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2022年3月31日の大崎裕史の今日の一杯

東京都千代田区東京

清湯そば

2022年3月22日、東京駅丸の内南口駅前のJPタワー KITTE B1Fの「ラーメン激戦区」内にオープン。他には「松戸富田麺絆」(とみ田グループ)、「極上中華そば 福味」(せたが屋グループ)、「東京スタイルみそらーめん ど・みそ」、「四川担担麺 阿吽」などが出店中で、「博多一幸舎」の跡地。正直、他は有名ブランドで実績も知名度もある中、意外な一軒が新規出店、という感じがした。人形町と新宿に出店している「駄目な隣人」を展開する株式会社ZOTの新ブランド。人気急上昇中とはいえ、昨年オープンの新店である。売り込みだったのか、担当が気に入っていたのか、出店経緯を聞きたくなるセレクト。(他店との実績と知名度の違い、という意味のみで)
店の前に立っても祝花が多いからか、店名が目立ってない。もう少しわかりやすくすると良さそう。
主なメニューは清湯そば900円、ざるそば(粗挽き・平打ち)900円、土鍋ごはん150円、牛ひつまぶし600円、他。
「駄目な隣人」同様、生卵と山本海苔店の海苔が食べ放題。土鍋ご飯もおいしいのでご飯を食べる人にはいいサービスだが、ラーメンまたはつけ麺の人は、海苔ならなんとか食べられるが生卵はスープを変えてしまうのでなかなか食べ難い。食べるとすると後半、生卵を加えて味変、という食べ方か。卓上調味料がないので卵かけご飯としては食べられるのだろうか?
清湯そばの食券を購入。八角形のトレイに乗ってラーメン登場。もともとお盆が席に置いてあるので二重になる。スタッフが運ぶ際に熱々で持てないのを避ける工夫なのかも。
具は低温調理の豚肩ロースチャーシュー2枚と牛チャーシュー1枚、極太めんま、白髪ねぎ、細青ねぎ、柚子皮。
スープは清湯醤油味。5種類の煮干し(瀬戸内産鯖節・鰯煮干し・鰹節・宗田鰹節・ムロアジ)と日本橋出汁、本醸造濃口醤油をブレンド。仕上げに煮干鶏油。メンマはお茶と薄口醤油で煮込んでるらしいがまったく気づかなかった。。。
麺は菅野製麺所製のストレート中細タイプでやや独特。最初、合ってるかな?と思ったが食べ進むにつれ、いい組合せだと思った。
麺を食べ終えて、普通なら数口飲んで帰ることが多いが冷めてくるに従ってどんどんスープがおいしくなり(和風が目立ってくる)、とうとう完飲してしまった。しかもこの余韻がなかなか素晴らしい。また来たくなる後を引く味わいだった。私好みの煮干し・節の使い方。つけ麺も食べてみようかな。
この前に一軒振られているので(よくあること)、並びの「福味」で上海ねぎまぜそばを食べて帰社。

お店データ

かね田

かね田

東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE丸の内B1F(東京)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。