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「汁そば (醤油) ¥750+味玉 ¥100」@汁そば LUCY ルーシーの写真日曜日 晴天 13:50 先客1名 後客2名

〝麺遊空間いばらき 一泊二日ラーメンめぐり〟

今回の茨城遠征でのトータル6杯目となる本日の2食目の候補を探すために、ひとまずは土浦駅のカフェまで戻って来た。

ここで土浦を離れて別の場所を訪れる事も考えたのだが、遠くまで移動していては昼の部での連食が困難になると思われ近場で候補の店を検索してみる。RDBを土浦市に絞り込んでみると、総合ランキング第3位に挙がっているコチラを見つけた。お店情報によると昼の部だけの営業のようだが無休となっているので、少し余裕を持って14時半閉店よりも早めに店を目指してみた。

関鉄バス 筑波大学中央行きにて、たった二駅で最寄りの桜町四丁目バス停に5分もせずに着いた。歩いても来られる距離ではあったが、炎天下の陽射しを避けられただけでも体力を温存できた事を感謝したい。そこからは歩いて数分のようだが、ラーメン屋らしい建物が前方に現れてこない。もしやのスープ切れによる早じまいも脳裏をよぎったが、手前にある駐車場には小さな看板と駐車している車が見えてきた。その先のオレンジの日除けテントが張られた場所が目的地のようだが、のれんや幟旗があるわけではなく店先に着いても確信が持てなかった。それでも店内に人影を見つけると、恐る恐る扉を開けてみた。すると店内の女性スタッフさんが券売機の方に誘導してくれたので、まだ閉店ではなかったようだ。最近導入されたらしい入口右手の券売機にて、左最上部に位置するお題と味玉を追加発券してカウンターを陣取り店内観察を始める。

厨房と客席が完全に独立したレイアウトの店内を、本日はお二人で切り盛りしているが構造上の理由でホールスタッフが不可欠のようだ。客席には多くのテーブル席と、壁沿いのカウンターが設けてある。茶色をベースとしたシックで清潔感のある店内で、セルフで大きなプラ製グラスに水を入れて待機する。なかなかこの大きさのグラスを置いている店が少なく、何度も水を汲みに行かなくても良い利便性がある。厨房が奥まって隔てられているので調理工程を想像しながら待っていると、着席して5分で我が杯が到着した。

その姿は私の最も好きな柄のタコ唐草紋様の高台丼の中で、ビビットな景色を見せている。とにかく珍しい要素が満載で、親しみやすさよりも警戒心を抱いてしまうのような表情をしている。そんな謎めいた姿を暴いていく為に、ステンレス製のレンゲを手にとった。

まずは黒檀色のスープをひとくち。深みのある漆黒の闇のような液面を、盛りだくさんの具材に覆われて見える部分が少ないスープにレンゲを沈めた。するとインパクトのある醤油の香りがダイレクトに鼻腔に襲いかかってきた。出汁の香りよりも鮮明に醤油香を感じながらスープを口に含んでみると、香りほどではないがハッキリとしたカエシの醤油感が先陣を切ってくる。麺類を麺類で例えてしまっては申し訳ないが、日本蕎麦の〝藪系〟のカエシを思わせるキリッとした仕立てとなっている。しかし日本蕎麦のカエシと明確に違うのが香辛料の香りが強く含まれているの点で、見た目と同じくオーソドックスな醤油清湯ではないスープだと受け取った。その背後には動物系出汁よりも鰹節主体の魚介出汁の旨みが隠れているが、前に出てくる塩気の強さで鳴りを潜めてしまっている気がする。私にとっては、かなりの塩分過多に感じるスープを諦めて麺に取り掛かってみる。

麺上げまでジャスト120秒の自家製麺を持ち上げてみると、はっきりと全粒粉のフスマの色素が浮かび上がっている中細ストレート麺が現れた。箸先に係る重量は軽やかで加水の程度は高くはなさそうに伝わってくる。切刃のエッジがくっきりと刻まれた自家製麺は、ストレートながらも麺を折りたたんだ跡が残り大きな歪みが見られる。そんな軽やかそうな麺を束ねてすすり上げると、個性的な口当たりを唇が感じ取った。それはスポンジ生地のような凹凸を感じる口当たりで、滑らかさとは真逆の出会った事のない不思議な感覚だった。その食感と同時に感じたのは、これまた味わった事のない小麦の風味で焼きたてのバケットを思わせる美味そうな香りだった。それがスープからの香辛料の香りと重なると、自分がラーメンとは別の麺類を食べているかのような錯覚を抱いてしまった。個性的なスープと麺だとは思うが、保守派の私には受け入れづらい組み合わせだった。

個性を主張するのはスープと麺だけでなく具材のチャーシュー類にも現れていて、ラーメンを汁そばと呼ぶ辺りに共通するようなオリジナリティを表現していた。そんな具材の筆頭に挙がるのは、やはり豚ナンコツをじっくりと煮込んだ軟骨ソーキだろう。過去に食べた軟骨ソーキの印象のままに口にしてみると、軟骨を取り巻く肉の部分は柔らかいが軟骨部分は硬めに煮込まれている。初訪問なので、この硬さが基本なのかもしれないが随分と硬く感じてしまったのが本音だ。味の浸み込みも弱かったので薄味なのは良かったが、煮込みが足りないのではとも思った。ゴリっとした歯応えを楽しむソーキなのだろうが、イメージしていたとろけるようなコラーゲンを感じられず残念だった。

それで終わりかと思ったら基本的なチャーシューも入っていた。豚肩ロースで仕込まれたロースト型は小ぶりではあるが肉厚を持たせてカットされているので食べ応えがあり、甘みを利かせた下味が素晴らしい。このチャーシューならば追加したいと思うほどに好みに合っていた。

追加した味玉は下茹での半熟加減や漬けダレの浸透なども申し分ないが、特筆すべき点が見当たらない。という事は美味しいはずなのだが何かが違っていて、私の勝手な〝味玉論〟に一石を投じる事になった。それ以後も考えてはみるが未だ結論には達していないが、スープの主張の大きさが原因ではないかと推測している。

個性をアピールするのは薬味陣にも言える事で、私の中のスタンダードとはかけ離れていた。白ネギは細かく刻まれていて切り口からは刺激のある香りや辛味が出ていて、強気なスープに拍車をかけていた。海苔は板海苔ではなくバラ海苔が添えられていて香りはあるのだが、スープに溶け出してしまった後は常に香りを支配してしまっていた。それを邪魔に感じてしまったので、海苔はやはり板海苔の方が好みだと再確認した。それは色どり要員の五色あられにも言える事で、見た目の良さはあるがスープを飲む際には必要性を全く感じられなかった。

序盤から変化球的な要素に戸惑いながら麺だけは完食できたが、硬い軟骨や強気なスープは残してしまった。そもそも味覚の老衰化が問題なのではあるが、初動で感じた強い醤油感を引きずってしまったのが好みではなかった要因だった。

強い塩気で渇いた喉をお冷で癒して席を立つと、今回の茨城遠征の本丸でもある水戸へと出陣しようと思い土浦駅まで戻ってきた。楽しかった土浦ナイトに未練を残しながら土浦を後にする一杯となりました。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

「汁そば LUCY」って土浦のキャバ嬢かと勘違いした(汗)
「保守派の私」昼は保守派、夜は革新派?個性的なプレイでしたか?
「楽しかった土浦ナイト」やはり楽しかったんじゃん!冒頭に出てこないので今回は外したかと思いましたw

虚無 Becky! | 2019年8月6日 00:25

なんて卑猥なキャバ嬢なんですかw考えてみたら夜もワンパターンの保守派かもしれません。ってコラッw

のらのら | 2019年8月6日 10:11