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2018年11月8日の大崎裕史の今日の一杯

東京都千代田区東京

抜群煮干しらーめん

東京ラーメンストリート、2018年10月30日オープンの新店。入れ替わり2軒のうちの一軒。「喜蔵」の場所に入店。
「つけめん玉 品達店」が2018年4月24日オープン、「ラーメン玉 赤備 アクアシティーお台場店」が2018年9月13日オープン、今年だけで都内のラーメン集合施設、3店舗目。いったいどうしたの?というくらいに勢いのある店。どういうところに目を付けてどういう基準で選択しているのか、非常に気になるところである。しかも、「つけめん玉」ではなく「らーめん玉」である。今のところ、つけめん封印。同施設人気店「六厘舎」に遠慮してのことだろうか?むしろ対抗して欲しいのだけど。
この日(平日11時半過ぎ)も「六厘舎」は大行列(推定50人くらい)。こちらは14人待ち。どの店も行列ができており、都内屈指のラーメン集合施設といえよう。

本来、つけめんがウリでスタートした店舗だが、「玉」(台湾含み4店舗)、「赤備」(2店舗)、「三三七」(味を変えて2店舗)、「超大吉」(1店舗)、「バラそば屋」(3店舗)とブランド展開。味も様々なものを用意している。(そして今回、とうとう「環2家」を公表。HPには載ってない。)

メニューは濃厚煮干し(とろりそば)830円、醤油煮干し(さらりそば)780円、辛とろりそば930円、東京駅限定「抜群煮干しらーめん」1000円などとそれぞれのトッピング追加メニュー。基本メニューであり、推し麺らしい「とろり」にするか、品達の辛いのがすごくおいしかったので、辛とろりにするか、シンプルなさらりにするか、迷ったが東京駅限定の「抜群煮干し」にした。三種類食べてみないと比較のしようがないが写真を見ての判断だと「抜群」は「さらり」と「とろり」の中間的なスープ。デフォで味玉入り(券売機やポスターの写真が味玉に見えず、違う食材が入ってるように見えた)、チャーシューの形状も他のメニューと違っていた。麺は細ストレートパッツン系。煮干しが飛び抜けているわけでもないし、あっさりでもない。弱いながら煮干しとしての個性はある。いろんな人達が訪れる店のメニュー-として最大公約数を果たしているのではないか。近くにあったら頻繁に行きたくなる。「つじ田」と同様に精鋭を集めたのか?と思えるくらいにラーメンも接客も良かった。
店主にあとで確認したら『「抜群」は濃厚と醤油の倍の煮干を使っています。東京駅店の特徴的な部分は全て弱火でじっくり煮干ダシをとっているところですね。強火でガンガン行く煮干らーめんとは全然違うと思います!』とのこと。真似をしないこと、トレンドに乗らないこと、が店主の信条なので今流行りの煮干し系とはやはりどこか違う。他のメニューも食べてみたくなった。

お店データ

東京煮干し らーめん 玉 東京駅店

東京煮干し らーめん 玉 東京駅店

東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街B1F 東京ラーメンストリート(東京)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。