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2017年1月16日の大崎裕史の今日の一杯

神奈川県川崎市中原区元住吉

塩ラーメン

昨年12月12日オープンの新店。
関西にはユニークな店名が増えている。それでいておいしいラーメンを出しているから関西らしい。関東ではそんなに無かったが、この店はちょっと珍しい。
しかもこの店、塩ラーメンと味噌ラーメンを提供しているが、夜は店名が「ナルトもメンマもあるけれど。」に変わる二毛作で、醤油ラーメンを出すようになる。

元住吉でこのユニークさ、「あびすけ」グループかと思ったが違うのだろうか?どうやら一人でやってるようだった。

また関西の話だがBGMはミスチルしか流さない店、B'zしか流さない店がある。関東でも矢沢永吉や長渕剛などもあった。この店はユニコーンである。奥田民生が好きらしい。店名はユニコーンの「車も電話もないけれど」(アルバム「ヒゲとボイン」収録)から来ているのではないか。

そして麺は京都の棣鄂。関西的なセンスを持っていて京都の製麺所なので関西出身なのかと思ったら、それも違った。「やまぐち」(西早稲田)や「むぎとオリーブ」(東銀座)を食べて、その製麺所を気に入り、そこに発注したらしい。

塩ラーメン780円を注文。まずはピーマンが目立つ。店主がピーマンの香りが好きなんだそうな。真ん中に辛味ダレがあるが、混ぜずに食べ進めていくと後半に味が変わっていく。フライドオニオンも同じような効果。こちらは甘味の増幅。チャーシューは国産肩ロースの炭火焼でおいしい。スープは鶏ガラと鶏節に野菜、豚挽肉と鰹節。

飛び抜けておいしい、とまでは行かなかったが味噌も夜の醤油も食べてみたいと思わせるには十分な美味さと個性だった。

お店データ

ナルトもメンマもないけれど。

ナルトもメンマもないけれど。

神奈川県川崎市中原区木月住吉町4-19 フローラルヤエザワ1階(元住吉)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。