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2022年12月6日の大崎裕史の今日の一杯

愛知県春日井市神領

鶏白湯ラーメン

2021年11月24日オープンなのでほぼ1周年。
岐阜の名店であり、お弟子さんを育てて名店輩出にも定評のある「白神」グループで8年間修業の後、独立出店。
店主は松原春樹さんで店名はそこから来ているのかな。ちなみに同じ春日井には2007年創業の「はる樹」という人気ラーメン店があり、そこに遠慮して「はる」になったのかも?
お店の開店は10時半と早め。到着が日曜の11時半頃だったが5-6人の待ち。すでに人気店になっているようだ。
私は店主に会うのは初めてだと思いながらお店に入っていくと気が付いてくれ、「大崎さんとは何度か話したことがあります」と言われて驚いた。なんと「東京ラーメンショー」に4回も手伝いだったりスタッフで参加したらしい。スゴい!
メニューは「鶏白湯ラーメン」880円と「鰺と鰹の醤油そば」900円の二枚看板。(メインは鶏白湯)
鶏白湯を注文。店主の所作はとても一年目とは思えない慣れた感じ。まるで10年選手のよう。よく考えたら、「白神」グループで8年と独立して1年だから10年選手もまんざら間違いではない(笑)。
そんな店主が作るラーメンがダメなはずが無い。しかし私も都内や他の地域でも鶏白湯は相当数食べている。ちょっとやそっとの鶏白湯には驚かないと思っていたが、スープを一口飲んで「おぉ〜」とうめいてしまった。ちょっとやそっとではなかったのだ。魚介を合わせているようで旨味の相乗効果が半端ない。そして自家製の麺がまた秀逸。(頼まなかったが替え玉は極細麺に替わるらしい。)「白神」店主の石神さんから譲り受けた製麺機を使っているようだ。そしてチャーシューが3種類。店のウリでもある吊し焼きチャーシューはバリうま。そして炙った鶏もも肉がまた相当おいしい。次は肉盛りで食べたいくらい。と言っても次に来れるのは何年後になるのやら。迷わず完食完飲。
そして同行者の「鰺と鰹の醤油そば」を少し貰ったがこれがまた私の好みでハートに刺さってきた。そんなに大きな店では無いがスープはまったく違うのは当然として、麺も変えている。聞くと毎日5-6種類くらいの麺を打っているとか。一種類だけでも仕上げるのは難しいはずなのに、スープによって全部変えているそう。しかも醤油そばには、「凪」(都内)の“いったん麺”みたいな極幅広麺が一枚のっている。いろいろと手間をかけていて大変そうだが食べる方は楽しいだろうなぁ〜。つけ麺や限定メニューもおいしいに違いない。私も通いたい(笑)。
それにしても「白神」出身者の店はどこもおいしい。ここは孫店になるようだが実にいい店だ。いろいろとスゴいなぁ〜。
その日のうちに帰宅したのだが、Facebookのメッセンジャーで御礼のコメントが届いていた。それを見て驚いた。なんと9年前から繋がっていたのだった!(驚)

お店データ

麺乃はる

麺乃はる

愛知県春日井市不二ガ丘1-6(神領)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。