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「パイナップル塩ラーメン750円+大盛100円+チャーシュー」@パイナップルラーメン屋さん パパパパパインの写真4/28/18
◆パイナップルの話
◆際物・インスタ・話題性???
パイナップルラーメン自身は立派な料理の追求の結果ではないかと考えている。
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少しだけパイナップルの話

生のパイナップルを知ったのはおよそ60年前。
四谷の親戚を訪ねると、居間にハワイ土産の生のパイナップルが置かれていた。
缶詰とは全然違うのに驚いた。
その香りの凄さ。強烈に記憶に残っている。


酢豚にパイナップルを入れることには長年疑問を思っていた。
ハワイのパイナップルをなぜ使うのか?

ところが広東省の広州までの列車の車窓からの眺めで疑問が解けた。
広大なライチの畑とパイナップル畑が広がっていたのである。
そうか、広東では栽培して食べているのか。
酢豚のパイナップルはきっと香港のイギリス人向けだったに違いない。
香港の庶民の本当の酢豚は豚の揚げ物だけである。

さてパイナップルにはブロメラインという蛋白質分解酵素が含まれている。
食べた時の舌への刺激はおそらくそのせいだと考えられる。
我が家では肉の加熱前にその果汁に漬け込んでおくことがある。
それにより肉が柔らかくなると同時に味わいも増す。
しかし酵素は熱に弱いため、加熱する酢豚ではその役目を果たさないだろう。

ラーメンを食べた1時間後位に色々な果物を食べることにしている。
ラーメンの後味がそろそろ弱くなっている頃である。
脂や塩味が強いラーメンの後にはこの上なく美味く感じる。
不思議なほど体が欲するのである。
おそらくナトリウム排出には果物のカリウムと水分が必用なのだろう。

果糖の甘味とクエン酸の酸味という幸せと共にカリウムを運んでくれる。
心の底から美味いと思う。

果物はラーメンより美味い食べ物の一つである。

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息子に店ができたことを告げるとすでに食べていた。
いろいろ尋問した結果、どのようにしてパイナップルラーメンを食べるのがよいか考えていた。

このラーメンについては、けして際物とか話題性の為に開発されたとは考えていない。
そこに食の可能性や楽しさを追求する心があるに違いないと踏んでいる。

★どこかにその必然性があるに違いない。

パイナップルであるという奇異さについての評論家的態度は絶対取りたくない。
特にパイナップルは好きでないとかいらないとか、最初から書きたい人はそれこそ行く必然性がない。

ポイントは:
・ベースは塩ラーメンなので、それを味わう
・生果汁の漬け込みが活きるのはチャーシューであろう
・パイナップルはデザート的にな少量で十分で、最後まで手を付けない

そこで当初考えていた『塩ラーメンいっぱいん』はどうだろうか。
海苔、卵、多めのパイナップルはいらないのではないだろうか。

結局選んだのは:

パイナップル塩ラーメン750円+大盛100円+チャーシュー300円

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/255931305?size=1024#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/255931304?size=980#content

φ20㎝の逆富士型丼。
これは高さがあるので意外に容量がある。
予想以上にチャーシューが見事である。


スープ

話によると動物系の出汁は使っていないそうだ。
確かにそうかもしれないが。

パイナップルの果汁の影響は、香りはさておき、味としては思ったより強くなかった。
味醂のような果糖の甘味が強いが、酸味は相当弱いので、果汁量はそれほどでもないかもしれない。
私が経営していたらチャーシューを漬け込んだ汁を使う程度にする。
コストと、動物性肉出汁の効用である。
そういう意味では完璧な魚介系ではないかもしれない。
そこで最後までチャーシューは汁に漬け込んでおくことにした。
これで立派な塩ラーメンになるであろう。

一般的昆布和風出汁と言うより、乾物系出汁を強く感じる。
椎茸、甲殻類、貝類といったところだろうか。
特に貝類の旨味(ホタテ)がメインに感じる。
この影響で魚系の出汁もまろやかに感じる効果がある。
まるであご出汁や焼き干系のような甘味を感じる。

塩味は丸いが、けして弱いものではない。




加水低めの細麺はストレートぎみ。
淡黄色。
これはおそらくパイナップルを意識しての着色だろう。
茹で加減はしっかりしているので、しなやかな腰も立つ。
啜りやすい麺である。

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/255931309?size=980#content

ストレート細麺は毛管現象で麺間に汁を抱え込む。

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/255931311?size=900#content

https://www.youtube.com/watch?v=hCfZ08g01Yc


チャーシュー

一番期待していたチャーシューはできるだけ最後まで手をつけなかった。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/255931314?size=900#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/255931313?size=950#content

酵素の働きで相当柔らかいと思っていたが、そうではなかった。
十分形を保ち、噛み心地も適度に仕上げてある。
バラ肉の旨味にも味わいがある。
そしてスープに十分豚肉出汁が滲みだす
美味いスープである。
チャーシュートッピングは正解であろう。

最後に残ったパイナップルの3切れ。
締めに食べると全体の印象が上がる。

昼食時だけ行列ができる。
なかなか流行っているようだ。
客層としては普段見かけない若者達やカップルが多い。
皆楽しそうに食べている姿はいいものだ。

着席した時すでに隣の若い女性が食べていた濃褐色の和え麺。
私が食べ終わってもまだ半分以上ありそうだ。
いったいあれは何だろう?
後で調べたらなんとチョコレート。
これにはさすがに驚いた。
カカオは純度が高い程コク・旨味が強い豆である。
甘ささえコントロールされれば、可能性はある。

投稿 | コメント (4) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

こんにちは!
こちらはBM店ですが・・
どうなのかな~?で躊躇してます
やはり変わっていて良さそうですね!

eddie | 2018年5月27日 09:33

KMさん、こんにちは。

なかなか攻めたお店に行ってみましたね~。
私も店名は知ってますが、なかなか特異なメニューに臆してまだ訪問できていません。

ぬこ@横浜 | 2018年5月27日 09:58

◆eddie さん
コメントありがとうございます。

>どうなのかな~?で躊躇してます
やはり変わっていて良さそうですね!

同じでしたが、決断して行ってみました。
どんなかというと、こんな感じです。
甘い塩ラーメンですね。

KM | 2018年5月31日 09:24

◆ぬこ@横浜さん
コメントありがとうございます。

あまりパイナップルにこだわらないで行ってください。
先入観は大敵です(笑)。
意外にいけますよ。

KM | 2018年5月31日 09:27