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2019年8月4日の大崎裕史の今日の一杯

東京都港区浜松町

煮干しソバ

2019年3月18日にオープンしたばかりの「なかた屋」が急に閉店したと思ったら、同じ場所で2019年7月22日にこの店がオープン。経営は同じで券売機のチケットには「なかた屋」と印字されていた。(^^;
青森県に2軒ある「なかた屋」の系列で、2012年11月には兵庫県西宮にも進出しているが今年閉店。
本店は背あぶら節系ソバなどが人気だったり、限定で家系を出したり、器用なようだ。
リニュアル後は濃厚煮干し専門店になり、「煮干しソバ」800円を注文。
青森から出てきて濃厚味のみは珍しい。しかも和え玉もある。青森にまだ和え玉はないはず。都内をよく研究している、と言ったらいいのか。
女性スタッフがなかなかの好感接客。表が暑かったので「どこが涼しいですかね?」なんていうワガママ質問に的確に答えてくれた。先客0だったのも助かった。エアコンが効くところに着席。
私は食べ物を食べられない物に例えるのがあまり好きではないが、いわゆる「セメント系」と呼ばれる煮干しラーメン。誰が言い始めたかわからないが、まさにその名の通り「セメント色みたいなスープ」なのだ。その最初に言った人が言わなかったとしても、他の人が言い始めたであろう程に「セメント」っぽい。(笑)
麺は三河屋製麺の細目固めで煮干し系によくあるタイプ。チャーシューがよく煮込まれて味濃いめでご飯が合いそうなうまさ。
食べ終えた頃に店主が挨拶に来た。店長ではなく、店主だったので少し驚いたがそれだけ力を入れているのだろう。青森に本店があって私のことを知っているというのは首都圏をよく研究しているということになる。「青森には和え玉がないですよね?」なんていう意地悪質問をしてみたら「うちは弘前なんですよ」と返ってきた。「青森と弘前」は「会津若松と喜多方」「燕と三条」並に仲が悪いと聞く。そのあといくつか聞きたいことがあったのだがどやどやとお客さんが入ってきたのでこれ以上はお邪魔と店を後にした。

お店データ

煮干し屋 香良

煮干し屋 香良

東京都港区芝1-3‐4(浜松町)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。