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2022年12月24日の大崎裕史の今日の一杯

神奈川県横浜市青葉区青葉台

塩わんたんらぁ麺(1300円)

らぁ麵 すぎ本@青葉台(横浜市)

2013年12月15日、杉並区鷺宮にオープン。
店主はラーメンの鬼・佐野実さん最後のお弟子さんで「支那そばや」出身。
ミシュラン東京2017でビブグルマン受賞。2018年4月より自家製麺に。
2020年8月21日、青葉台へ移転。
2022年4月4日より休業し、4月23日リニューアルして営業再開。

リニュアル前に店主はSNSでこう書いている。
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本当に食べたいラーメンらしいラーメンとは何か?

ずっと頭にあった理想のラーメンを提供するために今回、丼・レンゲを一から作り、麺・スープ・具材や量など、すべて見直しました。師匠である佐野実がやっていたことを現在の技術や食材で“僕なり”に表現していきたいと思っております。
最近流行りのラーメンとは大きく違う感じになりますが、ぜひ楽しんでいただければと思います。
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具体的には、
・ノーマル価格900円を1100円に
・スープ量360ccを500ccに
・麺量150gを175gに
・鶏チャーシューを辞め、焼豚と煮豚に変更
・食材見直しなどなど

具はチャーシュー2種(ガリシア栗豚の肩ロース煮豚と豚肉モモの焼豚)、メンマ、青菜、みじん切りねぎ。
いやはや、もう言葉は要らない。(って、随分長い説明を書いてしまいました)
優勝です!
本当に食べたいラーメンらしいラーメンでした!

「原点回帰」というような簡単な言葉では言い表せない何か。
師匠である佐野さんが現役時代に作りあげ、店主の杉本さんが惚れ込んだ味。
それを、今この時に、経験を積んだ杉本さんが表現したラーメン。
ぐるっと一周して同じ場所に戻ってきたような感じであっても、
立ち位置が違う。すでにステージは何段も上がっている。
原点に返ってきたが、時代背景や経験・技術も違う。
だから同じようで同じではない。2022年の「すぎ本」なのだ。
佐野さんが多くの清湯系店主に影響を与えたように、
「すぎ本」のらぁ麺が、今回のリニュアルが、
2023年以降のラーメンに大きな影響を与える。
そんな気がする。

お店データ

らぁ麺 すぎ本

らぁ麺 すぎ本

神奈川県横浜市青葉区桜台26-1(青葉台)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。