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コメント
まさかそこまで行かれたのですか?花火大会の準備のようで臨休だったようです。
親父さんと川向の奥様が話してくれました。私も昨日いって臨休くらってつくばへリカバリーしましたが、車でも大変なのに、徒歩だと大変すぎますね。親父さんから電話入れてくれよと言われましたよ。
さらに下妻までなら気が遠くなりそう。茨城は面白い麺屋が多いですね。
虚無 Becky! | 2019年8月12日 11:43あらら…両方とも赤信号だったんですね残麺…
のらのらさんの感想をぜひ読みたかった…
ベキさんもフラれたとレポあったんで…一瞬一緒だったのかと⁉^^
ぴろリポ | 2019年8月12日 12:18ベキさんとニアミスしてたかもですね。思い返せば町中に花火大会のポスターが貼ってありました。しかしラーメン屋さんが花火大会準備って面白いですね。橋の下に広い河原があったので、そこが会場なのですかね。いつになるか分かりませんが、必ず訪れてみたい店のうちの一つですね。しかしお互いのリカバリー先が、つくばと下妻ってあたりが移動手段は違えど病み方は同じですねw
のらのら | 2019年8月12日 13:57ぴろさは訪問済みなんですね、うらやましいです。親父さんにtwitterやってとは言いませんが、せめてあの信号機を水海道駅に置いてくれないかと思いましたw
のらのら | 2019年8月12日 14:04信号機駅前設置…中々の発想^^
確かに今の時代、RDBもtwitterもブログもSNS系やってないお店に行く時は…臨休心配になりますよね^^;
スープ切れ早仕舞いも心折れますが…次こそはと、闘志が萌えます
ぴろリポ | 2019年8月13日 00:40
のらのら
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〝麺遊空間いばらき 三泊四日ラーメンめぐり〟
本日をもって四日間に渡った茨城遠征も最後の締めくくりにしようと思い、長い間RDBのスパコンのオススメに挙がっている水海道の人気店を訪れるために前食の取手から移動して来た。しかし名物とも言われる赤信号が目印の臨時休業に見舞われてしまった。お店情報でも不定休なのは知っていたが、駅から遠い道のりを歩いて来たのでショックは大きかった。リカバリーしようと川の向こうのラーメン店に橋を渡って行ってみたが、まさかのコチラも赤信号が点っていた。
仕方なく20分かけて水海道駅まで戻り今回の旅もこのまま終わりを迎えるかと思っていたのだが、土浦嬢から仕入れた情報が役に立つ時が来たのだ。水戸の前に泊まっていた土浦で出会った女の子が下妻の出身で、コチラのラーメンが美味しいから行ってみてと教えてくれたのを思い出した。勿論ハタチそこそこの若者の言う事なので鵜呑みにはしなかったが、同じ常総線沿線で起死回生のラーメンに出会えるかもしれないと移動ルートを調べてみた。すると営業時間の短い昼の部にも何とか間に合いそうだったので、一足伸ばして茨城遠征13杯目を求めて移動を開始した。
水海道駅を13時ちょうどに常総線にて出発すると、30分ほどで最寄りの下妻駅までは来られた。しかし14時閉店のコチラに間に合うバスがなかったので、やむを得ず駅前に停まっていたタクシーに乗車して店へと急いだ。走ること5分ほどで、超巨大なショッピングモールの外れにあるコチラの店先で降りた。早じまいを心配していたが店頭には大きく営業中と看板が立っており、三連続でフラれる事はなくなった。
大きな店構えの入口には外待ちベンチが完備してあり玄関の内側も待合室となっているので、繁忙期やピークタイムの客入りのスゴさは想像がつく。そんな入口を抜けると左手に券売機が置かれてあり、急遽の訪問となったので予習不足だったが本日のお題を品定めする。左上部の筆頭を飾っているのがマイスタンダードの醤油系だったが右側に〝和風だし〟という言葉を見つけたので、暴飲暴食で酷使した胃袋を気づかいボタンを押した。メニュー写真には味玉も写っていたので基本のみを発券した。
時間帯のせいか広い客席には空席も目立ち、カウンターの中央に腰を下ろし店内観察を始める。L字カウンターの他にも多くのテーブル席が設けてあり大人数にも対応可能な客席となっている。コンクリート壁の打ちっ放しと木目調のカウンターの組み合わせが、バブル期に放映されたトレンディドラマの主人公が暮らすデザイナーズマンションを思い出させる。そんな歴史のある店内を本日は五人体制で回していて、厨房内では夜の仕込みに余念がない。そんな下準備の大変さを眺めながら待っていると、着席して5分で我が杯が到着した。
その姿は口縁が鋭角に狭まった白磁の切立丼の中で、素朴ながらも盛りだくさんな風景を見せている。メニュー写真の嘘偽りのない姿に安堵しながらレンゲを手にした。
まずは榛色のスープをひとくち。わずかに豚背脂の脂片が見え隠れする液面の下には、少しだけ霞みがかったスープが見える。そんなスープにレンゲを落とし込むと、軽やかだが粘着質も感じる手応えが伝わってきた。破れた油膜の隙間からはタイトルの文字通りに魚介の和風だしの香りが立ち昇ってきて、親しみやすい香りが鼻腔の中に広がった。いざスープを口に含むと、香りの魚介出汁とは異なる動物系出汁の力強い旨みが口の中を占拠した。鼻の中の香りは魚介で、口の中の旨みは鶏豚主体となって担っている。また動物性コラーゲンの粘りが唇や口内をコーティングするので、スープの濁りは動物系由来の半濁なのだろう。まろやかなスープに対して合わせるカエシは強めに設定してあるが、決して塩分過多にはならずスープに輪郭だけを付けている。
続いて麺をピックアップしてみると、密度の濃そうな中細ストレート麺が現れた。箸を持つ指先にはどっしりと重たい荷重がかかり、加水率の高さを思わせる外注麺だ。麺上げまでは100秒程度に思われるが、凛としたハリを感じさせる。そんな中細麺を一気にすすると、あまりの熱さに唇が驚いた。スープの高温が麺に移ってすすり上げた口の中をヤケドしそうだった。言い換えれば、それだけスープを持ち上げているという事で麺との一体感がある。すするたびにスープの和風だしの香味が寄り添ってぬるので、ひとくちごとに一つの料理が完成するかなようだ。やや固めの口当たりで滑り込んでくるが、噛めばもっちりとした強い弾力を奥歯に残す。さらには喉越しも心地よく、唇から胃袋までを喜ばせてくれる。
具材のチャーシューは豚肩ロースの煮豚型が盛り付けてあるが、小ぶりながらも肉々しさを感じさせてくれる。しっとりと仕上がっているが、やや豚肉の赤身が持つ旨みは抜けてしまって残念だった。しかし煮汁に移った旨みはカエシなどに再利用されて、別の効果を果たしているのだろう。
初期値でも半個分入っている味玉はスープの熱で温められていて、熟成した旨みを感じやすい温度になっていた。下茹での半熟加減や漬けダレの浸透も良く、半個では足りないくらいに素晴らしい味玉だった。
メンマは極太タイプのものを一本ずつ手で割いているようだ。一般的な極太メンマは機械で裁断してあるので表面がきれいに平らであるが、こちらのメンマは断面が不揃いで裂け目に凹凸が見られる。その一手間によってメンマの食感は格段に柔らかくなり、麻竹の繊維質を楽しむ事が出来る。この〝メンマ愛〟には感動してしまった。
薬味は粗く刻まれた白ネギが適度に加熱されて、白ネギ特有の甘みと軽やかな食感を与えてくれていた。海苔も回転が早く保存状態も良いので鮮度の良さを保っていて、磯の香りと口溶けの良さの両面でアピールしていた。しかし青み役の水菜にはどうしても〝薬味愛〟を感じられない。個人的には青みにはひと仕事された茹で青菜の方を望んでしまう。
序盤では優しい和風だしの味わいに感じていたスープだったが、中盤からは魚介の香りに慣れてくると動物系の獣臭さを感じるようになってきたのでスープは飲み干せずにレンゲを置いた。
店名すら知らなかったラーメンに偶然にも出会えて、今回の茨城めぐりも終わりを迎えようとしている。店を出てショッピングモールの向こうには、雄大な筑波山の景色が広がっていた。今回のラー旅も筑波山のふもとから始まり色んな場所から山頂の形の違う筑波山を見られた事を振り返っていると、何故だか初日にやり残した事があったのを思い出した。それが何かは分からないままに帰りのバスの時刻を調べる事になった一杯でした。