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2016年5月27日の大崎裕史の今日の一杯

東京都渋谷区渋谷

【限定】鯨ら〜麺

麺屋武蔵創業20周年記念限定メニュー「金乃武蔵」第5弾。

店舗は「麺屋武蔵武骨外伝」(渋谷)にて5/26-29(日)の4日間、開店時間から10食限定で提供。価格は2160円(税込)。

メニュー名「鯨ら〜麺」。

第一弾「鮪」、第二弾「ふぐ+獺祭酒粕」、第三弾「鯛+胡椒」、第四弾は「筍」、そして第5弾が「鯨」。うわぁ〜やばい。私、鯨は苦手だ〜。と思って帰ろうかと思ったけど、意を決して実食。すると、なんと、実においしい。ある意味、鯨の嫌らしさ(私なりの)がない。これなら鯨嫌いでも食べられる。それどころか、おいしく食べられるのだから不思議。むしろ鯨が好きになりかねない。

自家製鯨ベーコンと生畝須(なまうねす、ベーコンにする部分の生の状態)で取ったスープに鯨の皮100%のコラーゲンを合わせたダブルスープ。さっぱりしながらしっかりした旨味と香り。鯨嫌いには無関係のようなこの旨味はなんだろう?味付けは塩のみだそうだ。麺は全粒粉のストレート細麺。

そして目玉がでかい「尾の身」。鯨の背びれから尾の付け根の部分で、鯨肉の中でもっともおいしいと言われる部分。最高級の霜降り鯨の尾肉。生でも食べられるが、片面だけをニンニク醤油で「漬け」にして提供。この肉がうまいのなんのって。どれくらいの値段なのかな?とネットで調べてみたら,100g三千円から八千円まであった。確か80gを使ってるはずなので、この肉だけで元が取れるどころかお釣りが来る。

他のトッピングは、水菜(芯の部分と葉の部分)、白髪ネギ、鰹醤油に漬けた新生姜。これらを肉に巻いて食べると最高!はりはり鍋の応用とのこと。

この尾の身は最初に少し食べ、少しスープの熱が入って食べ、後半にまた食べ、という食べ方で肉の変化を楽しめる。これを食べると鯨は魚じゃなく、動物なんだなぁ〜という味がする。高級牛肉でも食べてる感じ。

いや〜これは素晴らしい。毎回、1日の限定数、10食に入るのに並ぶことが必要だが、これも食べないともったいない!

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。