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2022年12月19日の山本剛志の今日の一杯

東京都世田谷区下北沢

シン・ゲンコツらあめん+佐賀海苔4枚(1,310円)

1992年に高円寺で創業し、チェーン展開を進める「らあめん花月嵐」。今年で創業30周年ということで様々な取り組みをしている。その一つが4月に開店したこの店舗。同じグロービートジャパン社(GBJ)が手掛けていた「CHABUTON」から「らあめん 花月嵐 EVOLUTION」へブランドチェンジ。通常の花月嵐とは一部メニューが異なっているが、基本の「嵐げんこつらあめん」や、限定メニューは同様に提供している。
 その限定メニューとして12月に登場したのが「シン・ゲンコツらあめん」。2年前から花月嵐で度々コラボメニューを提供したり、12/12に大和市で開店したGBJの「ラーメン将太」をプロデュースした、飯田商店の飯田将太店主がこのメニューの「総監督」を務めたという。
 このメニューは飯田商店の味再現ではなく、「ニンニクげんこつラーメン」を看板に成長した花月嵐が、30周年の締めとして、「ゲンコツ」を再解釈した一杯という位置づけになっている。「シン・ゲンコツ」はラーメンとチャーシューメン、そして「佐賀海苔」のトッピングの組み合わせで販売。ならばと佐賀海苔付きで注文。
 スープは豚肉と、ゲンコツを含む豚骨を水だけで煮出したとの事。そこにタレや油を加えることなく、塩だけで味付けした、何ともストイックなスタイル。以前の飯田商店コラボと同様に、しっかり茹でて滑らかな麺を合わせているので、花月嵐の通常メニューを期待して食べるメニューではないと思う。脂を少し含んだチャーシューが淡いスープに絡んでまろやかさが加わり、3粒だけ乗った「アンコールペッパー」を噛めば口の中がピリッと引き締まる。
 別皿で提供される「佐賀海苔」はスープに浸すと溶け始める。その香りがスパイスのようになり、麺を絡めて啜れば食感がアクセントになる逸品。
 映画のヒットで「シン・○○」という表現が広まった。今回の「シン・ゲンコツらあめん」は、ゲンコツが持つ味わいの「新」だけでなく、「真」や「芯」という意味も含ませていると思える。花月嵐と飯田将太店主の「シンクロ」を楽しみたい人に向けた新しい提案と感じました。

お店データ

らあめん花月嵐 下北沢駅前店

らあめん花月嵐 下北沢駅前店

東京都世田谷区北沢2-10-10(下北沢)

このお店の他の一杯

    山本剛志
    山本剛志

    ラーメン王。ラーメン評論家。1969年東京都生まれ、千葉県出身、東京都江戸川区在住。2000年放送の「TVチャンピオンラーメン王選手権」で優勝。20年間で全国47都道府県の約10000軒、約15000杯を食破。現在も年に500杯前後のラーメンを食べている。「アメーバトップブロガーとして「ラーメン評論家 山本剛志のら~マニア共和国」を毎日更新中」。KADOKAWA「ラーメンwalker」百麺人。他、各所で活動中。