コメント
しばらく見てない間にまたサウナーの記事で埋め尽くされてしまった。
なんてこった!〝味玉論〟まで作られて納得させられる読者がいるはずはない。
ならば次は"レアチャーシュー論”を用意しているであろう!
...というかなんでもいいんでしょ?ビールでもメンマでも!おナルト様が悲しんどるわ!
虚無 Becky! | 2019年9月7日 00:34レアチャーシュー論、すなわち〝レチャ論〟と呼ぶならば〝ルチャ・リブレ〟を彷彿させるフレーズですよね。それと同時に遠くからマスカラス兄弟の入場テーマソングの ♪ スカイハイが聴こえてきますよね、ベキさんならw
のらのら | 2019年9月8日 00:17文言こだわってますね?そういう仕事柄でしょうか。
あのテーマソングそしてマスクのデザインは最高でしたね!
やっぱりブッチャー(78歳)かなと!先日2019年2月まで続け引退した事は驚きです。
虚無 Becky! | 2019年9月8日 01:15仕事柄ではないのですが、くだらないこだわりは持ってますよ。今回のレビューの中にも絶対に「ファンビンビン」のダジャレだけは入れないように自制しましたからw
ブッチャーが連れてきたジャイアントキマラというレスラーに後楽園ホールの花道でツバをかけられた時は臭くて大人ながらに泣きそうになりましたよ。
のらのら | 2019年9月8日 12:55
のらのら
けんさん
もやし
やなやな
ひぐま
NSAS





〝ニューオープン 探検記〟
最近はRDBの中に関東地方で新店情報を見つけると、まずはサウナ付きの宿泊施設を探すようになってしまった。そんな中年男子の欲望のままに生活している中で見つけたのがコチラで、最寄駅は相模原となったいた。
となれば、最初に浮かんだのは相模原に程近い町田のサウナ付き温泉施設だった。しかし昨晩は野暮用を終えたのが午後9時すぎの横浜市内だったので、久しぶりに横浜駅直結の高層サウナに行ってみた。※ しばらくサウナレビューが続きますので不快に思われる方は閲覧されない事をお勧めします。
このサウナの魅力は何と言っても高層階からの景色で、施設の名に恥じない横浜のベイビューが楽しめる。あらかじめ宿泊プランをネット予約しておいたのだが、館内のレストランで使用できる3000円分のチケット付きのプランを申し込んでおいた。ネット予約のおかげでスムーズにチェックインを済ませると館内着に着替える為にロッカーに向かうが、よそのサウナと明らかに雰囲気が違うのは女性も利用できる施設だからだろう。もちろん共有スペースはレストランなどの限られたエリアだけなのだが、普段は中年おやじの集団に囲まれているので自然と浮き足立ってしまう。それは横浜ベイサイドという洒落た立地も関係しているのかもしれない。
肝心の大浴場のサウナだが本日は利用客が少なくいつもよりもで広く感じ、ほとんど貸切状態の中で過ごせた。温度計は 80℃を示しているが、ひな壇の最上段だとプラス 5℃くらいの体感温度に感じる。残念なのはサウナの楽しみの一つでもある〝ロウリュ〟こちらではドイツ式の〝アウフグース〟と呼ばれている熱波を作り出すサービスが、次回は24時と2時間半後だった点だ。前回の21時のアウフグースが終わった頃に来館したので間に合わず、次回を待つには時間がありすぎて断念せざるを得なかったのだ。しかし誰もいない室内で快適に〝ととのう〟方へと向かっていき、着実に身体に溜まった老廃物が流れていく。100℃を超えるサウナでは10分 × 3セットがレギュラーメニューだが、若干温度が低めなので15分 × 3セットと多少時間がかかってしまうのも難点だ。室内にはサウナ定番の12分計でなくデジタル表示の10分計が設置されているが、私はいつも15分の砂時計を利用する。実際には13分くらいで砂が落ち切ってしまう気もして正確性は確かではないが、サウナには砂時計の方がよく似合う。
こちらのサウナにはテレビがないので静寂の中で耐えなければならないが、テレビの代わりに 100インチは超える大きな窓があり、眼下に広がる横浜の夜景を楽しみながら汗を流せるのだ。普段のアジトにしているの上野のサウナには悪いが、お洒落で優雅に〝ととのう〟事ができるのは横浜でしか味わえないと思ってしまった。水風呂も本日は 17℃と、まずまずの冷たさで冷却効果も十分だ。さらには都内にはあまり無い塩サウナも併設されているので、他では感じられない美肌効果も味わえるのも特徴の一つだ。ドライサウナで適度に温められてから水風呂で一気に身体を冷まし、塩サウナの浸透効果で身体に染み付いた世の中の確執を剥がして磨きをかける。
これぞ、まさしく〝味玉論〟である。
半熟に下茹でした卵を冷水で冷まして殻を剥がし、漬けダレの浸透圧で旨みを加える方法と全く同じなのである。無理やりラーメンネタを放り込んできたように思われるかもしれないが、実際に味玉の心境になりながらサウナの中で人生の熟成を果たしたのだった。
このサウナならではの〝ととのい〟を味わった後は、これまたここならではの生ビールを味わう為にレストランへと足を向けた。ここならではと言っても生ビールの味に変わりがある訳ではなく、男女共有の場所なので普段の男ばかりの食事処とは違った空気を味わえるのだ。特に話しかけるでもなく何がある訳でもないが、上野のサウナとは違う環境にビールが進んで仕方ない。サウナ定番メニューの生ビールセットの冷奴とシラスおろしをつまみに、3000円分のチケットでは全然足りないくらいにサウナ上がりの生ビールを楽しんでから寝床に入った。
翌朝は午前9時とチェックアウトが早いので、横浜駅構内のカフェで朝のコーヒーを飲みながら移動ルートを検索すると開店前に現着できるルートが見つかった。検索結果通りに 10:05発 横浜線快速 八王子行きにて35分で最寄りの相模原駅に着くと、そこからは南口を出て真っ直ぐに歩いて歩いて向かう。環状線を越えて左に入ると駅から15分ほどで、大きなパチンコ店の横にド派手な看板の店先が見えてきた。
周辺には多くのラーメン店がある激戦区の中でもひときわ目立っているが、その看板を見るまで知らなかった情報が隠れていた。それは「びんびん亭」と「一陽来復」のダブルネームでの新店だったのだ。角地に沿って店舗を囲む看板は白地に赤文字で「一陽来復」と、黄色地に赤文字で「びんびん亭」と書かれてあった。
定刻5分前の現着で、すでに行列が出来ていたので八王子の雄がタッグを組んだとなれば相模原での期待も高いようだ。まだ整列の仕方が定まっていないようでバラバラな位置で待機をしながら、店頭の写真付きメニューから本日のお題を決めておいた。定刻ちょうどに真新しい真っ白な暖簾が掛けられてオープンとなった。
六番手で店内に入ると入口右手の券売機の中から、左最上段を飾っているボタンを押して好物の味玉を追加発券した。席の案内がないのでカウンターに向かったのだが、新店なのに床が古い町中華の店のように油で滑りそうになった。内装は新しく見えたが居抜き物件の床のまま利用しているのだろうかと思った。
なんとかカウンターに座り店内を物色すると、家族向けのテーブル席が多く設けられた店内を本日は四人体制で回している。カウンターには八王子ラーメンには欠かせない玉ねぎのウンチクが貼られてあり、信頼できる農家さんから直送された玉ねぎを使われているようだ。時期的には秋の新玉ねぎを楽しみにしながら待っていると、着席して10分の 2nd ロットにて我が杯が到着した。
その姿は白磁の厚手な高台丼の中で〝THE 八王子ラーメン〟と言わんばかりの表情のはずが、私が追加した味玉のせいで王道からは少し外れた景色にしてしまった。しかし味玉を除けば〝らしさ〟を見せつける安定の姿はさすがで、久しぶりとなる八王子ラーメンに期待を込めてレンゲを手にした。
まずは赤銅色のスープをひとくち。見るからに多くの香味油が表層部に浮いており、ラード特有の粒子がハチの巣状に結着して見える。店内の照明を跳ね返してキラキラと輝き、視覚から食欲を刺激する。最初は出来るだけラードに影響されないスープを味わいたく、液面をレンゲの底で円を書くようにしてラードを避けてスープを注いだ。レンゲの中には多少のラードも含まれているが、出来る限り純粋なスープが湛えられている。いざ口にすると最初に感じたのは醤油ダレの力強さで、さすがは八王子ラーメンと思わせる。キリッとしたカエシを包み込むようにラードの甘みが後を追いかけてくるので、第一印象としては甘塩っぱいイメージだ。スープが喉を通過する時に感じるトゲトゲしさが、隠れたスープの塩気を物語っているようだ。旨みの土台は豚清湯なのでラードとの相性は申し分ないが、ラードの甘みに隠れて旨味の底上げを強く感じたのでスープを諦めて麺へと進んだ。
麺上げまでジャスト60秒の麺を引き上げると、黄色みを帯びた麺肌が特徴の中細ストレート麺が現れた。持ち上げた箸先からは、細身で軽やかさのある女性的な麺質が伝わってくる。厨房には八王子の製麺所の黄色い麺箱が積まれてあるので、しっかりと八王子ラーメンの系譜を守られているようだ。そんな王道を貫く麺を一気にすすり上げると、軽やかながらもパサついた感じがない口当たりで飛び込んできた。それは香味油が潤滑油となっているからこその滑らかさだとは思うが、とても心地良い舌触りが食べ手の気持ちを後押ししてくれる。噛めばモッチリとした歯応えがあるが、いつまでこの麺ディションが続くのか不安にもなってしまった。
具材のチャーシューは電動スライサーで盛り付け直前の切り立てに拘っているのは大変に素晴らしいのだが、あまりに極薄スライスなので部位すらも定かではないチャーシューだった。こま切れ肉のように見えるが、脂身の入り具合からは豚ウデ肉を思わせる。しかし食べ応えも味わいも乏しいチャーシューの印象は薄く、あまりにも寂しさが残った。
その分、メンマは大量に盛り付けてあった。細身ながらも適度に歯応えがあり、少しばかり頼りない麺の食感をサポートしてくれる。味付けも薄味なので、スープの強気な塩気を幾分か和らげてくれた。
追加した味玉は程よい半熟加減の下茹でが施され漬けダレの浸透もまずまずだったが、スープの旨味や塩気には敵わずに控えめな味わいとなっている。提供前に温め直されていたかは定かではないが、中盤あたりに食べたので熱々のスープで加熱された温かな舌触りは非常に良かった。
楽しみにしていた薬味の玉ねぎは期待通りに甘みのある秋の新玉ねぎだったが、フードプロセッサーによる機械切りなので切り口の舌触りの悪さが残念だった
十字8切で添えられた海苔は香りも高く口溶けも良かった。オープン直後なので海苔の鮮度が良かったのだろうか、強気なスープの中でも存在感を発揮していた。
序盤から懸念された麺の変化だったが、スープの熱さも手伝って徐々に柔らかくなってきた。中盤以降はスープとの絡みは増したが、噛み応えのない麺には咀嚼の楽しみが無くなっていた。早食いのおかげで麺がダレる前に食べ切る事は出来たが、旨味の強いスープには手を付けられずに残してレンゲを置いた。
食べ終えて席を立つ時に、座っていた丸椅子が床の上で滑り転びそうになってしまった。それくらいに椅子と床の相性が悪いので、来店される方は気を付けた方が良いと思った一杯でした。