この4月5日にオープンしたばかり。それなのに外観や店内も昔からあったような存在。出てくるラーメンもあえての「昔風」。店主も坊主頭に上下白のコスチューム。これもまた昔によくあったスタイル。一人ですべて行っており、麺は自家製麺で茹で上げは平ザル。
実は、この店主のラーメンは何度か食べている。東京ラーメンショーの新人王グランプリ。そして鳥居式らーめん塾。そのどちらでも自分でやりたいラーメン(つまり今回のようなラーメン)を提供している。そのやりたいラーメンというのは「オーソドックスな中華そば」である。店主が一番好きなのは鵠沼海岸時代の「支那そばや」だったらしい。
提供するラーメンは「支那そばや」を目指してるわけではなく、実に王道を行くシンプルなラーメンだ。彼の作るラーメンはチャーシューがおいしかった記憶があるのでチャーシューめん830円を注文。
自家製の麵は今風のこだわりきったものではなく、そんなに個性があるわけではない。むしろ製麺所に頼んでも十分なのでは?と思えるが、自分の思うままに作りたかったのだと思う。スープはあっさり醤油味。動物も魚介も柔らかい。
駅からちょっと距離があり、電車に乗って来る人にはツライ立地だが、近くの人には馴染みになって貰えそうな味わい。東京ラーメンショーや鳥居塾での印象では接客が心配だったが、そつなくこなしていた。
頻繁にマスコミに登場するような味わいではないが、こういうラーメンが新店として出てきたことに嬉しさも感じる。ゆるやかに応援していきたい。

















