橋が引退。メインイベントはその棚橋とオカダの対決。他にもいい試合がいっぱいありました。(プロレス話はここで終了)

私は元日から4日まで引きこもってテレビばかり見ていました。なので今年の初ラーメンは5日。朝起きて「初ラーメン、どこに行こうかな?」といろいろ考えて、思いついた2軒に行きました。昨日の「今日の一杯」に書いた「のスた」と「大喜」です。あとで気が付いたのですが、どちらも1999年オープン。偶然とは言え、1999年デビューの棚橋が引退した翌日に1999年創業の2軒を食べに行くなんて、我ながら面白いな、と“初笑い”でした。

「大喜」に行こうと思ったのは、昔、正月によく「うめしおらーめん」を食べていたから。2001年に正月限定メニューとして誕生し、評判良く定番メニューに昇格。初めて食べた時の感動は忘れられず、そのあと何年かは1月の初旬に続けて食べていたメニュー。移転して頻繁には行けなくなりましたが「年明け早々のラーメン。何を食べたいか?」と自問自答した時にここの「うめしお」が浮かんできたのです。梅が入ったラーメンは他にもありますが“梅”がそのまま入っている店が多いと思います。こちらは細かくカットし、見た目では「うめしおらーめん」とはわからないビジュアル。食べ進めると時折、梅の酸味が出てきてハッとします。そしてすっきり。梅好きにはたまりません。
そして正月だし「特製」にして豪華に食べよう、とこのメニューとしては初めての特製にしてみました。200円増しで味玉とワンタン2個、分厚いチャーシューが増えるので超々得々な「特製」。最近、他の店でも特製を頼むことが増えましたがここ数年食べた「特製」の中では一番お得感のある“特製”でした。2001年の時の「うめしお」から考えると、進化して深化して神化していました。オススメです。ぜひ“特製”で食べてみてください。

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。