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平日 曇天 13:45 先客6名 後客4名〝ニューオープン狙いうち〟本日の二食目も池袋でと決めていたコチラへの初訪問を実行する。一食目の「ソラノイロ食堂」と同じくオープン情報は以前から知っていたのだが、RDBユーザーの皆さん評価がパッとしないので躊躇していた新店なのだ。しかし本日は池袋での一食目を終えたので、せっかくのチャンスと思い連食先に決めていたのだ。連食といっても移動時間も少なく即連食とはいかない胃袋なので、消化促進と疲労軽減を兼ねて足つぼマッサージに向かった。池袋には怪しげなマッサージ店が多いと聞くので、ラーメン屋以上に慎重に店選びをして日本人が営むマッサージ店で時間を過ごした。足つぼ60分コースを終えると気分爽快で腹も減ってきた。施術の相性が良かったのか揉み返しも全くなく、軽快に店へと向かった。今度は東口を出て歩いて数分で好立地に店を構える店先の看板が目に入った。店内はほぼ満席で、平日の昼ピークを外しても池袋の集客力の高さを感じる。カウンターの空席を見つけてから券売機の前へと進み品定めをする。今回は中国地方の二県の牛骨ラーメンにスポットを当てているようだ。あまり馴染みのないジャンルなので上部左端を飾っているボタンを押してカウンターに座る。店内を物色すると狭いカウンターだけの屋台風店内を本日は三人体制で回している。調理場の奥のガス台には大型の寸胴鍋が二台並んでスープを炊かれている。大きな木ベラで牛骨や牛脂を力強く潰している作業が印象に残る。本日の客層は偶然かもしれないが半数以上からハングル語が聴こえてくる。ひとグループではないようなのだが、池袋の土地柄の観光客だろうか。目を閉じればソウルにいるのではと勘違いしてしまいそうな雰囲気の中で待っていると、着席して3分の早さで我が杯が到着した。この提供スピードならば巨大な池袋の胃袋にも対応できるだろう。そんな超高速で提供されたラーメンの姿は懐かしさと地方色をアピールする双喜に龍の描かれた昔ながらの高台丼の中で、田舎っぽさというよりは雑に見える盛り付けで現れた。そこからは丁寧さなど全く感じない挑発的で険しい表情に映った。しかし見た目は評価の基準にしていないので心を落ち着かせてレンゲを手に取った。まずは大きな粒子の油膜の張った渋紙色のスープをひとくち。レンゲで油膜を破ると立ち昇ってきた香りは甘みを想像させる風味だった。そんなスープを口に含むと、先陣を切ったのはコショウの強い刺激だった。基本でもこの強い感覚に、ご当地ではこういうものなのだろうかと理解しようとするが味覚が異常に反応してしまった。その背後には牛骨らしい甘みも感じられるが、初見としては面喰らってしまった。しかし韓国人客が多いのも納得がいくスープではあった。それは韓国のテールスープやカルビスープに通じるコクがあり、香辛料との相性も悪くはないはずだ。とは思ってみたものの更なる旨味が加えられている事で、私には手の付けようのない旨味を持ったスープになっていた。麺は少しだけ緩やかなウェーブを持った中細ストレート麺で、麺上げまではジャスト90秒。良く言えば優等生的な麺質で非の打ち所がないが、特徴のない物足りなさも感じてしまうタイプだ。もはやスープのコショウと旨味のダブルの刺激で味覚はより鈍くなっているので、食感だけが評価の対象となってしまった。それで言えばモッチリとしたグルテンが歯応えを強く感じさせてくれるので、好みのタイプの麺質だった。具材は特製にしたので充実の布陣と思えたが、内容的には満足できるものは一品もなかった。特製ならではの具材に挙げられるのはやはり牛スジだろう。アキレス腱などのスジ部分を使うのではなく良質の牛バラ肉のかぶり部分やゲタを煮込んだ作られているのは良かったが、少ない脂身のコラーゲンが抜け出してしまっているのでパサついた赤身の食感が口当たりを悪くしている。カルビ肉の旨みも流れ出てしまい味気なく、スープの出汁ガラのように思ってしまった。また基本のチャーシューも脂身のない豚モモ肉が使われていたが、スライスされてから何時間も経ったように乾燥して食感を悪くしている。旨みも残っていないチャーシューを噛み続けるのは苦痛で食べるのをやめた。味玉は頭をかじるとお尻から黄身がスープに流れ出してしまうような下茹で加減。よって味乗りもなく熟成感もない半熟ゆで卵を食べているようだった。メンマは冷たさが気になった。細やかな味付けは判断できるような状態ではなかったが、軽やかな食感は印象に残っている。茹でモヤシは細いモヤシを使われていたが、茹で麺機の中で茹でられたものだろう。オープンして早い時間帯ならば感じなかったかもしれないが、昼ピークを過ぎた頃には茹で湯の匂いがモヤシに移ってしまい不快な風味をまとっていた。モヤシの鮮度は良さそうなので下処理が残念な結果となっていた。写真からも分かるように薬味の青ネギは蛇腹状のものが大量に含まれていた。そこには薬味愛は感じられず、舌触りも不快になるだけでプラス面を見出せなかった。序盤から完食は到底無理なことは思っていたが、こんなにも残してしまったのは久しぶりである。特製にした事を後悔するような、私には合わないラーメンだった。しかしこのラーメンの全てが、ご当地ラーメンを再現されているのだとしたら当然の仕上がりなのだろう。それを確認するためにも近々で山陰遠征を計画しなければと強く思った一杯でした。
〝ニューオープン狙いうち〟
本日の二食目も池袋でと決めていたコチラへの初訪問を実行する。一食目の「ソラノイロ食堂」と同じくオープン情報は以前から知っていたのだが、RDBユーザーの皆さん評価がパッとしないので躊躇していた新店なのだ。
しかし本日は池袋での一食目を終えたので、せっかくのチャンスと思い連食先に決めていたのだ。連食といっても移動時間も少なく即連食とはいかない胃袋なので、消化促進と疲労軽減を兼ねて足つぼマッサージに向かった。池袋には怪しげなマッサージ店が多いと聞くので、ラーメン屋以上に慎重に店選びをして日本人が営むマッサージ店で時間を過ごした。足つぼ60分コースを終えると気分爽快で腹も減ってきた。施術の相性が良かったのか揉み返しも全くなく、軽快に店へと向かった。
今度は東口を出て歩いて数分で好立地に店を構える店先の看板が目に入った。店内はほぼ満席で、平日の昼ピークを外しても池袋の集客力の高さを感じる。カウンターの空席を見つけてから券売機の前へと進み品定めをする。今回は中国地方の二県の牛骨ラーメンにスポットを当てているようだ。あまり馴染みのないジャンルなので上部左端を飾っているボタンを押してカウンターに座る。
店内を物色すると狭いカウンターだけの屋台風店内を本日は三人体制で回している。調理場の奥のガス台には大型の寸胴鍋が二台並んでスープを炊かれている。大きな木ベラで牛骨や牛脂を力強く潰している作業が印象に残る。本日の客層は偶然かもしれないが半数以上からハングル語が聴こえてくる。ひとグループではないようなのだが、池袋の土地柄の観光客だろうか。
目を閉じればソウルにいるのではと勘違いしてしまいそうな雰囲気の中で待っていると、着席して3分の早さで我が杯が到着した。この提供スピードならば巨大な池袋の胃袋にも対応できるだろう。そんな超高速で提供されたラーメンの姿は懐かしさと地方色をアピールする双喜に龍の描かれた昔ながらの高台丼の中で、田舎っぽさというよりは雑に見える盛り付けで現れた。そこからは丁寧さなど全く感じない挑発的で険しい表情に映った。しかし見た目は評価の基準にしていないので心を落ち着かせてレンゲを手に取った。
まずは大きな粒子の油膜の張った渋紙色のスープをひとくち。レンゲで油膜を破ると立ち昇ってきた香りは甘みを想像させる風味だった。そんなスープを口に含むと、先陣を切ったのはコショウの強い刺激だった。基本でもこの強い感覚に、ご当地ではこういうものなのだろうかと理解しようとするが味覚が異常に反応してしまった。その背後には牛骨らしい甘みも感じられるが、初見としては面喰らってしまった。しかし韓国人客が多いのも納得がいくスープではあった。それは韓国のテールスープやカルビスープに通じるコクがあり、香辛料との相性も悪くはないはずだ。とは思ってみたものの更なる旨味が加えられている事で、私には手の付けようのない旨味を持ったスープになっていた。
麺は少しだけ緩やかなウェーブを持った中細ストレート麺で、麺上げまではジャスト90秒。良く言えば優等生的な麺質で非の打ち所がないが、特徴のない物足りなさも感じてしまうタイプだ。もはやスープのコショウと旨味のダブルの刺激で味覚はより鈍くなっているので、食感だけが評価の対象となってしまった。それで言えばモッチリとしたグルテンが歯応えを強く感じさせてくれるので、好みのタイプの麺質だった。
具材は特製にしたので充実の布陣と思えたが、内容的には満足できるものは一品もなかった。特製ならではの具材に挙げられるのはやはり牛スジだろう。アキレス腱などのスジ部分を使うのではなく良質の牛バラ肉のかぶり部分やゲタを煮込んだ作られているのは良かったが、少ない脂身のコラーゲンが抜け出してしまっているのでパサついた赤身の食感が口当たりを悪くしている。カルビ肉の旨みも流れ出てしまい味気なく、スープの出汁ガラのように思ってしまった。
また基本のチャーシューも脂身のない豚モモ肉が使われていたが、スライスされてから何時間も経ったように乾燥して食感を悪くしている。旨みも残っていないチャーシューを噛み続けるのは苦痛で食べるのをやめた。
味玉は頭をかじるとお尻から黄身がスープに流れ出してしまうような下茹で加減。よって味乗りもなく熟成感もない半熟ゆで卵を食べているようだった。
メンマは冷たさが気になった。細やかな味付けは判断できるような状態ではなかったが、軽やかな食感は印象に残っている。
茹でモヤシは細いモヤシを使われていたが、茹で麺機の中で茹でられたものだろう。オープンして早い時間帯ならば感じなかったかもしれないが、昼ピークを過ぎた頃には茹で湯の匂いがモヤシに移ってしまい不快な風味をまとっていた。モヤシの鮮度は良さそうなので下処理が残念な結果となっていた。
写真からも分かるように薬味の青ネギは蛇腹状のものが大量に含まれていた。そこには薬味愛は感じられず、舌触りも不快になるだけでプラス面を見出せなかった。
序盤から完食は到底無理なことは思っていたが、こんなにも残してしまったのは久しぶりである。特製にした事を後悔するような、私には合わないラーメンだった。
しかしこのラーメンの全てが、ご当地ラーメンを再現されているのだとしたら当然の仕上がりなのだろう。それを確認するためにも近々で山陰遠征を計画しなければと強く思った一杯でした。