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猛烈な夏の日差しの中、例によって休日出社(20日)。電車は子供連れで充満、日曜とはいえ、また一段と多いと思ったら……夏休みなんですな。気付けば梅雨も明けているし……どうも働きづめで、曜日感覚はおろか、季節感も失われてきました。お昼といっても完全にネタ切れ、おとなしく(?)「品達」あたりへ。 品川駅も歩道も「品達」も、子供連れで大変な混雑。お目当ての店は2軒とも「満席」、待とうにも、両方とも家族連れが多くて回転悪そうだし。ま、美味しいのになぜか空いている「きび」へ。 入口の券売機で「鴨つけめん」(900円)をポチッとな。ビニール・カーテンで仕切られた店内、いかにも冷房の利きが悪そうですが、ガンガン扇風機が回っており、その近くに座ればさほど暑くもありません。丼は、約7分で到着。 では、つけ汁を一口……鴨の脂が独特のコクを感じさせますが、それを甘く濃いカエシで受け止め、鶏ガラと柚子の風味でサラリと鴨特有の「しつこさ」を受け流すようなバランス。逆に言えば、柚子と弱めのベース・スープを無視すれば、ハッキリ言って「鴨南蛮そのもの」といっていい味ですな…… 麺は角とりした太麺弱縮れ。モッチリとした歯応えに、やや強めのコシがあり、噛むほどに甘みが溢れる、なかなかの一品。コイツをつけ汁につけ、ズバァ〜〜ッといきますと……ツルリとした麺肌のせいか、カエシ濃いめのつけ汁を適当にはじき、両者の甘みがシナジーしながら、サッパリと口の中からフェードアウトしていきます。強いて例えれば、コシの強い讃岐うどんに「鴨南蛮」のタレをぶっかけていただいているような、そんな感覚。日本人なら、「不味い」と思う人はまずいないでしょうな。 具材は、つけ汁に沈む鴨肉にメンマ。鴨肉は十分煮込んでアク取りしてあり、独特なクセ・臭みもなく、「鴨」にしてはサッパリと美味い。この店自慢のメンマも、上々の出来。最後にスープ割りをお願いしますと、ベースの鶏ガラの旨みが強まり、全体の味が丸みを帯びて……いや、こりゃ美味い。このバランスで、ラーメンにした方がエエンではないかな……そんな気がするほど。 「きび」流の、「鴨南蛮」への「オマージュ」とも言える一品。「鴨」のクセを上品に押さえ込み、サッパリと仕上げた手腕は見事です。例によって、日本人の「機微」(きび)に訴えかけるその手法、心憎いばかりですが……しかし、スープ割り後のバランスに、さらなるオリジナリティが感じられます。ま、オマージュとしてはこういう採点となりますが……「ラーメン」化した一品を是非食べてみたい、そんな気がしたオジさんでした。
品川駅も歩道も「品達」も、子供連れで大変な混雑。お目当ての店は2軒とも「満席」、待とうにも、両方とも家族連れが多くて回転悪そうだし。ま、美味しいのになぜか空いている「きび」へ。
入口の券売機で「鴨つけめん」(900円)をポチッとな。ビニール・カーテンで仕切られた店内、いかにも冷房の利きが悪そうですが、ガンガン扇風機が回っており、その近くに座ればさほど暑くもありません。丼は、約7分で到着。
では、つけ汁を一口……鴨の脂が独特のコクを感じさせますが、それを甘く濃いカエシで受け止め、鶏ガラと柚子の風味でサラリと鴨特有の「しつこさ」を受け流すようなバランス。逆に言えば、柚子と弱めのベース・スープを無視すれば、ハッキリ言って「鴨南蛮そのもの」といっていい味ですな……
麺は角とりした太麺弱縮れ。モッチリとした歯応えに、やや強めのコシがあり、噛むほどに甘みが溢れる、なかなかの一品。コイツをつけ汁につけ、ズバァ〜〜ッといきますと……ツルリとした麺肌のせいか、カエシ濃いめのつけ汁を適当にはじき、両者の甘みがシナジーしながら、サッパリと口の中からフェードアウトしていきます。強いて例えれば、コシの強い讃岐うどんに「鴨南蛮」のタレをぶっかけていただいているような、そんな感覚。日本人なら、「不味い」と思う人はまずいないでしょうな。
具材は、つけ汁に沈む鴨肉にメンマ。鴨肉は十分煮込んでアク取りしてあり、独特なクセ・臭みもなく、「鴨」にしてはサッパリと美味い。この店自慢のメンマも、上々の出来。最後にスープ割りをお願いしますと、ベースの鶏ガラの旨みが強まり、全体の味が丸みを帯びて……いや、こりゃ美味い。このバランスで、ラーメンにした方がエエンではないかな……そんな気がするほど。
「きび」流の、「鴨南蛮」への「オマージュ」とも言える一品。「鴨」のクセを上品に押さえ込み、サッパリと仕上げた手腕は見事です。例によって、日本人の「機微」(きび)に訴えかけるその手法、心憎いばかりですが……しかし、スープ割り後のバランスに、さらなるオリジナリティが感じられます。ま、オマージュとしてはこういう採点となりますが……「ラーメン」化した一品を是非食べてみたい、そんな気がしたオジさんでした。