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2016年4月12日の大崎裕史の今日の一杯

福島県福島市福島

人気行列店「えなみ」(福島市)の3号店。福島駅から徒歩圏内なので首都圏含む新幹線沿線の方にもオススメできる。2号店「くをん」(福島駅から徒歩4分)とはいろいろ正反対の店。スープはほぼ無化調(一部のメニューに少しだけ使用しているだけ)、外観や店内もオシャレ、スープや麺や具材は繊細系。

日曜ということもあるのだろうけど11時45分着で20人待ち。そのうち4人が子供。子供にも人気なのだろう。テーブル席もあり、家族向けにも使いやすそうで幅広い層の人が並んでいた。食べ終えた頃には行列30人に増えていた。

鶏100%の「醤油の鶏そば」(これは完全無化調らしい)と迷ったが「5種の貝ダシそば」750円を注文。メニューには「4種」と書いてある上から線を引き、5種に直してある。最近増やしたのか、戦略なのか?

まずスープは貝系の旨味がグッと来る。鶏スープと混ぜてるようで、後半は貝が控えめになり、バランスの良い旨味のあるスープになるが貝出汁好きの人にはたまらない。背脂燻製などの隠し(隠してないかも)アイテムも使用。ハマグリとシジミは書いてあるがあとの三種は書いてない。(私にはわからない)柔らかい低温調理のイタリア産豚チャーシューがスープに極力触れないように浮かせてある。しかも3枚くらいあったので、それだけでも嬉しいのだが、それを浮かせているのが実は鶏肉チャーシューだったから驚き。この2種のチャーシューだけでも十分過ぎるが、それでスープにがっつり貝が効いているのだから、「地方の割には高い」と思える750円という価格もまったく納得のいく、いやむしろお得感すら感じられる一杯。麺は自家製のコリコリ細麺。いや〜おいしいな〜。これは他のメニューも食べてみたいし、何しろサイドメニューに気になるモノが多くてしかたがない。複数で行ってシェアした方がいいかも。

厨房二人、外一人なのだが外が追いつかないのが惜しい。あと一人入れば効率よく回せそうなのに、と思ったら募集中だった。なお店名は店主の名前「たろう」を逆から読んで「うろた」。面白い。

お店データ

自家製麺 うろた

福島県福島市新町3-14(福島)
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2019年4月末現在約12,500軒、約25,500杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。