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2021年7月29日の大崎裕史の今日の一杯

東京都青梅市日向和田

つけ麺+出汁卵(+わんたん入り塩らぁ麺)

湯河原の「飯田商店」一番弟子として2021年2月28日にオープンするや、大行列どころか、整理券早朝配付という大人気店に。開店約一ヶ月経った3月に行き、醤油と塩を連食。そして先日、2回目の訪問。
目的は新メニューの「つけ麺」と塩の再食。

前回は、「飯田商店」スタッフとなぜか「支那そばや」の史華さんがサポートに入り、オープン初日ならそういう光景を目にすることもあるが一ヶ月経ってこの恵まれた環境は甘やかしすぎなのでは(笑)?と思ったほど。(^^;

今回はたぶん店舗採用のスタッフで構成。変化としては、新メニューとして「つけ麺」が入った以外に「焼売」や「おにぎり」が無くなっていたこと。代わりにご飯物(TKG)が増えていた。

さて「つけ麺」1350円に出汁卵100円を付けて注文。
麺は2種類の合い盛り。黒い麺は小麦粒外側を使用したもの。そのまま食べて香りを楽しみ、その後、つけ汁に浸けて食べる。白い麺は小麦粒の真ん中を使用したもので、最初は塩を付けて、次につけ汁に浸けて喉越しと甘味を楽しむ。どちらの麺も素晴らしい。

麺皿の上にある小皿の左は酢橘と塩、右側は小麦麺の刺身(酢橘の皮と土佐醤油の香り付き)。
左上の皿には出汁が入っており、追加トッピングの出汁卵もこちらに入る。麺を1/3〜半分ほど食べたら、これを麺の上にかけ、混ぜ合わせて麺を食べる。その際に卵黄は白い麺と合わせるのがいい。酢橘は麺に搾っても何度か食べた後のつけ汁に絞ってもいい。絞り終わった酢橘をお冷やに入れて最後にさっぱりするのも一つの方法。

そしてメインの食べ方として、出汁が絡んだ麺をつけ汁に浸けて食べる。いろんな食べ方で楽しむ手法は「飯田商店」同様、麺のワンダーランドとして楽しめる。面倒、と思う人にはラーメンをオススメ。

そして私が食べたときはスープ割りが無かったので他の人に聞いたらお冷やで割って飲んだという。なるほど、それは斬新な発想だ。そこには気が付かなかったのでなんかこう心残りというか、気分的に締められない感じがしていた。三本締めで「パンパンパン、パンパンパン、パンパンパン、空振り」と最後の「パン」がない感じ(変な例えですみません(^^;)

ところが最近、スープ割りが出たみたいで情報追加。
出汁割り・焙煎小麦茶セット150円。「別料金かぁ〜」と言う人にはラーメンをオススメ(2回目)。
和風出汁と小麦をローストして煮出したお茶。これは、また行かなきゃ。

そして、せっかく来たのでわんたん入り塩らぁ麺1400円を再食。前回もおいしかったがいろいろ変化しており、さらによくなっていた。麺は細くなった気がしたがなめらかでしなやかな細ストレート。固麺好きの人は好みが分かれそうだが、私は問題なし。
背脂の使い方とか、面白い。チャーシューも皮がパリッとしためちゃウマの鶏肉(日替わりでこの日は山水地鶏)もワンタンも素晴らしい。

方向性が似ているため師匠である「飯田商店」と比較されるといろいろと可愛そうだが、さすがの一番弟子、超絶新店です。

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。