なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2020年12月21日の大崎裕史の今日の一杯

東京都八王子市八王子みなみ野

特製塩(写真)+醤油+鶏焼売+よだれ鶏+生粒黒こしょう飯+なめらかプリン

2020年12月10日、八王子みなみ野駅にオープン。
その駅、何線?と思った人も少なくないと思います。私も都内のあちこち食べ歩いていますが、知らなかったし、もちろんこの駅で降りるのも初めて。横浜線で八王子から二つ目。1997年開業なのに印象に残ってない。八王子ニュータウンなんですね。
そんな場所にオープンした新店ですが、何が話題かって、秋葉原の人気行列店「くろ㐂」店主・黒木直人さん全面監修なんです。しかもその会社というのが「備長扇屋」「魚や一丁」を始めとした多数の居酒屋・焼鳥ブランドを全国規模で展開している東証一部上場企業(資本金49億円)株式会社ヴィア・ホールディングス。「ちょっとお手伝い」とかのレベルではなく、黒木さんの本気度がわかる関わり方。ブログなどを見ていると転職するんじゃないかと思うほどの気の入りよう。監修と言うよりは支店に近い印象。もしかして役員になったりしているのかな?店長は秋葉原でしばらく修業していたようです。
ラーメンのタレ(塩と醤油)はもちろん黒木さん制作。塩のカエシは「饗くろ㐂」で今、使っている物。醤油のカエシは「紫くろ㐂」で使っていたもの。醤油は小豆島産正金醤油、ヤマヒサ醤油、ヤマロク醤油。塩は海(甘味)・山(苦み)・湖(深み)の三種類をブレンド。麺はラーメンには46%の多加水手もみ麺。来年発売のつけめんは平打ち麺。無添加の自然の旨味。サイドメニューも豊富なのに全面的に監修しています。元々、いろんな飲食店を立ち上げてきた経歴を持っているのでサイドメニューはお手のもの。
頻繁に来られる場所ではないので(家から店まで二時間以上かかる)できるだけ注目商品は食べておこうと選択したのは、この六品。
鶏焼売280円、特製鶏塩らーめん1100円、鶏醤油らーめん850円、よだれ鶏400円、生粒黒こしょう飯250円、なめらかプリン330円、計3210円。(油そばは23日から、つけめん2種は1月から発売)
雲呑や焼売の中身も店名に合わせて鶏で統一。(本店は豚)丼は有田焼。チャーシューは鶏が2種類でケイジャンチキンと鶏胸肉の低温調理。おいしかったので二杯目の醤油でチャーシュー増しにしようと思ったらケイジャンチキンを多く入れるとスープの味が変わるので辞めたとか。客単価上げるより、そこにこだわりますか。
らーめんもサイドメニューも35席ある大箱店とは思えないクオリティ。微に入り細に入り、黒木さんが細かく口を出し、修正し、まさに「全面監修」したのがわかる内容。このレベルで多店舗展開していったら面白い(恐ろしい?素晴らしい?)ことになりますね(笑)。組織力(資本力)と個人の技が合体するとどんな化学反応が起きるのか?今後が楽しみでしょうがないです。重箱の隅をつつくように難を言えば、もう少し近ければ・・・。(笑)
満席の場合は名前を書いて表で待つシステム。駐車場台数はそこそこありますが、駐車場担当のために専任を立てているほど、忙しそう。

お店データ

黄金拉麺 鶏のおかげ 八王子みなみ野店

黄金拉麺 鶏のおかげ 八王子みなみ野店

東京都八王子市西片倉3-1-10(八王子みなみ野)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。