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2022年1月3日の大崎裕史の今日の一杯

鹿児島県鹿屋市

源龍ラーメン海 ねぎチャーシュー麺

正月投稿第三弾は、昨年食べた地方店ベスト10。(順不同)

コロナ禍により、例年より地方のラーメンを食べた軒数は少なかったですが、その中から印象に残った10軒をあげてみました。その中で『今日の一杯』ですでに書いているのが6軒。残りの4軒を短めに紹介します。

おおすみ食堂 さのぼい鹿屋市(鹿児島県)源龍ラーメン海 ねぎチャーシュー麺 1300円
日本一海に近い小学校と言われていた「旧菅原小学校」を宿泊体験施設としてリノベーションし、2018年に「ユクサおおすみ海の学校」がオープン。その中にある食堂が「さのぼい」。そこで出しているのが源龍ラーメン。
「源龍ラーメン海」は煮干しと昆布を8時間水出しし、カツオとサバで更に出汁を取ったスープでノンアニマル。実においしい。どこかで食べた感じがあったので聞いてみたら東京・雑司ヶ谷の「都電テーブル」を立ち上げた人なんだとか(驚)。「都電テーブル」もおいしかったが、その味をベースにアレンジしたのが「海」。一方「山」は豚骨醤油でがっつり系。

上方レインボー桃谷(大阪市)加哩ラーメン
2020年2月24日オープン。名店「カドヤ食堂」のお弟子さん。過去に「ついてる中山」「颯人」「えぐち」「うえまち」などが独立。(順不同)なかでも「颯人」「うえまち」はミシュランに掲載。 
一番新しいお弟子さんがこちら。
カドヤ食堂のお弟子さんなんだから基本の醤油ラーメンを食べるべきなのに、この店は加哩ラーメンで紹介されることも多い。私が持ってきた本でもそうだった。また「醤油アニマル」なんてのも人気で迷う迷う、、、。でも、隣で食べていた加哩ラーメンがおいしそうだったのでこれを注文。1030円。
カレーラーメンもいろいろ食べてきたがこれはその中でも上位に入る。まずは手前から食べてベースの味を体感し、少しずつ奥のカレーペーストを混ぜていきながら食べる。基本のスープは魚介系でそれ自体もおいしいし、チャーシューを食べてもおいしいし、カレーが、またおいしいしで、醤油ラーメンを頼まなかったことを1ミリも後悔しないですんだ。自家製の全粒粉入り細麺も秀逸。近いうちに醤油ラーメンも食べに再訪必至。

第一旭関目(大阪市)旭ラーメン
10数年前からの宿題。ついつい新店優先でなかなか行けなかった。そう、皆さんご存知の「第一旭」。何店舗もありますが、重要拠点はたいがい行きました。しかし、ここだけ残っていました。大阪市内にはここしかなくて、しかもここだけひと味違うと勧められていたのです。旭ラーメン950円を注文!ラーメンは580円と安い。
豚出汁の懐かしいラーメン。肉と胡椒がたっぷり!今風じゃないけど、おいしい!
会計時に聞きたいことはひとつだけ。「神戸と京都のどっちですの?」
返答は神戸だそうです。二郎好きにジロリアンがいるように「第一旭」(グループ全体をアキラ系と呼んでいる)好きにアキラマニアがいるらしい。そこまでには到達していないがこういう「同じグループ」の食べ歩きも時には面白い。(基本的に味が同じ支店はあまり食べには行かない主義。)

鴨出汁中華そばROKU河原町(京都市)鴨清湯麺
2020年10月オープン。ミシュラン一つ星の中華「VELROSIER」監修の店。雰囲気良し、味良しで感動して店を出たら「お客様、お代がまだ」と東京の食券前金制に慣れているので、危うく無銭飲食するところでした(笑)。

「今日の一杯」掲載店
雲雀鹿児島地鶏と3種の煮干し 
善factory大阪白醤油ラーメン 
だしかの日本橋特潮 
ルージュロワイヤル岐阜豚牛清湯 
㐂色岐阜特製塩そば 
slurp烏丸御池特製イベリコつけ麺

お店データ

おおすみ食堂 さのぼい

おおすみ食堂 さのぼい

鹿児島県鹿屋市天神町3629-1 ユクサおおすみ海の学校

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。