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2019年6月1日の大崎裕史の今日の一杯

東京都目黒区学芸大学

中華そば

2019年5月28日オープン。
「鈴蘭系」とか「はやし田」系とか呼ばれているが、1号店は新宿の「春道」。この店(たかばん)は「はやし田」を始めとする系列ではないが、一度、このグループを整理してみたい。
この系統の味を提供しているのは現在3社。

株式会社INGS:「春道」(新宿)、「鈴蘭」(新宿三丁目)、「はやし田」(新宿三丁目、池袋)、「鳳仙花」(新宿)、「時は麺なり」(経堂)、「花山」(中野)(※なお、「春道」「鈴蘭」「林田」は漫画「クローズ」で使われている名前)
株式会社X-PECT:「ます田」(練馬)、「竹むら」(目黒)、「たかばん」(学芸大学)
ジーアールインベストメント株式会社:「しま田」(恵比寿)

社長同士が知り合い。2006年にラーメン店を開業したらしいが、その店名は未確認。2009年に株式会社INGSを設立し、きっかけとなる「俺の麺 春道」を2010年新宿にオープン。2011年から「CONA」ブランドのイタリアンを10店舗以上展開。他に焼肉や餃子も経営。人不足のラーメン業界において、幅広い業態でいろんな地域で募集できるメリットがありそう。
2012年「鈴蘭」、2017年「はやし田」、このあたりでブレイク。2018年「鳳仙花」、「はやし田」(池袋)と出店。2019年「時は麺なり」と続く。

一方、同じような系統の味で別会社でも展開。株式会社X-PECTは大宮で「鶏虜(トリコ)」、渋谷で「TORICO(トリコ)」などを経営している会社。1号店は「ます田」で店長の名前。2号店の目黒で社長の竹村氏の名前を付けた。3号店は店のある住所・鷹番から取った。

ジーアールインベストメント株式会社も同様に恵比寿界隈で飲食業を営む会社で「しま田」(恵比寿)の運営母体。「時は麺なり」で修業をしていたとか、「時は麺なり」にいた人が手伝いに来ていたという情報を得ていたので「しま田」と「時は麺なり」が同じかと思ったら、指導していただけだったようだ。

というわけで、味よりも余計なことで文字数を使ってしまったが、簡単に言えば「竹むら」と同じ系統の味。
中華そば750円は「水鳥+昆布系」。煮干しそば800円は動物系不使用の淡麗煮干し。麺は全粒粉入りの細麺で菅野製麺所製。トッピングは、低温調理のチャーシュー、太めのメンマ、カイワレ、ネギ、海苔。こういうのをチェーン店と言っていいのかは悩ましいが、ある程度以上のクオリティで店舗が増えている。ある店は個性を出し、ある店は多店舗展開向け、味もそれぞれ少し変えたりしている。

今後のこの3社の展開に注目である。
このあと「びぎ屋」で限定の「白醤油の生海苔の和えつけ麺」を食べに行った。

お店データ

中華そば たかばん

中華そば たかばん

東京都目黒区鷹番2-15-10(学芸大学)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。