旨味麺 築一@銀座(元祖帆立白湯らぁめん)
4月21日にあの銀座路地裏行列店「篝」の2階にオープン。
行列店の近くに出店することは戦略の一つとしてあると思う。しかし、行列店の「上」に出店ということはかつてあっただろうか?大家さんとしてもそうはしたくないだろうし、下の店もそう安易にOKを出さないと思う。しかし、そんな「常識」が簡単に覆され、しかも新コンセプトラーメンが登場したのだから「下の関連店?」と思うのが普通だ。しかし、今日の所はその確証を得られてはいない。
無添加をウリにしており、しかも基本メニューが「帆立白湯」と「海老赤湯」。「醤油と塩」という時代が過去になりつつある。そして基本の帆立白湯らぁめんは990円という「千円の壁」に手が届いてしまった。
出てきたラーメンは今風のオシャレな器に、これまた今風の「スープ少なめ」で登場。少なめではあるがその濃密さと旨味に溢れたものを口に入れると言おうとしていた「高い」という言葉も忘れてしまう。帆立ポタージュだ。まったりとろ〜んとしたスープは帆立の甘味を十分に感じさせ、これがラーメンではなくスイーツであるかのような錯覚を覚える。
ラーメンにお決まりのチャーシューの替わりは帆立片面網焼きが4個。目黒大鳥神社の奥にある寿司「いずみ」の店主は、寿司を食べる時にネタを舌に当たるように食べることを強く薦める。この帆立は生の方を舌に当たるように食べて欲しい。舌にのせて軽く帆立をくるりと舐める。生はエロイ。そして上面が焼いてあるのでその香ばしさが鼻腔をくぐり抜ける。逆だと「生の感触」も「焼きの芳香」もイマイチ。
麺は菅野製麺の極細麺。柔らかめだがその分、帆立ポタージュを纏い、唇を濡らす。啜るためにすぼめた唇がフィルターとなり、とろりとした液体は器へと戻ってゆく。一方、フィルターを通り抜けた液体はその旨味を口内に発散させる。
後半、スプーンに盛られた媚薬、もとい柚子おろしを加えてさっぱり感を演出するが濃厚なスープ故にそれも叶わず。
990円ではあったが、満足のできる一杯だった。そしてもう一つの「海老赤湯」も頼んでみたが、こちらは正直、未完成?と思ってしまった。帆立白湯が良かっただけに残念。
店を出ると「篝」の行列は路地を通り越し、通りにまで伸びていた。ざっと30人。どうやら昨日テレビで紹介されたようだ。
















