コロナ禍が大きな影響を与えたラーメンの世界。数少ないポジティブな影響の一つに「朝営業の拡大」があった。緊急事態宣言の終了と共に元の営業時間に戻す店も多いものの、「洞くつ家」はコロナ禍で始めた「朝6時からの営業」をそのまま続け、現在は6時から23時までの17時間営業になっている。
2003年に開店し、移転を挟んで18年の歴史を持つ。「吉祥寺武蔵家」「武道家」と、個性ある味の家系ラーメン人気店がひしめく吉祥寺。朝営業を始めた「洞くつ家」が、営業時間的には一歩リードした形に。私は15年ほどご無沙汰していたが、朝ラーの事を思い出したら久々に食べたくなり、平日の昼前に再訪。
ラーメンとライスの食券を渡して待っていると、どんどんお客さんが入ってくる。その世代は幅広く、私より年上と見受けられる女性グループが連れ立って入ってきて、この店が吉祥寺で馴染まれている事を実感する。豚骨醤油ベースのスープは濃いだけでなく、厚みを感じて奥深いまろやかな味わい。丼の底に、粉状の豚骨の欠片が沈んでいるのを発見。博多ラーメンの店などではしばしばみかけるが、家系ラーメン店では珍しい体験。豚骨の力強さが、スープに舌に反映しているようにも思えてくる。スープを纏って滑らかな酒井製麺の中太麺を一気に啜って、残ったスープでライスも堪能しました。
厨房を見ると、店員さんが力強くかき混ぜている大きな寸胴には、豚骨がスープの上に見える程組み上げられていた。あれだけの豚骨を使っていれば、このパワフルな一杯も納得です。
















