レビューやランキングで探す、日本全国ラーメン情報
平日 薄曇り 13:50 待ちなし 先客1名 後客7名新橋で遅めの昼食となった。以前なら店選びに苦労していたが最近は安心して落ち着ける場所を見つけた。それがこちらだ。駅からは少し歩くが健康のためにはちょうど良い。都心ながら立地は良くないが昼営業の終わりまで行列の絶えない人気店だ。真夏よりは幾分か涼しくなったので店先に並ぶことを覚悟して向かう。新橋の繁華街から離れて行くと飲食店が減り始め小規模なオフィスビルの街並みへと景色が変わる。新橋駅からは10分ほどで着いた。すると珍しく行列がなく店内を覗くと空席もあるが入って良いものか迷っていると中からお母さんがどうぞと招いてくれた。券売機で左隅のトップバッター的なタイトルを購入しカウンターに座る。初のトッピングなしの初期値のラーメンだ。店内はいつもの二人体制。相変わらず忙しかったのか店の奥には洗い物の丼が山積みにされている。目の前のロットは私の分だけで調理されている。これもこちらでは初の光景だ。と思っていたら続々と客が来店しすぐに満席。さらには待ち客までいる。ただタイミングが良かっただけだった。幸運を噛みしめてる暇もなく我が杯が到着。スタイリッシュな純白の切立丼で提供された姿は丁寧を絵に描いたような仕上がりを見せる。盛り付けには人柄が表れると感じた。追加のトッピングはしてないがデフォルトでも満足できる表情だ。まずは深みのある栗梅色のスープをひとくち。初球からビシッとインハイを直球で突いてくる。しかもストライクゾーンのギリギリを。何を言いたいかと思うだろうが、塩味がこれ以上だと判定はボールとなり私の美味しいゾーンからは外れるがそのギリギリを狙ってくる。しかも毎回ひとくち目にそれを感じさせてくれる。つまり、ど真ん中のストライクではないが許容範囲内の塩気で攻めてくる。ギリギリの塩気だがベースとなるスープの守備陣がしっかり守ってくれているので安心感がある。それは丸鷄由来の旨みと甘み。数種類の乾物による複雑な旨みと香りがあればこそ強気な醤油ダレで真っ向勝負が挑めるのだ。麺は見るからに全粒粉と分かる細麺でストレートだが微か変化している2シーム。独特な食感は平壌冷麺の細麺にも似ていて噛むたびに楽しくなってくる麺質だ。スープを持ち上げても負けない麺の旨みが持ち味で頼もしい。具材は二刀流の低温焼豚。トップバッターの淡白そうな色白の鷄ムチャーシューから食べてみる。大人しそうに見えるが実はパンチが効いている。ソミュール液の白胡椒がボヤけがちなムネ肉に個性を与えている。フニャフニャして味気ないレアチャーシューはゴメンだ。ネクストバッターサークルには豚肩ロースの低温焼豚が控えてる。漬けだれを鷄ムネ用とは変えてあり逆に豚肉本来の旨みを活かした調理法。狙い通りにどちらも旨い。細切りの穂先メンマは根元の歯ごたえのある固さからしんなりとした穂先への食感の波状攻撃がとにかく美味い。アンチ穂先メンマの概念を変えてくれたのもこちらのメンマだった。薬味の青ねぎは当然ながら良質な素材を活かしてあり良い仕事をする8番バッター。青みはアンチカイワレ派なので茹でほうれん草がベストで次点は小松菜。色みとしては南海ホークスカラーの緑色が望ましい。途中で刻み柚子がスープに混ざると爽やかな清涼感と間延びしないようにアクセントを与えてくれる。人によっては必要ないと思うかもしれないが7回の攻撃前の黄色いジェット風船と同じであると盛り上がる。夢中になってあっという間の完食完飲で試合終了。近隣の女性ファンが多いのは身体に優しい味と程よい麺の量とさりげない接客にあると思う。たった数分だけど幸せな気持ちになれて店をあとにした。帰り道にある大学付属病院の横を通るたびに数年前に入院してた事を思い出す。あの時の絶食絶飲のツラさを思うと二度と同じ経験はしたくなく体調管理はしっかりせねばと考えさせられる。やはり人生は絶食絶飲よりも完食完飲の方が楽しく、ピッチャーで言えば完全試合を一度はやってみたいと思わせてくれる一杯でした。
新橋で遅めの昼食となった。以前なら店選びに苦労していたが最近は安心して落ち着ける場所を見つけた。それがこちらだ。駅からは少し歩くが健康のためにはちょうど良い。都心ながら立地は良くないが昼営業の終わりまで行列の絶えない人気店だ。
真夏よりは幾分か涼しくなったので店先に並ぶことを覚悟して向かう。新橋の繁華街から離れて行くと飲食店が減り始め小規模なオフィスビルの街並みへと景色が変わる。新橋駅からは10分ほどで着いた。すると珍しく行列がなく店内を覗くと空席もあるが入って良いものか迷っていると中からお母さんがどうぞと招いてくれた。券売機で左隅のトップバッター的なタイトルを購入しカウンターに座る。初のトッピングなしの初期値のラーメンだ。
店内はいつもの二人体制。相変わらず忙しかったのか店の奥には洗い物の丼が山積みにされている。目の前のロットは私の分だけで調理されている。これもこちらでは初の光景だ。と思っていたら続々と客が来店しすぐに満席。さらには待ち客までいる。ただタイミングが良かっただけだった。
幸運を噛みしめてる暇もなく我が杯が到着。スタイリッシュな純白の切立丼で提供された姿は丁寧を絵に描いたような仕上がりを見せる。盛り付けには人柄が表れると感じた。追加のトッピングはしてないがデフォルトでも満足できる表情だ。
まずは深みのある栗梅色のスープをひとくち。初球からビシッとインハイを直球で突いてくる。しかもストライクゾーンのギリギリを。何を言いたいかと思うだろうが、塩味がこれ以上だと判定はボールとなり私の美味しいゾーンからは外れるがそのギリギリを狙ってくる。しかも毎回ひとくち目にそれを感じさせてくれる。つまり、ど真ん中のストライクではないが許容範囲内の塩気で攻めてくる。
ギリギリの塩気だがベースとなるスープの守備陣がしっかり守ってくれているので安心感がある。それは丸鷄由来の旨みと甘み。数種類の乾物による複雑な旨みと香りがあればこそ強気な醤油ダレで真っ向勝負が挑めるのだ。
麺は見るからに全粒粉と分かる細麺でストレートだが微か変化している2シーム。独特な食感は平壌冷麺の細麺にも似ていて噛むたびに楽しくなってくる麺質だ。スープを持ち上げても負けない麺の旨みが持ち味で頼もしい。
具材は二刀流の低温焼豚。トップバッターの淡白そうな色白の鷄ムチャーシューから食べてみる。大人しそうに見えるが実はパンチが効いている。ソミュール液の白胡椒がボヤけがちなムネ肉に個性を与えている。フニャフニャして味気ないレアチャーシューはゴメンだ。
ネクストバッターサークルには豚肩ロースの低温焼豚が控えてる。漬けだれを鷄ムネ用とは変えてあり逆に豚肉本来の旨みを活かした調理法。狙い通りにどちらも旨い。
細切りの穂先メンマは根元の歯ごたえのある固さからしんなりとした穂先への食感の波状攻撃がとにかく美味い。アンチ穂先メンマの概念を変えてくれたのもこちらのメンマだった。
薬味の青ねぎは当然ながら良質な素材を活かしてあり良い仕事をする8番バッター。青みはアンチカイワレ派なので茹でほうれん草がベストで次点は小松菜。色みとしては南海ホークスカラーの緑色が望ましい。
途中で刻み柚子がスープに混ざると爽やかな清涼感と間延びしないようにアクセントを与えてくれる。人によっては必要ないと思うかもしれないが7回の攻撃前の黄色いジェット風船と同じであると盛り上がる。
夢中になってあっという間の完食完飲で試合終了。近隣の女性ファンが多いのは身体に優しい味と程よい麺の量とさりげない接客にあると思う。
たった数分だけど幸せな気持ちになれて店をあとにした。帰り道にある大学付属病院の横を通るたびに数年前に入院してた事を思い出す。あの時の絶食絶飲のツラさを思うと二度と同じ経験はしたくなく体調管理はしっかりせねばと考えさせられる。やはり人生は絶食絶飲よりも完食完飲の方が楽しく、ピッチャーで言えば完全試合を一度はやってみたいと思わせてくれる一杯でした。