朝、目が覚めると枕元に置いてあるiPhoneでラーメン情報を眺める日課。ある日、ボンヤリした頭で眺めていると「空ノ色」という店名が・・・。こりゃ大変、「ソラノイロ」店主の宮崎さんに「パクられてるよ」と伝えないと、と思ったがどうやら「ソラノイログループ」の新店だとわかった(笑)。
「どうして今度は漢字なの?」と聞いたらこう返ってきた。
『元々ソラノイロという店名は、“色即是空空即是色”から取っています。僕の原点も豚骨一風堂ですから、豚骨をやるにあたって原点に戻って、という意味合いです。」と。一風堂で10年以上修業し、独立したときに何度も何度も言われたであろう「豚骨じゃないんだ」という言葉。彼なりの意地やプライドがそうさせたのだろう。豚骨自体は京橋時代や池袋でも出しているが、創業10年目の今年、改めて豚骨に向かい合うと言うことなのだろう。
2021年3月17日オープン。
地図を見てみると行ったことがある場所。知る人ぞ知る「中華そば ざ銀ざ」(その後「立呑みラーメンバルZAGINZA」へリニュアル)の場所。そこに行った時も住宅街だったので「こんな場所で・・・」と思ったものだが、そんな意外な場所だった。
今回は「淡口豚骨」というコンセプト。今回、店長になる人のTwitterを見るとオープン前にこんな投稿を。
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1日目
安全食堂
ふくちゃんラーメン
げんこつ
丸幸ラーメンセンター
丸星ラーメン
2日目
いちげん。
大臣閣
もとむら
丸好
久留米荘
大砲ラーメン
shinshin
一風堂本店
3日目
ひろせ食堂
清陽軒
ラーメン八
モヒカンらーめん
八ちゃん
とても勉強になった
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博多ー久留米ー佐賀を巡る素晴らしい豚骨ラインナップ。名店ばかり。もちろん、この食べ歩きの際は新店のコンセプトは決まっていただろうし、これらの店を食べたことによって方向性が変わったこともないと思う。でも、「とても勉強になった」という最後の一文は間違いないと思う。この新店に後々、いい効果が出てくると思う。
さて、前置きが長くなったが、上記のような食べ歩きができる店長と宮崎さんのコンビで「?」となるようなラーメンが出てくるはずがない。頼んだのは特製淡口豚骨ラーメン1080円。博多とも久留米とも佐賀とも違う豚骨ラーメン。かといって、豚骨清湯でもない。清湯と白湯の中間くらい。まさに「淡口」豚骨だ。ありそうでなかった豚骨ラーメン。そして、これが実においしい。「クサウマ」ではなく、やさしい豚骨。でもしっかりうま味もある。
「こう来たか〜」と思いながらスープを飲み干したら『祈願 皆様の健康』という文字が・・・。泣けるじゃないか!でも、健康のためにはスープは飲み干しちゃいけないような気もするが、それでもやっぱりおいしいスープは飲み干したい!
「淡口豚骨」、いけるかもしれない。帰り際、その店長にこの日はまだ出してなかったメニューのことを聞いてみた。「濃厚豚骨は久留米風ですか?」すると「いえ、呼び戻しはしないつもりなので」とマニアックなカエシが・・・。これはまた「濃厚豚骨」を食べに来る楽しみが増えた。
















