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平日 晴天 13:20 先客なし 後客なし前回は日曜日の夜営業を狙って訪問したがまさかの休業と不運に見舞われた過去があり今回は平日の昼営業に突撃してみた。昼のピーク時は過ぎていたが、ある程度の行列は覚悟して八幡山駅に降り立った。店の場所は前回で把握していたので難なく店先に着いた。前回は閉じていたシャッターも上がって店内の様子が見えるがカウンターに人影がなく休業なのかと疑ってしまう。しかし営業中の看板があり店内も明るい。恐る恐る入口に手をかけると扉が開いた。営業中のようだ。券売機の前に立ち数あるメニューの中から左端にある醤油系に味玉を追加する。好きな席に座り店内を眺める。まず驚くのはこの時間帯で客が私ひとりだけな事だ。店内に流れる静かなBGMが寂しさに拍車をかける。麺茹で釜の火力も落としてあるので久しぶりの来客と思われる。着席して5分程で茹で釜が再沸騰して、それから麺を投入。その間にスープを小鍋で沸かし丼に醤油ダレを入れ具材を準備する。茹で時間はジャスト50秒でかなりの細麺と見た。店主ひとり客ひとりのタイマン勝負ならぬタイ麺勝負のラーメンが出来上がり我が杯の到着。白磁の有田焼の高台丼の中の姿はスープと器のコントラストが美しい気高き顔立ち。美しさの中にもカエシの強そうな表情も見せる。まずはその力強そうな煤竹色のスープをレンゲでひとくち。採点には関係ないがこのメラミン製のレンゲが安っぽく有田焼の丼には不釣り合いかと。スープの味はハッキリと鰹が主体となっている。香りや独特の酸味からスープに溶け出した鰹節の旨みと言うよりは僅かだが節粉由来に感じた。その背後には鷄ガラや豚ゲンコツの動物系のコクもあるが魚介系が主導権を握っている。醤油ダレのキレとコクも強く優しくも輪郭はハッキリしたスープ。麺は胚芽の色を残した全粒粉ストレート細麺で師匠直伝ながら更なる進化を遂げた麺だ。食べ応えよりも喉ごしを重視した麺はまとまりながら口へ飛び込んできて奥歯で噛み潰されまいと逃げ回る暴れ麺。これも師匠譲りだろうが私はこの手の麺が得意でなく残念。具材は低温焼豚が二種類。正直に言うと食感の違いからは三種類かと思われたが、その内のひとつに限っては粗悪な端切れが盛り付けてあり筋だらけの固い豚肉だった。サービスとして端の部分を入れてあるのなら本来は感謝しなければいけないが私には不必要だった。本題の二種類の焼豚は鷄ムネ肉と豚ロースの低温焼豚で肉質も温度設定も素晴らしいが同じようなソミュール液で下味が付けられてあるのか食感が違うだけで同じ味に思えた。変な個性は求めないが明確な違いが欲しかった。追加の味玉は私の中では味玉の資格なし。高級な卵に色を着けただけの半熟玉子。穂先メンマは根元はコリッとし穂先にかけてしなやかな食感でアクセントになっていた。薬味の白ねぎは丁寧な仕事が施されていて繊細な麺の邪魔にならない。黒みの足りない海苔は見た目通りに香りが立たず食感も頼りない。中盤からは清湯スープに思えたスープにもザラつきを感じるようになり鰹の香りを魚粉で補っているように思えた。卓上のウンチクにもあるようにスープや醤油ダレにも複雑さを持たせているのに、たった耳かき一杯だけの魚粉でも方向性を変えてしまっている。せっかくなら私は潔く清らかな淡麗スープの方が良かった。ザラつきが嫌でスープは飲み干さなかったが評判通りに非天然由来の旨み成分は感じず身体にも優しいラーメンだと分かった。食べ終えた後も来客はなく席を立ったがしばらくは微かな魚粉の酸味が味覚を刺激し続けてきた。強気な価格設定だとは思うが良質の食材を使って無化調ならば当然の価格だと思う。しかし立地や客層の条件もあるので、たまたまの偶然で客が私だけだったのかも知れないが現実として〝孤高〟になってしまわないかと心配になる一杯でした。
前回は日曜日の夜営業を狙って訪問したがまさかの休業と不運に見舞われた過去があり今回は平日の昼営業に突撃してみた。
昼のピーク時は過ぎていたが、ある程度の行列は覚悟して八幡山駅に降り立った。店の場所は前回で把握していたので難なく店先に着いた。前回は閉じていたシャッターも上がって店内の様子が見えるがカウンターに人影がなく休業なのかと疑ってしまう。しかし営業中の看板があり店内も明るい。恐る恐る入口に手をかけると扉が開いた。営業中のようだ。
券売機の前に立ち数あるメニューの中から左端にある醤油系に味玉を追加する。好きな席に座り店内を眺める。まず驚くのはこの時間帯で客が私ひとりだけな事だ。店内に流れる静かなBGMが寂しさに拍車をかける。麺茹で釜の火力も落としてあるので久しぶりの来客と思われる。
着席して5分程で茹で釜が再沸騰して、それから麺を投入。その間にスープを小鍋で沸かし丼に醤油ダレを入れ具材を準備する。茹で時間はジャスト50秒でかなりの細麺と見た。店主ひとり客ひとりのタイマン勝負ならぬタイ麺勝負のラーメンが出来上がり我が杯の到着。
白磁の有田焼の高台丼の中の姿はスープと器のコントラストが美しい気高き顔立ち。美しさの中にもカエシの強そうな表情も見せる。
まずはその力強そうな煤竹色のスープをレンゲでひとくち。採点には関係ないがこのメラミン製のレンゲが安っぽく有田焼の丼には不釣り合いかと。スープの味はハッキリと鰹が主体となっている。香りや独特の酸味からスープに溶け出した鰹節の旨みと言うよりは僅かだが節粉由来に感じた。その背後には鷄ガラや豚ゲンコツの動物系のコクもあるが魚介系が主導権を握っている。醤油ダレのキレとコクも強く優しくも輪郭はハッキリしたスープ。
麺は胚芽の色を残した全粒粉ストレート細麺で師匠直伝ながら更なる進化を遂げた麺だ。食べ応えよりも喉ごしを重視した麺はまとまりながら口へ飛び込んできて奥歯で噛み潰されまいと逃げ回る暴れ麺。これも師匠譲りだろうが私はこの手の麺が得意でなく残念。
具材は低温焼豚が二種類。正直に言うと食感の違いからは三種類かと思われたが、その内のひとつに限っては粗悪な端切れが盛り付けてあり筋だらけの固い豚肉だった。サービスとして端の部分を入れてあるのなら本来は感謝しなければいけないが私には不必要だった。
本題の二種類の焼豚は鷄ムネ肉と豚ロースの低温焼豚で肉質も温度設定も素晴らしいが同じようなソミュール液で下味が付けられてあるのか食感が違うだけで同じ味に思えた。変な個性は求めないが明確な違いが欲しかった。
追加の味玉は私の中では味玉の資格なし。高級な卵に色を着けただけの半熟玉子。穂先メンマは根元はコリッとし穂先にかけてしなやかな食感でアクセントになっていた。
薬味の白ねぎは丁寧な仕事が施されていて繊細な麺の邪魔にならない。黒みの足りない海苔は見た目通りに香りが立たず食感も頼りない。
中盤からは清湯スープに思えたスープにもザラつきを感じるようになり鰹の香りを魚粉で補っているように思えた。卓上のウンチクにもあるようにスープや醤油ダレにも複雑さを持たせているのに、たった耳かき一杯だけの魚粉でも方向性を変えてしまっている。せっかくなら私は潔く清らかな淡麗スープの方が良かった。
ザラつきが嫌でスープは飲み干さなかったが評判通りに非天然由来の旨み成分は感じず身体にも優しいラーメンだと分かった。食べ終えた後も来客はなく席を立ったがしばらくは微かな魚粉の酸味が味覚を刺激し続けてきた。
強気な価格設定だとは思うが良質の食材を使って無化調ならば当然の価格だと思う。しかし立地や客層の条件もあるので、たまたまの偶然で客が私だけだったのかも知れないが現実として〝孤高〟になってしまわないかと心配になる一杯でした。