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2016年9月27日の大崎裕史の今日の一杯

東京都大田区大森

ラーメン

「喜楽」と言ったら渋谷である。それくらい渋谷の「喜楽」は有名だ。しかし、「喜楽」は渋谷だけではない。大森にもあるのだ。ん?名前が同じだけでしょ?というなかれ。まずは食べてみて欲しい。そうすると「永楽」(大井町)のことも思い浮かべるはず。そんな疑問をラーメン仲間が教えてくれたので引用する。
「大森の喜楽の先代と渋谷の喜楽の先代は一緒に台湾から日本に出てきた仲なんです。(大森の娘さんに確認済)
また大田区南馬込三丁目にあった喜楽(閉店)の3代目に聞いたのですが、二人とも大田区中央二丁目付近にあった喜楽大飯店という店で修行して独立したそうです。大井町の永楽も喜楽大飯店出身。
喜楽大飯店の主人は台湾から出てきた人達の面倒を見てどんどん独立させていったのですが後継者には恵まれず、昭和60年代に閉店したそうです。」
ということなのだ。
実は大森の「喜楽」は複数回来ている。そしてお店の人に「渋谷の喜楽と関係あるんですか?」と聞いたこともある。その返事は「関係ないです」だった。ラーメン仲間の回答が正しいとすると「関係ない」というのはある意味正しい。でも、「そういう関係だったんだ」と納得できる味である。麺は中細麺の柔目。スープはあっさり醤油味に焦がしネギが特徴。今でも600円でラーメンを提供してくれているのは嬉しい。渋谷の「喜楽」や「永楽」はどこかで進化(変化?)したのだと思うが、ここはおそらくそのままずっと来たのではないのだろうか?今でも賑やかに流行っている。
ちなみに創業は渋谷よりも古いらしい。

お店データ

中華料理 喜楽

中華料理 喜楽

東京都大田区大森北1-7-4(大森)

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    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。