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日曜日 晴天 11:00 先待ち1名 後客5名土日祝の有名人気店は大行列が予想される為、本日はのんびりとオープン間もない新店巡りをしようと考えた。昨晩中にRDBのオープン日順での店舗検索でいくつかの目星を付けておいたのだが、その中でもオープンして一ヶ月ほど経ちオペレーションも落ち着いてきたのではないだろうかとこちらの店に白羽の矢を立てた。先日伺った西台にオープンした人気店ではオーダーミスが周りで起きていたり、私のラーメンも麺が硬過ぎて満足できなかったりと開店直後の大変さを目の当たりにしたので今回はそれを避けたかったのもこちらに決めた理由だ。場所は日暮里と渋谷からは真反対になるが開店時間を狙って山手線で向かうために10時過ぎに家を出た。休日の山手線はこんなにも空いているのかと驚くほどだったが車窓の変化を楽しみながら30分ほど揺られると日暮里駅に着いた。乗り換えでは来たことがある駅だが改札を出るのは初めてかも知れず、山手線内でも知らない駅があるんだなと経験不足を思い知る。改札を進み住宅街を抜けると親交睦商店街という大きなバス通りに出た。そこに開店祝いの花が並んだ店先を見つけた。立派な三本立てのファレノプシスがお祝いで届いているが一ヶ月過ぎても美しさを保ち満開だった。細やかな草花への思いやりと手入れの良さからは店のポリシーも伝わってくるようでラーメンに対しても期待が持てる。狙い通りに行列はないので余裕をかまして近所を散策していると定刻になり店に戻ったら一人 名の客が待っていた。すぐに紺地の暖簾が掛かり二番手で入店し券売機の前へ。迷わず基本の味玉付きのお題を発券しカウンターに座り初の店内を見渡す。新店ならではの調理具や什器の輝きがまぶしいカウンターだけの店内を三人体制で仕切る。店内に特筆するような香りは漂ってはなく視覚の清潔感だけでなく嗅覚からも清らかさが伝わってくる。カウンター席からは見えないが入口の横にはカーテンで仕切られた製麺室があり、そこには余裕で三桁を超える製麺機が鎮座している。この相棒のチカラを借りれば麺切れでの早仕舞いも格段と減るだろう。カウンターの壁面に工夫して設けたグラス置きからグラスを取り出し水を汲み待つ事5分足らずで我が杯が到着した。メラミン製の受け皿に乗せられた淡い青磁の蓋付玉淵丼の中の姿は純朴で飾り気のない自然体で好感が持てる。まずは丁子染色のスープをひとくち。何はともあれ感じるのは鷄由来の出汁の旨さと醤油ダレの香味で例えるならどちらもナタではなくカミソリのような鋭いキレを感じる。鷄出汁は地鶏のような野性味のある濃厚で芳醇な出汁ではなく、丸鷄や鶏ガラ由来のシャープなコクを引き出すことで形成されているようだ。 カエシも円熟した奥深さを表現するのではなく甘 辛 酸のフレッシュなバランスで構成されスープにより一層のキレを与えている。高級製麺機で打たれた自家製麺を楽しんでみる。カウンターの背後に人気の「春よ恋」の小麦粉袋が積んであったので春よ恋の特徴を活かしたもっちり多加水麺をイメージしていたが箸先が触れただけでそうではない事に気付いた。見た目は生麺の時は胚芽色が多く残る中細ストレート麺だがエッジの効いた中太麺にも見えた。しかし茹で時間が65秒と短く硬めの茹で加減が想像でき、箸で掴んだ時にそれを実感した。持ち上げても箸に抗うようにコシを保っているので扱いが難しい。いざ口に含むと麺肌はフスマの凹凸で滑らかさはなく最初のイメージの裏を取られた。脳を整理しなおし咀嚼してみると全粒粉ならではの風味と甘みが弾け出す。この甘みとスープのキレが相まってお互いを高め合うナイスコンビだ。しかし硬めの麺には若干のもたつきがあるのでピークはまだ先のようだ。ひとまず麺を離れ具材を楽しむ事にする。具材は焼豚が二種類。先に淡白そうな鶏ムネ肉のレアチャーシューから食べてみる。小ぶりだが肉厚があり肉質の食感は出ているがマリネが足りなく感じた。素材の鮮度は良いので獣臭さはないが下味には物足りなさがあった。もう一枚は豚バラの巻き型焼豚で片面をしっかり炙られている。香ばしさがありカリッとした食感がアクセントになるが赤身と脂身の旨みは抜けてしまっていたのが残念。メンマではなく細切りタケノコが多めに添えられてあった。私は発酵臭を残した細切りメンマが好きなのだが細切りタケノコも薄めの味付けにより筍の香りが引き立ち麺との相性も良いと思えた。薬味も本来はアンチ派の白髪ねぎとアオサ海苔だったが、一般的な針状の白髪ねぎではなく繊細な切り口の白ねぎは口当たりと香りが非常に良く驚いてしまった。アオサ海苔も食べ進めていくうちにスープに溶け込んでしまうのが苦手なのだが最後まで一ヶ所に礼儀正しく留まっていたのが好印象。具材の全てがスープと麺の邪魔をしないように仕上げてあるのがようやく理解できた。具材を食べ終え放置した麺に戻ったが相変わらず意地を張ったように麺は硬くグルテン感を出してこない。個人的な好みとしては少し硬さを抑えた麺で、このキレのあるスープとの組み合わせを楽しんでみたいと欲が出たしまった。食べ終えたあともシンプルな構成のスープが頭に残り、カエシや香味油のアレンジで無限のブラッシュアップを期待してしまう一杯でした。
土日祝の有名人気店は大行列が予想される為、本日はのんびりとオープン間もない新店巡りをしようと考えた。昨晩中にRDBのオープン日順での店舗検索でいくつかの目星を付けておいたのだが、その中でもオープンして一ヶ月ほど経ちオペレーションも落ち着いてきたのではないだろうかとこちらの店に白羽の矢を立てた。
先日伺った西台にオープンした人気店ではオーダーミスが周りで起きていたり、私のラーメンも麺が硬過ぎて満足できなかったりと開店直後の大変さを目の当たりにしたので今回はそれを避けたかったのもこちらに決めた理由だ。
場所は日暮里と渋谷からは真反対になるが開店時間を狙って山手線で向かうために10時過ぎに家を出た。休日の山手線はこんなにも空いているのかと驚くほどだったが車窓の変化を楽しみながら30分ほど揺られると日暮里駅に着いた。乗り換えでは来たことがある駅だが改札を出るのは初めてかも知れず、山手線内でも知らない駅があるんだなと経験不足を思い知る。
改札を進み住宅街を抜けると親交睦商店街という大きなバス通りに出た。そこに開店祝いの花が並んだ店先を見つけた。立派な三本立てのファレノプシスがお祝いで届いているが一ヶ月過ぎても美しさを保ち満開だった。細やかな草花への思いやりと手入れの良さからは店のポリシーも伝わってくるようでラーメンに対しても期待が持てる。
狙い通りに行列はないので余裕をかまして近所を散策していると定刻になり店に戻ったら一人 名の客が待っていた。すぐに紺地の暖簾が掛かり二番手で入店し券売機の前へ。迷わず基本の味玉付きのお題を発券しカウンターに座り初の店内を見渡す。
新店ならではの調理具や什器の輝きがまぶしいカウンターだけの店内を三人体制で仕切る。店内に特筆するような香りは漂ってはなく視覚の清潔感だけでなく嗅覚からも清らかさが伝わってくる。カウンター席からは見えないが入口の横にはカーテンで仕切られた製麺室があり、そこには余裕で三桁を超える製麺機が鎮座している。この相棒のチカラを借りれば麺切れでの早仕舞いも格段と減るだろう。
カウンターの壁面に工夫して設けたグラス置きからグラスを取り出し水を汲み待つ事5分足らずで我が杯が到着した。メラミン製の受け皿に乗せられた淡い青磁の蓋付玉淵丼の中の姿は純朴で飾り気のない自然体で好感が持てる。
まずは丁子染色のスープをひとくち。何はともあれ感じるのは鷄由来の出汁の旨さと醤油ダレの香味で例えるならどちらもナタではなくカミソリのような鋭いキレを感じる。鷄出汁は地鶏のような野性味のある濃厚で芳醇な出汁ではなく、丸鷄や鶏ガラ由来のシャープなコクを引き出すことで形成されているようだ。 カエシも円熟した奥深さを表現するのではなく甘 辛 酸のフレッシュなバランスで構成されスープにより一層のキレを与えている。
高級製麺機で打たれた自家製麺を楽しんでみる。カウンターの背後に人気の「春よ恋」の小麦粉袋が積んであったので春よ恋の特徴を活かしたもっちり多加水麺をイメージしていたが箸先が触れただけでそうではない事に気付いた。見た目は生麺の時は胚芽色が多く残る中細ストレート麺だがエッジの効いた中太麺にも見えた。しかし茹で時間が65秒と短く硬めの茹で加減が想像でき、箸で掴んだ時にそれを実感した。持ち上げても箸に抗うようにコシを保っているので扱いが難しい。
いざ口に含むと麺肌はフスマの凹凸で滑らかさはなく最初のイメージの裏を取られた。脳を整理しなおし咀嚼してみると全粒粉ならではの風味と甘みが弾け出す。この甘みとスープのキレが相まってお互いを高め合うナイスコンビだ。しかし硬めの麺には若干のもたつきがあるのでピークはまだ先のようだ。ひとまず麺を離れ具材を楽しむ事にする。
具材は焼豚が二種類。先に淡白そうな鶏ムネ肉のレアチャーシューから食べてみる。小ぶりだが肉厚があり肉質の食感は出ているがマリネが足りなく感じた。素材の鮮度は良いので獣臭さはないが下味には物足りなさがあった。もう一枚は豚バラの巻き型焼豚で片面をしっかり炙られている。香ばしさがありカリッとした食感がアクセントになるが赤身と脂身の旨みは抜けてしまっていたのが残念。
メンマではなく細切りタケノコが多めに添えられてあった。私は発酵臭を残した細切りメンマが好きなのだが細切りタケノコも薄めの味付けにより筍の香りが引き立ち麺との相性も良いと思えた。
薬味も本来はアンチ派の白髪ねぎとアオサ海苔だったが、一般的な針状の白髪ねぎではなく繊細な切り口の白ねぎは口当たりと香りが非常に良く驚いてしまった。アオサ海苔も食べ進めていくうちにスープに溶け込んでしまうのが苦手なのだが最後まで一ヶ所に礼儀正しく留まっていたのが好印象。
具材の全てがスープと麺の邪魔をしないように仕上げてあるのがようやく理解できた。具材を食べ終え放置した麺に戻ったが相変わらず意地を張ったように麺は硬くグルテン感を出してこない。個人的な好みとしては少し硬さを抑えた麺で、このキレのあるスープとの組み合わせを楽しんでみたいと欲が出たしまった。
食べ終えたあともシンプルな構成のスープが頭に残り、カエシや香味油のアレンジで無限のブラッシュアップを期待してしまう一杯でした。