MENYA 食い味の道有楽の他のレビュー
コメント
>陽の光を遮られた空、今の心境を映している
またなにをセンチぶるとばい!こちら、ステマなラヲタで盛りあがると噂のお店だそうですが、、、やはり残念!自分も麺屋の水には結構敏感なんですよ!
...、もうすぐギラギラな夏空がお迎えしますよ!川越ナイトで会いましょう!
虚無 Becky! | 2019年7月11日 22:37このフレーズ結構お気に入りだったのにwさすがは喰いついて欲しい文面を見逃さないベキさんにはラーメンの趣向を度外視した勝手な親近感しかないです。レビューは半年以上も前なのですが、本当に食べられなかった印象しか残ってないです。私も現にご贔屓にしてる店があるのですが、店主さんはおろかスタッフの誰一人として面識はありません。ここはレビューの場ですので、当事者が感じた事だけは正直に記せると良いですね。たしかに高得点なのには疑問しか残らない店でした。
のらのら | 2019年7月12日 00:11
のらのら


ラーするガッチャマン(通院中)
mocopapa
としくん





朝起きて空を見上げたら快晴の真っ青な空の中にひとつだけ浮かんだ真っ白な雲を見つけた。
〝そうだ、雲呑を食べに行こう〟
と思い立ちRDBにて捜索を開始する。都内でワンタンの有名店と云えば何店舗か浮かんでくるが、以前からかなり気になっていた店への初訪問を志す。
それがこちらの店で皆さんのレビューや写真には限定メニューが取り沙汰される事が多く、不思議な屋号からも実態が把握できず謎のまま訪問を見送っていたのだ。お店情報のメニューにはラーメンやワンタン麺の表記もあるので試してみたいと思い初訪問を確定した。
持論の「限定メニューの多い店は基本のメニューの味がブレる」の考え方が未だに払拭できないが本日がキッカケになればと家を出た。
天気の良さも手伝って原宿までのひと駅を歩き千代田線にて最寄り駅の北柏駅を目指す。常磐線直通なので乗り換えはないが一時間をかけて27駅先の当駅に着いた。ここからは歩いて向かうが途中の北柏にあるのに渋谷駐輪場や大手ハム工場の無料で嗅げる燻製香、真下から眺められる巨大鉄塔など見どころ満載の散策ルートだ。
すると大通りのパチンコ店の駐車場の一角に佇む店を見つけた。大きな看板を見ても屋号がどれか、どこから読んだらいいのか分からず謎は深まるばかりだ。開店30分前の現着で先頭をキープし豊富な限定メニューの予告を見ながら待機する。
定刻通りに真っ白な暖簾がかかった。8anniversary の刺繍があるので御贔屓さんからの贈り物のようで愛される店なのが伺える。初見では迷ってしまいそうな券売機のラインナップだが初志貫徹でワンタン麺を発券しシャッターサービスなる特権のグラス入り烏龍茶を頂戴してカウンターに座る。
店内を見渡すとテーブル席も設けられた広い店内をツーオペで仕切る。9周年を迎えた以上に年季の入った内装は居抜き物件の引き継ぎだろうかと思ってしまうほどだ。メニュー数が多いせいか手入れが行き届かない厨房はお世辞にも清潔とは言えず汚れが目立つ。もうすぐ冬なのに10匹以上のハエが飛びまわっている。
カウンターの後ろにはスープの材料の高級鰹節が積み重ねられているので食材への期待は高まる。シャッターサービスで頂いた烏龍茶を飲みながら待つのだが、水出しの烏龍茶が臭いのかグラスが臭いのか分からないが生臭くて飲めたもんじゃなかった。原因を確かめるために飲み直す事すら出来ない臭さで飲むのをやめた。
店内の様子や烏龍茶のことはラーメンの評価には反映させないので心を持ち直してから待つ。すると着席後5分程で我が杯が到着した。
白磁に淡い絵柄の入った高台丼の中の姿は器の絵柄と馴染むように穏やかな色合いで出迎えてくれる。またひとつ気持ちが落ち着いた。
まずは伽羅色スープをひとくち。筆頭にあがるのは甘みを軸とした旨味と醤油の切れ味の良い酸味だが、ひとくち目で舌がジリジリと痺れてきた。さらには奥歯の辺りから生唾が湧いてきて瞬時に味覚崩壊が始まった。せっかくの高級鰹節や動物系スープの旨みが非天然由来の旨味成分で台無しに破壊されている。カエシの酸味と不自然な旨味がスパイラルとなりスープの全てを支配する。確かに旨味は強いが私には必要ない過剰な旨味だった。
スープは放棄して麺を食べてみると平打ちにも見える中太ちぢれ麺は骨格も体幹もしっかりとした食べ応えが持ち味だ。それを発揮させる硬めの茹で加減も素晴らしいがモチ肌の麺肌すらスープに毒されてしまっている。麺を噛みしめるたびに不自然な旨味が溢れてくるのが残念で仕方ない。
具材の雲呑は字のごとく雲を呑むような中式ではなく餡の大きめな日式ワンタンだ。その大きなワンタンが5個も入っている。それは水餃子よりも大きな餡だが、しなやかな絹のような舌触りの薄手の皮で包まれたいる。その豚挽肉の餡も粗挽きながらもしっかりと練られているので非常に柔らかくなめらかに仕込まれている。しかし挽肉の鮮度が良いのに生姜や香辛料の臭み消しが必要以上に加えられているので豚挽肉本来の旨みも消されている。
メンマは一般的な味付けメンマで自家製だとすれば業務用の既製品と遜色ない出来上がりだ。
薬味は青ネギの小口切りだが幅も不揃いで蛇腹状のネギもあったのはご愛嬌としても、切り口の乾いた水々しさのない青ネギからは香りも無ければ食感も悪く麺に絡んできては邪魔をする。
青みの水菜は何故か葉先の緑の部分はなく茎の部分だけが添えてあるので彩りの為ではなく食感重視の役割だろう。しかしこれもまた麺のモチモチとした食感の邪魔になっていた。
遠くまで足を運んだが完食完飲とはならず私には合わない残念なワンタン麺だった。やはり限定メニューやスープの種類の多さの為か基本のメニューには心血が注がれているとは感じられず持論を覆すことは出来なかった。
烏龍茶で口の中を洗い流す事も出来ず不思議な旨味を残したまま店を出て見上げた空には大きな雲がいくつも浮かんでいた。それはまるで、いま食べたワンタンのように大きい。朝起きて見上げた清々しい青い空とは違い、陽の光を遮られた空は私自身の今の心境を映しているような一杯でした。