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2020年2月17日の大崎裕史の今日の一杯

東京都品川区大井町

中華そば

1998年「中華そば のりや」として創業。社長は永井利明さん、娘さんはプロゴルファー。
和歌山にある「井出商店」が脚光を浴び、新横浜ラーメン博物館に1998年10月1日~1999年5月30日の期間限定で出店。『行列待ち時間、一日の売上杯数、総売上数など数々のラー博記録を叩き出し、誘致から退店まで一度も行列の途絶えなかったその姿は「不沈艦」と呼ばれている。数多くのリクエストにより2003年よりレギュラー店として復活。』(ラ博HPより引用)
そんな「井出商店」と時を同じくオープンし、和歌山ラーメンブームを牽引した。今は「のりや食堂」としてラーメンやセットメニュー、定食物などを提供。ブームが去っても20年以上生き残っているのは素晴らしい。「のりや」だった頃は何度も足を運んだが店名変更後は初めて。店舗に近づくだけで漂ってくる豚骨臭。店名は変わっても風味は変わっていなかった。中華そば680円を注文。今でも600円台でやっているのは素晴らしい。(長い間650円だったが消費税が上がった際に680円になったはず)
トロッとした濃厚豚骨鶏ガラスープは臭いとともに健在。和歌山の甘塩っぱい醤油が効いている。少し柔目の細ストレート麵がこのスープを纏って口に引き上げてくれる。柔らかくて味濃いめのチャーシューがまた懐かしい。チャーシューそば880円にすれば良かったと少し後悔。周りの人はセットメニューを頼んでいる人がほとんどで中華そばと半カレーまたは半チャーハンのセットが980円。チキンカレーと半中華そばのセット980円という逆パターンもある。生姜焼き定食880円など「食堂」メニューもあり、生き残り戦略が功を奏しているのだろう。そんな中でもスープの濃度が今でもいい感じに保たれていたのが嬉しかったし、人気継続の秘訣なのだろう。濃いめのスープなのでご飯とセットがいい。具はチャーシュー、穂先メンマ(これは昔はメンマだったような)、九条葱、そしてカマボコ。全体的に懐かしい。20年前に何度も食べた事を思い出す。そしてご無沙汰している和歌山の地へ、また行ってみたくなった。

お店データ

のりや食堂

のりや食堂

東京都品川区東大井5-19-9-101(大井町)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。