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前回の訪問時には柚子胡椒と塩ダレで軽く和えられた麺をつけ汁に浸して食すという「つけ和え麺」とでも呼びたくなるような、興味深い一品を頂きました。しかしその一方でもう一種類気になるつけ麺もあり、今回はそれを求めての訪問。注文したのは「三醤辛麺」と夏季限定で、つけ汁も麺も冷たい「ひやひや」のつけ麺です。本来僕は「限定」なるものをレビューしないのですが、このつけ麺は毎年夏になると供されるというまるで「TUBE」のようなメニュー。「一発屋」ではないと判断してのレビューです。麺。特有の甘い香りと口当たりの良さが際立つ自家製手揉み縮れ麺です。「塩つけ麺」とは異なり柚子胡椒は用いられていないものの、うっすらと塩ダレで和えられているのは同じです。ですから麺をすする際の「すべり」が良く、口当たりも良いのです。そして噛めば噛むほどに口中に旨みが広がり、甘い芳香が鼻腔を突き抜けることも変わりません。もちろん通常のラーメン及びつけ麺と同様に手早くガツガツと豪快に食すことを期待すると物足りなく感じられるでしょうが、じっくりと咀嚼するにあたっては最高級の麺なのかもしれません。穏やかかつゆるやかな時と空間を思わせるエンドルフィン系の幸福感を抱きます。つけ汁。トウバンジャン、コチュジャン、テンメンジャンの三つの醤(ジャン)から成り、その赤黒いカラーは食す前から大量の汗を吹き出す類の辛さを想像させます。しかし実際は、カプサイシン系の辛さに対して特に強いわけでも弱いわけでもない僕からしても「激辛」というほど辛いものではなく、確かな甘味と旨みに支えられた辛さを有するものです。またソースのようにどろっとした粘度も特徴的で、つけ汁というよりはつけだれの方が語感として妥当なのかもしれません。麺をつけだれに浸して食す。まずは一口。「ふむ…、つけ過ぎた!!」カプサイシン系の辛さに強くも弱くもない僕ですが、他のつけ麺を食す時のように箸で掴んだ麺を全てつけだれに浸すと、つけだれが勝り過ぎる感を抱いてしまいます。続いて二口三口と、今度は半分ほど浸して。「まだつけだれ>麺…、か?いや。後から麺の旨みがやってくる!!」そうです。口に入れた瞬間こそタレの辛味と甘味、旨みが口中に充満しますが、すぐ後に、噛めば噛むほど麺の旨みと香りが「追いかけてくる」のが感じられるのです。とりわけ麺の甘い香りとタレの甘味が絡み合っていくのが良いですね。相乗効果によって辛さの中に際立つ「甘さ」が増幅され、心地良いアンサンブルを奏でます。つけだれがもともと冷たい故に冷める心配をすることもなく、一口毎にその美味さを満喫できる。お見事です。具。煮豚にほうれん草、茹でキャベツという、ビジュアルとしてはやや寂しいラインナップです。しかし「塩つけ麺」では不満を覚えたにも関わらず、三醤辛麺においては美味いと感じさせられるのは煮豚。ごく控えめな味付けであり、ソースのような味わいと粘度を持つつけだれとの相性が良い。また大振りなサイズであり、噛む際のゴロゴロとした食感の「たんぱく質感」は、中細で甘い芳香を放つというたおやかな性質の麺と良いコントラストと成しています。三醤辛麺。一般的にカプサイシン系の料理に抱く豪快に食らうイメージとは異なりますが、腰を据えてじっくりと味える旨辛のつけ麺です。誰にでも強くお勧めできるものではないと思われますが、烏丸四条にお越しの方は一度お試し下さい。
注文したのは「三醤辛麺」と夏季限定で、つけ汁も麺も冷たい「ひやひや」のつけ麺です。本来僕は「限定」なるものをレビューしないのですが、このつけ麺は毎年夏になると供されるというまるで「TUBE」のようなメニュー。「一発屋」ではないと判断してのレビューです。
麺。
特有の甘い香りと口当たりの良さが際立つ自家製手揉み縮れ麺です。
「塩つけ麺」とは異なり柚子胡椒は用いられていないものの、うっすらと塩ダレで
和えられているのは同じです。
ですから麺をすする際の「すべり」が良く、口当たりも良いのです。
そして噛めば噛むほどに口中に旨みが広がり、甘い芳香が鼻腔を突き抜けることも変わりません。
もちろん通常のラーメン及びつけ麺と同様に手早くガツガツと豪快に食すことを期待すると物足りなく
感じられるでしょうが、じっくりと咀嚼するにあたっては最高級の麺なのかもしれません。
穏やかかつゆるやかな時と空間を思わせるエンドルフィン系の幸福感を抱きます。
つけ汁。
トウバンジャン、コチュジャン、テンメンジャンの三つの醤(ジャン)から成り、
その赤黒いカラーは食す前から大量の汗を吹き出す類の辛さを想像させます。
しかし実際は、カプサイシン系の辛さに対して特に強いわけでも弱いわけでもない僕からしても
「激辛」というほど辛いものではなく、確かな甘味と旨みに支えられた辛さを有するものです。
またソースのようにどろっとした粘度も特徴的で、つけ汁というよりはつけだれの方が
語感として妥当なのかもしれません。
麺をつけだれに浸して食す。
まずは一口。
「ふむ…、つけ過ぎた!!」
カプサイシン系の辛さに強くも弱くもない僕ですが、他のつけ麺を食す時のように
箸で掴んだ麺を全てつけだれに浸すと、つけだれが勝り過ぎる感を抱いてしまいます。
続いて二口三口と、今度は半分ほど浸して。
「まだつけだれ>麺…、か?いや。後から麺の旨みがやってくる!!」
そうです。口に入れた瞬間こそタレの辛味と甘味、旨みが口中に充満しますが、すぐ後に、
噛めば噛むほど麺の旨みと香りが「追いかけてくる」のが感じられるのです。
とりわけ麺の甘い香りとタレの甘味が絡み合っていくのが良いですね。
相乗効果によって辛さの中に際立つ「甘さ」が増幅され、心地良いアンサンブルを奏でます。
つけだれがもともと冷たい故に冷める心配をすることもなく、一口毎にその美味さを満喫できる。
お見事です。
具。
煮豚にほうれん草、茹でキャベツという、ビジュアルとしてはやや寂しいラインナップです。
しかし「塩つけ麺」では不満を覚えたにも関わらず、三醤辛麺においては美味いと
感じさせられるのは煮豚。
ごく控えめな味付けであり、ソースのような味わいと粘度を持つつけだれとの相性が良い。
また大振りなサイズであり、噛む際のゴロゴロとした食感の「たんぱく質感」は、
中細で甘い芳香を放つというたおやかな性質の麺と良いコントラストと成しています。
三醤辛麺。
一般的にカプサイシン系の料理に抱く豪快に食らうイメージとは異なりますが、
腰を据えてじっくりと味える旨辛のつけ麺です。
誰にでも強くお勧めできるものではないと思われますが、烏丸四条にお越しの方は
一度お試し下さい。