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2016年5月14日の大崎裕史の今日の一杯

東京都新宿区大久保

【限定】華麗なるスパイスそば

「直久」と言えば新橋の低価格ラーメンでサラリーマンはよく使った店だと思う。一時期、低迷したような記憶があるが最近は何かと強気路線でガンガン来ている感じがする。経営者が変わったのか?あるいはコンサルが入ったのか?ところで創業102年(大正三年創業)というのは知らなかった。これもコンサルらしい宣伝文句。東京では一番古い店になるのでは無かろうか?(尼崎に創業大正元年の「大貫」がある。)
へぇ〜と思ってHPを見に行ったら創業は山梨県甲府市で当初の店名は「更科」。日本蕎麦、うどん、ほうとうなどと一緒に「支那そば」も出していたらしい。そして「直久」とは創業者の名前だった。
今は「麺処直久」と「らーめん直久」の2ブランド。店舗は麺処が大久保、蒲田、新橋、水道橋、聖蹟桜ヶ丘、都立大学、人形町、笹塚、海老名、鷺沼、センター北、本川越、上尾、柏と展開。予想以上に店舗数が多い。らーめんブランドは南青山、新木場、新宿西口、川崎、久里浜とある。
前置きが長くなったが4月26日〜5月31日までの期間限定で「華麗なるスパイスそば」980円を発売している。(小ライス無料、女性には和風杏仁豆腐サービス)
とてもそそる内容が書かれており、足を運ぶことになった。
スープは名古屋コーチン清湯と鶏白湯のブレンド。そこに10種以上のスパイスを使った香味油を加える。枝豆とアボガドをベースに玉ネギハーブ等を入れた特製ディップがのっている。そのまま舐めてもいいし、後半スープに溶かしてもいい。チャーシューは厚めの炙り。穂先メンマと九条ネギ。マニアっぽさもありながら他の飲食経験からのアイデアであろう。
正直、「うわぁ、これはスゴイ。期間中に食べなきゃ損!」というものではないが、「あの直久」が、こんなマニアックな限定を発売している、というのが驚きであり、面白い。

お店データ

麺処 直久 大久保店

麺処 直久 大久保店

東京都新宿区百人町1-18-9 大久保センタービル1F(大久保)

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    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。