なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2017年3月3日の大崎裕史の今日の一杯

神奈川県横浜市中区関内

蟹シリーズ第2弾。(第3弾まであります)
昨日の「さんじ」の師匠的な存在となるのがこちら。元々はスナックを間借りして始めたランチのラーメンが好評で店を持った。その時に好評だったのは煮干しだが、最近はこの「The Mad」シリーズも大人気。大阪の布施に姉妹店を出しており、そちらでも提供しているメニュー。2015年辺りから「マッドクラブそば」として出していたようだ。
私が食べたときは「THE MAD & Oyster」950円というメニューで、このメニューはすぐに無くなってしまった。「The Mad & Shrimp」なども出しており、変化球としての一品。そういう意味では直球の「THE MAD」が準定番メニューとして提供中。「マッド」はマッドクラブ(ノコギリガザミ(鋸蝤蛑):泥蟹)のことでそのスペルは「mud crab」である。しかし、材料をふんだんに使い、まさに「狂気のごとく」使っているのであえて「Mad」を使っているとのこと。アメリカに「Mad Crab」という店があるように、そういう使い方をしている人もいるということだろう。こちらは鶏や豚を使っていない濃厚系で明日紹介予定の店も含めて、三者三様で実に面白い。麺は低加水細麺。うずら味玉など、「さんじ」はこちらの影響を多分に受けている。というか、いろいろ「さんじ」が教えてもらったらしい。1月上旬に「さんじ×灰汁中華丿貫」コラボ営業をした際には50人を超える大行列で2時間近く待った人もいるとか。この店の存在や影響力はだんだん大きくなっている気がする。
低温調理の薄切りチャーシューも実においしい。和え玉には黒酢の和え玉、シュリンプカレーの和え玉とあり、近かったら、完全にはまりそう。

お店データ

灰汁中華 丿貫 福富町本店

神奈川県横浜市中区福富町仲通2-4(関内)
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2019年4月末現在約12,500軒、約25,500杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。