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13:00頃訪問。店外待ち4名の列に接続、15分程待ってからの入店、着席となった。店内はやや小ぢんまりとしており、L字型カウンターのみが設けられている。殺風景な内装だが、窮屈さは無く居心地は悪くない。店主さんと女性1名による切り盛りで、接客は非常に感じの良いものだ。

本メニューを選択。暫く待って中華ソバの小さめの丼が配膳された。和え玉は、自分のタイミングで頼むスタイル。

スープは、如何にも超濃厚煮干系らしい若干緑色がかった灰色。粘度は無く、表層には適量の液体油。
飲んでみると、極めて濃厚な煮干の風味旨みがスパーク、口中を満たしまくる。強い苦み、えぐみ等が感じられる程で、かなり食べ手を選ぶと思われるが、このバランス感覚というものを捨象した生々し過ぎる煮干感は実に魅力的。見事の一言に尽きる。この系統が好きな人にはたまらない事だろう。
一方、ベースとなっている動物系出汁は、濃厚という程のレベルでは無く、余計なクセや重さは無いのだが、十分なコクをもたらしている。奥底に仄かに感得される甘みと共に、味をしっかりと支えている。
カエシは適度に立っている。予想に反して過度のショッパさ、トガりは抑えられているが、何ら不足の無いキレとヒキを生み出しており、実によくレンゲが進む。結局、ほぼ完飲してしまった。
 
麺は、お手本的な低加水率のストレート中細麺。
食べてみると、茹で加減は結構硬めで、非常にしっかりとしたコシと歯応えを有している。密度感を伴うザクザク食感が実に心地良く、咀嚼と喉越しを存分に楽しむ事が出来る。小麦の風味旨みも明瞭に感じられる紛れも無い上質の麺だ。スープとの相性も申し分無し。
量は、丼が小さめの割には普通位入っており、和え玉と合わせると自分には十分な満腹度。
必然的にスープ量が少ないのだが、このクオリティのスープを大盤振る舞いする訳にも行かないだろう。
 
具として、チャーシューは中々立派なサイズのブロックが2つ。脂身が端に適度に付いているもの。食べてみると、赤身部分は固く非常にしっかりとした歯応えだが、パサつきやスジっぽさは皆無。噛み締めると、良質の肉の旨みを存分に味わえる。醤油ダレによる味付けも適度で非常に美味。
刻み玉葱は適量が中央に盛られるが、その風味、食感はこの系統に必須と言える存在感を放っている。
他に、風味豊かな海苔が1枚。
具は以上のみとシンプルな構成だが、十分に完結しており何ら不満は覚えなかった。
 
なお、和え玉は、丼内の固形物を大方食べ終えたところで頼んだ。
容器の底には少量のタレが存在し、麺の上には、魚のほぐし身と刻み玉葱が乗せられている。最初に混ぜる事を推奨されているので、その通りにして食べ始めた。
当然ながら、麺はラーメンよりもさらに強いコシと歯応えが感じられ、一層の小麦感を楽しむ事が出来る。
タレは、嫌味皆無の甘み、まろやかさと適度な塩分濃度がもたらす引き締め感が見事にバランスしており、実に旨い。カウンター上の白醤油、酢による味変も完璧に決まる。
最後はラーメンのスープにつけて食べたが、そうせずに単体で食べた方が旨く感じられた。メインのメニューとして供しても良いレベルの完成された味だと思う。
 
超濃厚煮干系として、文句無しの作り込み具合。個人的に、これが煮干ラーメンとしてのベストとは思わないが、単純に「濃厚な煮干感」という観点から見れば、トップクラスの一杯である事は論を俟たないだろう。

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