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2023年11月15日の大崎裕史の今日の一杯

東京都中央区人形町

釜玉中華そば(並:おろし生姜)

2010年2月22日オープン。ラーメン仲間の山谷さんが創業し、今は二代目店主の「花登・サイモン・キース」さんがオーナー。その店主とサポートの女性二人体制。接客や声出しが素晴らしく、いい雰囲気を創り出している。
久しぶりにやってきたのは、この11月10日から発売された「釜玉中華そば」850円狙い。
「ナポレオン軒」発祥の「釜玉中華そば」だが、こちらの新メニューはその小宮店主公認。ただし、食材もレシピも異なり、「やまらぁオリジナル」。
他には山形の「麺絆 英」も同名(釜玉中華そば)で発売中。あの「幸楽苑」も『ねぎ玉中華そば』と名前こそ違うが発売しており、もっと多くの店で発売すればいいのに、と思う好きなメニュー。
「やまらぁ」では『台湾まぜそば』もかつていち早くメニューに取り入れ、都内でその名を広めるのに貢献していた。
新発売の割には今のところ券売機の下の方にあり、最初は探すことになりそう。私は事前に確認(下から二番目)していたのでスムーズに購入。11時半頃だったが、私が入店してまもなく満席になり、待ちができていた。相変わらずの人気。
釜玉中華そばは並が麺200gで850円。大が麺300gで1000円。
このメニュー向きの有料トッピングとしては、生卵追加・ネギ増し・メンマ増し・肉増しなどがある。
そして無料のトッピングもあり、おろし生姜・おろしニンニクを選択できる。私はおろし生姜にした。(別皿提供)
麺は国産小麦100%の中太。ニンニクオイルとピリ辛ネギ、魚出汁などを混ぜながら食べる。チャーシューやメンマはこのメニュー用に角切りだったり、細かくカットされている。ランチタイムはサービスライスがあるので私のように連食じゃない人は頼んだ方がいい。いや、連食の人も頼んだ方がイイ(笑)!それくらいこのメニューにライスは合う。
麺は茹で上げてから水で〆、さらに温め直して提供。釜玉うどんでは、茹で上げた麺を丼に入れてそこに卵を入れて提供しているが、本家「ナポレオン軒」同様に一度水で締めて温め直している。この作業はお店としてはとても手間だが「おいしく」いただくには大変重要な作業。麺のヌメリや不純物が取れる。そして麺の中が締まって食感も良くなる。
「よく混ぜてからお召し上がりください」と言われるが、私はあえて軽く混ぜて食べ始めた。食べるたびにいろんな味が混在してくるので、これも楽しい。当然後半はかなり混ぜた状態で食べるので少しずつ混ぜて食べるのも一興。途中からおろし生姜を加えたり、ブラックペッパーを追加(もともと白髪ネギに混ざっている)したり、酢を加えたりして味変。麺の200gはラーメンだと少し多く感じる量だが、このメニューだとすぐに無くなってしまう。なので、量を食べられる人はライスを付けても大盛り(300g)でも食べきれるはず。それくらいおいしい。
チャーシューやメンマのカットも食べる人の気持ちを考えられた大きさでちょどいい。ネギももちろんだがチャーシューやメンマがこのメニューにおいていい仕事をしている。
近所で何度も来られる人なら、生卵追加とか生姜じゃなくておろしニンニクにしてみたり、いろんな食べ方を楽しめそう。

お店データ

麺 やまらぁ

麺 やまらぁ

東京都中央区日本橋人形町2-29-3(人形町)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。