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平日 薄曇り 11:25 先待ち6名 後待ち10名以上マイブーム絶賛継続中の平打ち麺を求めて昨夜から訪問を決めていたこちらへ向かう。今のところ私の中のNo.1は中野富士見町にある店だが今回は前評判も良いので期待大である。自宅とは逆サイドなので片道一時間弱の道のりとなるが開店前を狙って自宅を出る。乗換は一度だけのようで乗換音痴の私には非常に助かる。乗り慣れない千代田線に揺られながらRDBのみなさんの写真を眺めて本日のお題を考える。こちらは塩と醤油の二刀流で麺は平打ち麺の一種類だけのようだ。マイブームの平打ち麺だが細麺がメニューにあるとつい細麺を注文してしまいがちなので悩まずに済むのは助かる。スープの種類は最近の写真は圧倒的に塩ラーメンが多くトッピングは特製にしている方がほとんどのようだ。券売機の前で迷わないようにこの時点で煮玉子中華そばに決めておいた。やはり乗換に失敗し綾瀬駅で足留めをくらう。予定していたよりも10分遅れて亀有に到着。亀戸との区別もつかないほどの未知の世界だが旅行気分は高まる。駅前の南口は放射線状に道が入り組み最短距離での到着を阻もうとする。案の定、通りを間違えて更にタイムロス。乗換音痴に加え方向音痴も発揮する。ようやくナビ通りにルートに乗ったがその先にはすでに人だかりがあった。ようやく店先に到着したが開店前でもすでに行列が。七番手をキープしたがその後ろにも列は続いている。定刻を3分ほど遅れシャッターが開いた。カウンター6席のようで一巡目を逃したかと思ったが角にもう一席あった。なんとか一巡目に滑り込めそうだ。券売機の前に立ち決めておいたタイトルを押そうと思ったがワンタンの文字が飛び込んできた。自家製麺の店のワンタンを食べないわけにはいかないと急遽ワンタン麺に変更して煮玉子は追加にした。店内にはもちろん製麺室があり同時進行で麺打ちの作業も行われている。三人体制の中で女性が製麺を担当している。L字のカウンターを陣取ったので店主の手元が見えるホットコーナーで作業工程を拝見する。ワンロット3杯のようで一巡目七番手の私にはまだまだ時間がかかりそうだ。その間ずっと幸せな景色を眺められると思うと乗換ミスのタイムロスも全てがこの席に座るためだったのかと思うと気持ちが楽になった。目の前で仕上げられるラーメンは塩系がやはり多く特製の方も多い。まな板の上では豚肩ロース焼豚の塊り肉と鷄ムネチャーシューがスライスというよりは分厚くカットされている。切りムラが出ないように端の部分は残してあり一期一麺に対する気持ちもうれしい。着席後25分で我が杯が到着した。白磁に藍色の線が描かれた一般的な反高台丼にて提供された容姿はなみなみとスープを蓄え具材のひとつひとつが大ぶりで食べ応えのありそうな勇姿。この具材の下に細麺があると思うと滑稽だが太麺ならばこれぐらいの迫力がないとバランスが取れないだろう。たっぷりと鷄油をまとった赤墨色のスープをひとくち。まずは鷄特有の香りがアタックする。それは老ね香にも似た独特の香りだった。ベースは鷄スープなのは分かったが廃鶏からのコクのようなものを感じた。生揚げ醤油を使っているそうでカミソリのようなキレとナタのようなコクを持ち合わせている辺りは生揚げ醤油ならではなのか。しかしスープの見た目ほどは塩気も無く深みを足すのに色の強いたまり醤油か何かを使っているのだと思う。待望の手打ちの平打ち麺をいただく。エコ箸ではなく割り箸なのはこの麺にとっては大変ありがたい。角の立った割り箸はツルツルの麺肌をしっかりと捉えて口元に運ぶ。きちんと茹でられてあるのが第一印象で箸で持ち上げても強張ったとこが無い。ゴワつきがなくしなやかに滑り込んできて太さも舌触りや喉ごしを楽しむのに最適な太さで過剰すぎない。多いと思った鷄油も潤滑油となって更に喉ごしを豊かにする。次に手を付けたのがワンタンだ。極小の餡を包んだものが3個と何も包んでない皮だけのものが2枚入っている。この極小の餡のワンタンこそが私の理想のワンタン像で小躍りしそうだ。まずは皮だけのものを口に送り込む。一口で頬張ったので熱さに負けそうになったが麺以上に滑らかな肌は絹織物のよう。それに反してもっちりした食感は奥歯を跳ね返す。次に餡の入ったものをいただく。こんなに小さな餡の中には壮大な宇宙が広がっていた。豚ひき肉と香辛料が渾然一体となり宇宙を形成する。しっかりとした旨みの虜になる。次は淡白そうに見える鷄ムネ肉の低温焼豚から食べてみる。表面に見える斑点からも分かるようにしっかりとスパイスが下味で練り込まれていてキリッとした旨みにしっとりとした肉質が完璧な出来栄え。豚肩ロースの低温焼豚はロゼ色が美しく女性的な要素があるが肉厚もあり荒々しさを押し出している。しかし味付けはかなり繊細で肉の旨みを強調するタイプ。肉質が良いので獣臭くはないがあとひと味あった方が好みだった。しかし切り分けられた部分はどれも均一で店主の心意気を見た。煮玉子はトップ3に入る仕上がり。卵の質、白身の柔らかさ、黄身の熟成感のどれもが好みで運命の味玉に出会ったしまったと思うほど。中太のメンマがこれまた好みで発酵臭を残した優しい味付けでコリッと噛むと空をキッカケに繊維が崩れていく。儚くも味わい深いメンマ。本来は必要としない白髪ねぎだったが薄味の豚肩ロース焼豚と共に頬張れば葱の辛味が調味料となり焼豚をより一層おいしくさせた。白髪ねぎで使われない芯や青い部分はスープで加熱され甘味と化して脇役に回る。海苔も香り豊かで口溶け優しい良質なものだった。持論だが自家製麺の店にうまい具材なしと思っていたが偏見が少し解けた。全てがハイクオリティで拘りがこのラーメンに集約されていた。今回はスープのひとくち目に老ねた香りを感じたがそれ以降は感じることは無かった。その老ねた香りとコクを意識して出しているのかも知れないが私にはそれだけが合わなかった。しかしながら、あっという間に完食完飲してしまったので近々で再訪したいと思う。何ならもう一度並び直して塩ラーメンを食べようかと考えてはみたが虚弱な胃袋には過酷すぎると断念したが遠方でも食べにくる甲斐がある一杯でした。
マイブーム絶賛継続中の平打ち麺を求めて昨夜から訪問を決めていたこちらへ向かう。今のところ私の中のNo.1は中野富士見町にある店だが今回は前評判も良いので期待大である。自宅とは逆サイドなので片道一時間弱の道のりとなるが開店前を狙って自宅を出る。
乗換は一度だけのようで乗換音痴の私には非常に助かる。乗り慣れない千代田線に揺られながらRDBのみなさんの写真を眺めて本日のお題を考える。
こちらは塩と醤油の二刀流で麺は平打ち麺の一種類だけのようだ。マイブームの平打ち麺だが細麺がメニューにあるとつい細麺を注文してしまいがちなので悩まずに済むのは助かる。スープの種類は最近の写真は圧倒的に塩ラーメンが多くトッピングは特製にしている方がほとんどのようだ。券売機の前で迷わないようにこの時点で煮玉子中華そばに決めておいた。
やはり乗換に失敗し綾瀬駅で足留めをくらう。予定していたよりも10分遅れて亀有に到着。亀戸との区別もつかないほどの未知の世界だが旅行気分は高まる。
駅前の南口は放射線状に道が入り組み最短距離での到着を阻もうとする。案の定、通りを間違えて更にタイムロス。乗換音痴に加え方向音痴も発揮する。ようやくナビ通りにルートに乗ったがその先にはすでに人だかりがあった。
ようやく店先に到着したが開店前でもすでに行列が。七番手をキープしたがその後ろにも列は続いている。定刻を3分ほど遅れシャッターが開いた。カウンター6席のようで一巡目を逃したかと思ったが角にもう一席あった。なんとか一巡目に滑り込めそうだ。
券売機の前に立ち決めておいたタイトルを押そうと思ったがワンタンの文字が飛び込んできた。自家製麺の店のワンタンを食べないわけにはいかないと急遽ワンタン麺に変更して煮玉子は追加にした。
店内にはもちろん製麺室があり同時進行で麺打ちの作業も行われている。三人体制の中で女性が製麺を担当している。L字のカウンターを陣取ったので店主の手元が見えるホットコーナーで作業工程を拝見する。ワンロット3杯のようで一巡目七番手の私にはまだまだ時間がかかりそうだ。その間ずっと幸せな景色を眺められると思うと乗換ミスのタイムロスも全てがこの席に座るためだったのかと思うと気持ちが楽になった。
目の前で仕上げられるラーメンは塩系がやはり多く特製の方も多い。まな板の上では豚肩ロース焼豚の塊り肉と鷄ムネチャーシューがスライスというよりは分厚くカットされている。切りムラが出ないように端の部分は残してあり一期一麺に対する気持ちもうれしい。
着席後25分で我が杯が到着した。白磁に藍色の線が描かれた一般的な反高台丼にて提供された容姿はなみなみとスープを蓄え具材のひとつひとつが大ぶりで食べ応えのありそうな勇姿。この具材の下に細麺があると思うと滑稽だが太麺ならばこれぐらいの迫力がないとバランスが取れないだろう。
たっぷりと鷄油をまとった赤墨色のスープをひとくち。まずは鷄特有の香りがアタックする。それは老ね香にも似た独特の香りだった。ベースは鷄スープなのは分かったが廃鶏からのコクのようなものを感じた。生揚げ醤油を使っているそうでカミソリのようなキレとナタのようなコクを持ち合わせている辺りは生揚げ醤油ならではなのか。しかしスープの見た目ほどは塩気も無く深みを足すのに色の強いたまり醤油か何かを使っているのだと思う。
待望の手打ちの平打ち麺をいただく。エコ箸ではなく割り箸なのはこの麺にとっては大変ありがたい。角の立った割り箸はツルツルの麺肌をしっかりと捉えて口元に運ぶ。きちんと茹でられてあるのが第一印象で箸で持ち上げても強張ったとこが無い。ゴワつきがなくしなやかに滑り込んできて太さも舌触りや喉ごしを楽しむのに最適な太さで過剰すぎない。多いと思った鷄油も潤滑油となって更に喉ごしを豊かにする。
次に手を付けたのがワンタンだ。極小の餡を包んだものが3個と何も包んでない皮だけのものが2枚入っている。この極小の餡のワンタンこそが私の理想のワンタン像で小躍りしそうだ。まずは皮だけのものを口に送り込む。一口で頬張ったので熱さに負けそうになったが麺以上に滑らかな肌は絹織物のよう。それに反してもっちりした食感は奥歯を跳ね返す。次に餡の入ったものをいただく。こんなに小さな餡の中には壮大な宇宙が広がっていた。豚ひき肉と香辛料が渾然一体となり宇宙を形成する。しっかりとした旨みの虜になる。
次は淡白そうに見える鷄ムネ肉の低温焼豚から食べてみる。表面に見える斑点からも分かるようにしっかりとスパイスが下味で練り込まれていてキリッとした旨みにしっとりとした肉質が完璧な出来栄え。豚肩ロースの低温焼豚はロゼ色が美しく女性的な要素があるが肉厚もあり荒々しさを押し出している。しかし味付けはかなり繊細で肉の旨みを強調するタイプ。肉質が良いので獣臭くはないがあとひと味あった方が好みだった。しかし切り分けられた部分はどれも均一で店主の心意気を見た。
煮玉子はトップ3に入る仕上がり。卵の質、白身の柔らかさ、黄身の熟成感のどれもが好みで運命の味玉に出会ったしまったと思うほど。
中太のメンマがこれまた好みで発酵臭を残した優しい味付けでコリッと噛むと空をキッカケに繊維が崩れていく。儚くも味わい深いメンマ。
本来は必要としない白髪ねぎだったが薄味の豚肩ロース焼豚と共に頬張れば葱の辛味が調味料となり焼豚をより一層おいしくさせた。白髪ねぎで使われない芯や青い部分はスープで加熱され甘味と化して脇役に回る。海苔も香り豊かで口溶け優しい良質なものだった。
持論だが自家製麺の店にうまい具材なしと思っていたが偏見が少し解けた。全てがハイクオリティで拘りがこのラーメンに集約されていた。
今回はスープのひとくち目に老ねた香りを感じたがそれ以降は感じることは無かった。その老ねた香りとコクを意識して出しているのかも知れないが私にはそれだけが合わなかった。
しかしながら、あっという間に完食完飲してしまったので近々で再訪したいと思う。何ならもう一度並び直して塩ラーメンを食べようかと考えてはみたが虚弱な胃袋には過酷すぎると断念したが遠方でも食べにくる甲斐がある一杯でした。