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2023年11月26日の大崎裕史の今日の一杯

東京都目黒区中目黒

味噌バターコーンラーメン(1250円)

2019年2月オープン(1月下旬にプレオープン、2月にグランドオープン)なので約5年。厳しい立地の中、地道な努力で人気店になった。しかし、人気になると別の問題も出てくる。そんなこんなで【2024年7月15日に閉店】が決定。
何度か食べに行っているが、改めて行ってきた。「閉店情報を聞いてから行くなんて野暮」と言う声もある。しかし、「閉店情報を聞いても行かないのはもっと野暮」。好きな店ならなおさらのこと。むしろ、1年前に告知していただいたことに感謝し、何度かお邪魔したい。
首都圏では「大島」「三ん寅」「あさひ町内会」「郷」など、『純すみ系』が人気。ここも系譜で言うと『純すみ系』。孫だが・・・。じゃぁ、「すみれ」や「純連」に似てるか?というと、これは紛れもなく「八堂八」の味。店主の堂八さんが創り上げた味なのだ。自家製味噌を使ったり、目指すのは故郷(北海道増毛町)で食べた味噌ラーメンの味だったり、山クラゲを使ったり、いろいろと個性を出している。
今日は味噌バターコーン。いつものように、いや、いつも以上においしかった。完食完飲。
常連さんとのやり取りを聞いていると、地方にある20年30年営業してきた人気店のような会話がなされている。都内にこんな温かみのあるラーメン店があることを知って欲しい。そんな接客も含めてとてもいい店だ。
ただし近隣に迷惑になるため並んでいる人達の対処に困惑しているようだ。これから行って並ぶ人は十分にご配慮を。
閉店の話とか、お疲れさまでした、とかは言ってこなかった。「ごちそうさまでした。おいしかったです。」だけ。今回で最後にしたくなかったから。
私は常連では無いけど、あと何回かは来たい。

お店データ

灼味噌らーめん 八堂八

灼味噌らーめん 八堂八

東京都目黒区東山1-11-4(中目黒)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。