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2015年9月25日の大崎裕史の今日の一杯

広島県広島市中区胡町

中華そば

私が広島で一番好きだった「すずめ」が今年の4月に閉店してしまったのは衝撃的だった。しかし今度は7月に実に驚きのニュースが舞い込んできた。「すずめの店主がラーメンで復活!」「えっ?!体力の限界ということで閉店したはずなのに復活?!」親友の中華料理店「冠生園」でラーメンを担当して提供しているという。もちろん広島出張の際に行ってきた。一見普通の中華料理店。メニューにその「中華そば」600円があった。しかも「あのすずめの味が当店で復活」というようなことがちゃんと書いてある。これは驚きだ。味の方は・・・・?全盛期の「すずめ」には及ばないがまさしく「すずめ」を思い出させる味であった。しかも後継店の「めじろ」よりも「すずめ」に近い味だったように思う。そりゃあ、もちろん同じ店主が作っているのだから「似ている」というよりも「同じ」であるはず。ところが、環境の違いなのか、あるいは体調の問題なのか、全盛期の「すずめ」にはもうちょっとのような印象。ただし、「すずめ」は飛び抜けていたので、そこに及ばずともおいしいラーメンであることには間違いない。
帰り際に「元すずめ店主」が出てきたので聞いてみたら「この環境だったら私でもギリギリラーメン作りができるので」ということで親友と一緒にやれるからこその復活となったようだ。嬉しいことだ。

お店データ

冠生園

冠生園

広島県広島市中区幟町7-23(胡町)

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    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。