1956年創業、大井町の老舗「永楽」の閉店騒動が起こったのは昨年5月。経営者側が一方的に「閉店」の告知をしてネットで話題になった。しかし、閉店ではなく経営譲渡ということで同じ名前で今でも継続営業している。一件落着して問題は収まったかに思えた。しかし4月5日に「新永楽」とも言える新店「丸八そば店」がオープンしたのだから驚き。しかも同じ大井町に!
「永楽」とこちらとの違いを比較するにはチャーシューメンであろう。ここの経営は大井町で人気の老舗「丸八とんかつ」(創業1955年)である。だからチャーシューメンの肉は別な部位を使っていたのだ。そして味の方は、“ほぼ”同等と思ってよい。この日は常連さんらしき人達が多く、帰り際、厨房に名前を呼んで声をかけていく人達が多かった。
ところでこちらでは「永楽」同様の「ラーメン」以外に新メニューとして「中華そば」も出してきた。これが地方の老舗食堂などで食べるような王道中華そばでなかなかいい。若い人が始める新店でこのラーメンを出してもどうかと思うが、そうした背景を知って食べるとなんだかとても味わい深い。若い人には作れそうでも作れないこの味。何が違うのだろう。新店なのに、歴史を感じさせる名店の誕生だ。
















