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土曜日 薄曇り 10:50 待ちなし 先客1名 後客2名本日は早起きして片道一時間半をかけた大冒険に出る。普段なら躊躇してしまう距離だが重い腰を上げない限り行きそうにない場所なので意を決して午前九時過ぎに家をでる。まずは電車を乗り継ぎ久しぶりの高尾駅へ向かうが休日の下り電車は比較的空いていて登山客の姿もちらほら見受けられる。これから向かう店は割と最近のオープンのようで情報量が少ないが長い道のりなので電車内にて下調べをと考えていた。しかし普段とは違う生活のリズムに狂わされ電車に乗るとすぐに睡魔に襲われる。目的の高尾駅が終点と仮眠するには好都合なのでひとまず身体を休める。何度か目が覚めたが無事に高尾駅に着いた。先ほどより幾分か頭もスッキリしている。ここからは更にバスに乗り換えて目的地へ向かう。このバスが異常に混み合っており不思議に思ったが八王子霊園を経由するようでお墓参りの方たちだった。バスに揺られること10分で最寄りのバス停より少し離れた所に到着。店の前にバス停があるようだが路線の関係でこちらに着いたようだ。ここからの道のりはナビに従って行くが草木の生い茂る砂利道を抜ける際はナビを疑うほどの道だった。砂利道を抜け車道に出ると赤と白の二本ののぼりに書かれたラーメンの文字を見つける。本当にこんな所にある事に驚く。到着が早かったのでまだ開店前で行列もないので向かいのスーパーのベンチに座り様子を伺う。定刻になりクローズの看板がオープンに変わる。三分ほどすると最初の客が入っていった。それに続いて私も入店する。まずは店内のキレイさが目を惹く。新店なのもあるが手入れが行き届いて気持ちが良い。さっそく良店の香りがして期待大だ。予習もせずに券売機の前に立ったが迷うほどのメニューもなく自身の王道のタイトルを発券する。券売機の下の方に品切れだったが〝ぶちゃ味玉50円〟というのがあった。煮崩れなどで見た目がぶちゃいくな味玉だそうだ。半値で提供してるあたりにもお人柄が出ているようだ。好きな席を選びカウンターに座り店内を眺めると店内同様にピカピカの厨房が目に入った。全てに手入れが行き届いて調理道具からも食への拘りが伝わってくる。さらに驚いたのは小型ながらスチコンが設置されている。ここまで勢力図を拡大しているのだ。八王子方面の方には大変に失礼な言い方で申し訳ないです。カウンターの後ろにはドアに製麺室と書かれた部屋があるので自家製麺なのだろう。ご夫婦のツーオペで前客は冷やし系をオーダーしているので別ロットでの提供だ。私だけの渾身の一杯だと思うと気持ちも高ぶる。程なく到着した姿はシャープな切立丼の白と濃褐色のスープのコントラストが美しい表情を見せる。きめ細やかな粒子から煮干し由来の香味油だと分かるキラキラと輝くスープをひとくち。味を際立たせるためか高温を避けてあり熱々ではない。カウンターのウンチクにも鶏ガラスープと白口煮干しスープを合わせてあると書いてあるが明らかに煮干しが優先してくる。それを鶏ガラスープの穏やかな旨みがサポートする。二つをまとめるのが醤油ダレだが複雑さはないが角の落ちたまろやかさが印象的なカエシ。自家製の全粒粉の中細ストレート麺はハリの強さが特徴で歯応えも良く小麦の香りも存分に楽しめる。と言うのも優しく仕上げられたスープは重なりが少なく単調で、鷄油などの動物性油は使用せず植物油と煮干し由来の香味油はサラッとしているが粘着質が乏しく麺とスープをつなぐ役目を果たさない。なので一体感が無く麺自体の味だけが前面に出てくるのだろう。具材はスチコンで仕込まれた豚肩ロースの低温焼豚が二枚。提供時点でもうロゼ色は失われグレー色になっていたが漬け込みの味も良く肉質も楽しめた。流行りのレア過ぎる焼豚よりは食べやすく美味しかった。ぶちゃ味玉じゃないキレイな味玉は色づきは良いが味玉を名乗るには少し残念。たまご本来の味を活かしてあるが個人的には熟成された黄身の方が好みだ。穂先メンマは根元の歯応えは残しながらも穂先の部分はしっとりと仕上がっていた。薬味の青ねぎは正真正銘の九条ねぎで独特の香りと食感が楽しめ横行するまがい物とは別次元。熱変化を楽しもうと麺を少しスープに泳がせておいたがこのスープ温度では感じ取れるほどの変化は起こらず提供時とほぼ同じ状態の麺を食べ終えた。最後まで舌や喉にも何も残らない身体に優しいラーメンを完食完飲できた。天然由来の旨みにこだわっているだけに少し重なりの無さを感じたが日頃の食生活により自身の味覚が麻痺しているのかもと不安にもなった。これだけのラーメンを作る人なら更なる進化を期待してやまない。自宅からは遠いが定期的に更なるブラッシュアップと自分の味覚の確認を兼ねて訪れたいと思える一杯でした。
本日は早起きして片道一時間半をかけた大冒険に出る。普段なら躊躇してしまう距離だが重い腰を上げない限り行きそうにない場所なので意を決して午前九時過ぎに家をでる。まずは電車を乗り継ぎ久しぶりの高尾駅へ向かうが休日の下り電車は比較的空いていて登山客の姿もちらほら見受けられる。
これから向かう店は割と最近のオープンのようで情報量が少ないが長い道のりなので電車内にて下調べをと考えていた。しかし普段とは違う生活のリズムに狂わされ電車に乗るとすぐに睡魔に襲われる。目的の高尾駅が終点と仮眠するには好都合なのでひとまず身体を休める。
何度か目が覚めたが無事に高尾駅に着いた。先ほどより幾分か頭もスッキリしている。ここからは更にバスに乗り換えて目的地へ向かう。このバスが異常に混み合っており不思議に思ったが八王子霊園を経由するようでお墓参りの方たちだった。バスに揺られること10分で最寄りのバス停より少し離れた所に到着。店の前にバス停があるようだが路線の関係でこちらに着いたようだ。ここからの道のりはナビに従って行くが草木の生い茂る砂利道を抜ける際はナビを疑うほどの道だった。
砂利道を抜け車道に出ると赤と白の二本ののぼりに書かれたラーメンの文字を見つける。本当にこんな所にある事に驚く。到着が早かったのでまだ開店前で行列もないので向かいのスーパーのベンチに座り様子を伺う。定刻になりクローズの看板がオープンに変わる。三分ほどすると最初の客が入っていった。それに続いて私も入店する。
まずは店内のキレイさが目を惹く。新店なのもあるが手入れが行き届いて気持ちが良い。さっそく良店の香りがして期待大だ。予習もせずに券売機の前に立ったが迷うほどのメニューもなく自身の王道のタイトルを発券する。券売機の下の方に品切れだったが〝ぶちゃ味玉50円〟というのがあった。煮崩れなどで見た目がぶちゃいくな味玉だそうだ。半値で提供してるあたりにもお人柄が出ているようだ。
好きな席を選びカウンターに座り店内を眺めると店内同様にピカピカの厨房が目に入った。全てに手入れが行き届いて調理道具からも食への拘りが伝わってくる。さらに驚いたのは小型ながらスチコンが設置されている。ここまで勢力図を拡大しているのだ。八王子方面の方には大変に失礼な言い方で申し訳ないです。
カウンターの後ろにはドアに製麺室と書かれた部屋があるので自家製麺なのだろう。ご夫婦のツーオペで前客は冷やし系をオーダーしているので別ロットでの提供だ。私だけの渾身の一杯だと思うと気持ちも高ぶる。程なく到着した姿はシャープな切立丼の白と濃褐色のスープのコントラストが美しい表情を見せる。
きめ細やかな粒子から煮干し由来の香味油だと分かるキラキラと輝くスープをひとくち。味を際立たせるためか高温を避けてあり熱々ではない。カウンターのウンチクにも鶏ガラスープと白口煮干しスープを合わせてあると書いてあるが明らかに煮干しが優先してくる。それを鶏ガラスープの穏やかな旨みがサポートする。二つをまとめるのが醤油ダレだが複雑さはないが角の落ちたまろやかさが印象的なカエシ。
自家製の全粒粉の中細ストレート麺はハリの強さが特徴で歯応えも良く小麦の香りも存分に楽しめる。と言うのも優しく仕上げられたスープは重なりが少なく単調で、鷄油などの動物性油は使用せず植物油と煮干し由来の香味油はサラッとしているが粘着質が乏しく麺とスープをつなぐ役目を果たさない。なので一体感が無く麺自体の味だけが前面に出てくるのだろう。
具材はスチコンで仕込まれた豚肩ロースの低温焼豚が二枚。提供時点でもうロゼ色は失われグレー色になっていたが漬け込みの味も良く肉質も楽しめた。流行りのレア過ぎる焼豚よりは食べやすく美味しかった。
ぶちゃ味玉じゃないキレイな味玉は色づきは良いが味玉を名乗るには少し残念。たまご本来の味を活かしてあるが個人的には熟成された黄身の方が好みだ。
穂先メンマは根元の歯応えは残しながらも穂先の部分はしっとりと仕上がっていた。薬味の青ねぎは正真正銘の九条ねぎで独特の香りと食感が楽しめ横行するまがい物とは別次元。
熱変化を楽しもうと麺を少しスープに泳がせておいたがこのスープ温度では感じ取れるほどの変化は起こらず提供時とほぼ同じ状態の麺を食べ終えた。
最後まで舌や喉にも何も残らない身体に優しいラーメンを完食完飲できた。天然由来の旨みにこだわっているだけに少し重なりの無さを感じたが日頃の食生活により自身の味覚が麻痺しているのかもと不安にもなった。
これだけのラーメンを作る人なら更なる進化を期待してやまない。自宅からは遠いが定期的に更なるブラッシュアップと自分の味覚の確認を兼ねて訪れたいと思える一杯でした。