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「味玉しょうゆらーめん ¥780」@めんや佐高の写真平日 薄曇り 10:50 待ちなし 後待ちなし 後客なし

本日は降りた事のない駅限定の中央線ツアーを開催する。人生な中で利用機会の少なかった路線だけに未だに20駅あるうちの半数近くは行ったことの無い駅だ。そこで今回は日野に白羽の矢を立ててラーメンを物色する。

こんな時に役に立つのがRDBの検索機能だ。まずは日野市で検索すると京王線沿線もヒットするので検索タイトルを日野駅に絞ってみる。その中で出来るだけ好みに近そうな店を探しているとこちらが浮かんできた。

さっそく支度をして11時の開店時間に合わせて家を出る。乗り換えは新宿駅の一回だけで中央特快ならば30分ほどで着きそうだ。たった30分の移動時間で動ける距離とすれば自宅から最も遠いかもしれない。

予定通りに中央特快に乗車し開店時間の少し前に日野駅に着いた。駅の構内には不思議なオリジナルソングが鳴り響くレトロな駅舎が魅力的な駅だ。そこからは駅前のマンションの通路を抜けると目の前に店を見つけた。

開店10分前だが行列もないので少し離れて通路で張り込みを開始する。最近この朝の張り込みが恒例になってきた。定刻になっても店先に人影はなく看板も出ない。しかし入口の扉は開いてあるので休みではなさそうだ。

定刻を3分過ぎて店主さんが玄関先を掃除して看板が出た。それから一拍おいて入店して券売機の左隅のタイトルを選び味玉だけ追加した。

入った瞬間は薄暗く感じた店内だがカウンターと調理場は明るい。少ない席数をワンオペで回されているようだ。店内には薄っすらと煮干しの香りがして調理場の奥には丸藤かつおぶしの手ぬぐいが目隠しに使われている。この時は魚介系なのかなと推測していた。

客は私だけなので私だけのラーメンに集中して作ってもらってる事に深く感謝する。すると5分足らずで我が杯が到着。淡い染付の玉淵丼の中の顔立ちは青みのカイワレを除いてはスタンダードな印象。派手さはなく実直な姿。

まずは半濁した柿渋色のスープをひとくち。店内の香りと同様に煮干し香がやや先行して鼻に抜け、その後に鰹節の風味がやって来る。鷄ガラ主体の動物系スープが基本を築いているが豚ゲンコツや豚背脂のコクが深みを重ねている。香りを魚介系が担当し旨みは動物系が担う。強めのカエシが特徴的だが角がなく全体をまろやかなスープに仕上げている。

麺は中細ストレート麺でピーク手前の茹で加減が最初はスープを持ち上げずゴワつきを感じて一体感はまだ生まれていない。なので中盤の変化を楽しみにして具材を味見する。

焼豚は豚バラのロール型煮豚だが柔らかく煮てあるが肉厚が無いため赤身の肉質は感じず脂身のトロッとした食感だけが口に残る。個人的に豚バラ焼豚は赤身と脂身のバランスを重要視するので好みではなかった。

追加の味玉も好みではなかった。下茹でが強すぎて黄身の外側がパサついて食感を悪くしていた。味付けも平均点で色の着いただけのゆで卵のよう。

メンマは個性を発揮していた。好みは分かれるだろうが標準的なこのラーメンの中でキラッと光る味付けだった。きんぴらごぼうならぬ、きんぴらメンマのような炒り方だった。胡麻油が香り唐辛子のピリッと効いたビールのつまみ向けの味付けだ。アクセントとしては有りかな。

薬味の粗く刻まれた青ねぎと玉ねぎのアッシェとカイワレも各々が違った辛味を表現しメンマの辛味とともにラーメンに刺激を与えていた。きっと店主さんはピリッとした辛さが好きなのだろう。卓上ツールの中にラーメン店には珍しい一味唐辛子が置かれてあるのも理解できる。

再び時間を置いた麺に戻る。先程よりもややしなやかになった麺はスープを含みはじめふくよかさを増していた。それでもしっかりとコシは残ってあり美味い。今がベストコンディションだと思った。ここからは劣化しないように急いで麺を送り込み夢中で完食した。

幸いなことに非天然由来の旨みも残らず胃袋も満足していたので、やや辛味が移ったスープは残して箸を置いた。

食べている最中も他の客が訪れず最後までラーメンに集中できた。確かに明確な旨みやインパクトには欠けるので常に行列が絶えない店ではないかもしれないが安心して食べられる一杯でした。

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