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「カツカレーラーメン820円」@太田食堂の写真『湊街酒田の老舗料亭で修行した腕前を持つ前橋の人気定食屋♥️』

群馬出張の帰りの楽しみのひとつが夕食に群馬の人気のお店に行く事です。豚肉の美味い群馬ではずいぶんと美味しいトンカツをいただきました。こちらもトンカツを始めとする揚げ物で有名な定食屋さんのようですが、同時に群馬名物にもなっているデカモリでも有名なお店のようです。男子はともかく、女子にデカモリの店はどうかなぁと思いましたので、猫嫁と一緒に行くのには二の足を踏んでいました。でも、先月の出張の帰りに浜慶という地元回転寿司屋さんに行った時、「珍しいね、今回は回転寿司なんて。でも、美味しかったから良かったよ。」と。「いやぁ、そろそろネタ切れで、ラーメンやデカモリ食堂はダメだろ?」と言いましたら、「美味しいならデカモリでも全然良いよ」と申しましたので、今回の訪問となりました。女子を連れて行く時、確かにお店の雰囲気は大事ですが、味にうるさい女子の場合、第一に問題なのはやはり「味」であるという事を再認識いたしました。

いつもながら初めて訪問するお店ですから、ナビの申す通りに車を走らせます。いつもの国道50号線や北関東自動車道よりもずっと北側を東西に走る県道3号・前橋大間々桐生線を、前橋方面から桐生方面へと東進いたします。国道でもないのに生活主要道路なのか、車の往来はけっこうひっきりなしのようです。そんな県道をしばらく行って、途中、南側に入る路地に右折するとその目的のお店があります。県道沿いにお店の看板がありますが、知らないとついうっかり見過ごしてしまいそうですので、モーパパのような評判を伝え聞いてくる他県人には注意が必要です。でも、右折すると、お客さんの車がずらりと停車してありますので、ここが目的のお店であることがすぐに分かります。モーパパが駐車したときに「太食」とお店の看板をしょった緑のワゴン自動車が帰ってきましたので、恐らくは出前もしているのでしょうね。

お店に入店したのは令和2年2月22日のニャンニャンデーの土曜日、午後7時過ぎでした。途中、初めて見かける地元スーパー(Avance粕川店)で買い物して遊んだりして来ましたから、予定よりはちょっと遅めの入店になりました。それでもお店の先客の入りは半分くらいで、国道からはかなり離れている立地で、なおかつ前橋の中心からもかなり離れているのに、この時間帯でこれだけ入っているというのは、それだけ十分な需要があるという事がうかがえます。入り口にはテーブルスペースがありますが、その先にはより広い座敷スペースがあり、合わせて結構なテーブル数があり、収容人数はかなりありそうです。

・海鮮ミックス定食930円
・カツカレーラーメン820円
・ミニもつ煮300円
・トマトドレッシング280円
・生ビール大780円

運転手のモーパパはもちろん飲めませんが、出張でストレスがたまったであろう猫嫁様には気持ちよく引っかけていただきました。

最初に届いたのはモツの煮込みでした。モツは柔らかくじっくり煮込んであり、一緒に入ってる大根も歯がいらないほどにやわやわになって、なおかつ味が染み込んでいます。これ自体でも美味しいのですが、やはり伊勢崎でいただいた日の出食堂さんのモツ煮込みに比べると、食感にちょっとざらつき感が感じられました。

次に届いたトマトドレッシングは、食感のかなりしっかりしたトマトのスライスです。食感がしっかりしているものの、決して青臭いトマトではなく、ちゃんと熟したトマトの味のある美味しいトマトでした。

次に来たのが、猫嫁の注文した海鮮ミックスフライ定食です。これは、注文を取りに来たお嬢さんにおすすめをお聞きしたところ、ミックスフライを勧められ、特に女性には海鮮ミックスフライも人気があるとお聞きしたので選んだものです。こちらにはキスフライが2尾、イカフライが2個、エビフライが1尾ついています。イカフライもそうですが、普通なら1尾だけのキスフライがまるっと2尾もついているのはかなりコスパの良さを感じます。モーパパもキスフライとイカフライを頂戴しましたが、フライの揚げ方がかなり上手です。衣が全然ベカベカしていなくてネタにしっかりとぴったり付いており、また、全然油臭くない美味しいフライです。更に、ありがちなガチガチの固い揚げ方でもなくサクサクした柔らかい優しい食感でとても美味しくいただきました。また、ネタに使っている魚やイカも良いネタを使っているのが分かる旨さでした。ちなみに、さすがデカモリ県である群馬県の定食の丼飯です。大盛り注文かと見紛うようなてんこ盛りの飯量は圧巻です。

ミックスフライにやや遅れて、当店一番の名物と言われるカツカレーラーメンが到着しました。どうやらスープは完全にカレールーのようです。ありがちな醤油ベースのスープにカレールーをかけたなんてもんじゃありません。完全なカレースープです。そのカレー風味は本格的なスパイス感のある込み入った風味のカレーではなく、自宅でお袋が作ってくれたような懐かしい味わいの甘口カレーです。麺はやや平打ち気味の細い麺で、固さはほどほどでむしろ柔らかい麺でした。カレーだけに延びないかな?という心配はありましたが、とりあえずは無事でした。また、ラーメンというだけあって、中にはメンマとチャーシューが入っていましたが、あくまで言い訳のような付け足し的な存在で、どこまでもカレーが主役のラーメンに感じます。ところがこちらにはもうひとつの主役がいます。トンカツです。群馬のトンカツ専門店のトンカツよりはやや小振りで薄めな感じはありますが、山形基準よりはデカイし厚いし、十分に主役を張るだけの存在感のあるお肉です。それに、ミックスフライで証明されているフライの巧みな揚げ方もこちらのトンカツには活かされています。カレーのスープにひたされしみしみしながらも、衣がベカベカと分離したりすることもなく美味しいトンカツの状態を保っています。それに、このカレーラーメンのジャンク感は極めつけのように文句なしです。カレールーをたっぷりまとったトンカツ、そんなに辛くない甘口気味の懐かしい味わいのカレー、そしてラーメンと、子供や男子が泣いて喜ぶラインナップです。だからこそのこのカレールーです。スパイスたっぷりの本格的カレーはこれには不要です。どんな食べ方にも融通無碍に食べられる昔懐かしいライスカレーのカレーだからこそ、どんなジャンクな食べ方にも対応が可能なのです。

では、ジャンクな食べ方を。どれもが普通に個別にいただいても美味しくいただけるものですが、まずはお店の嬢ちゃんに小丼を別にいただきました。猫嫁のミックスフライ定食の大盛りのようなライスをその丼に分けてもらい、上からラーメンのカレールーをたっぶりぶっかけ、トンカツひと切れをトッピングしてガツガツと。次に、またご飯をよそって同じくカレールーをぶっかけて、更にその上に残ったもつ煮込みを中の具材もろともぶっかけてガツガツといただきました。ところが甘口気味の懐かしカレーだとばかり思っていたら、この病みつきジャンク具合にはひょっとしたら隠し味にスパイス配合もしているかも知れない、そんな病みつき感のあるカレーです。しかも一般的な下手なカレーラーメンのルーは薄くてご飯にかけて食べられるパワーがありませんが、こちらはご飯にかけてカレーライスにしても遜色なし。もはやどんな食べ方もアリの、最高のジャンク飯です。実に甘露でした。

最後に、お会計をした時に、お店のお嬢ちゃんに
(^O^)「カードで良い?」と聞いたら
(=^ェ^=)「ごめんなさい、現金だけなんです」と。
(^O^)「悪いね、評判を聞いて初めて来てみた他県人だから許してちょうだい」
(=^ェ^=)「お客さん、どちらから?」
(^O^)「山形から♪」
(=^ェ^=)「山形でも評判なんですか?」
(^O^)「こちらのお店の名前は山形にも届いていますよ」と。

そんな感じのやりとりをしながら会計を済ませ、お嬢さんにお願いしてトイレを借りました。すると、トイレから出てきたらお店の親爺さんが出てきて声をかけてきました。

(・(ェ)・)「お客さん、山形のどちらだい?俺は昔、酒田の日吉町にいたんだよ」と。
(^O^)「え~!私は、酒田には20代の頃、十年くらい住んでいましたよ。」
(・(ェ)・)「そこの相馬楼で働いていたんだよ。」と。

これまた驚きました。酒田の有名な料亭の相馬屋さんの厨房で働いていた料理人さんだったのですね。こちらの揚げ物が、定食屋にしてはとても良くできた仕上がりなのは親爺さんが料亭でしっかりと基本から厳しく叩き込まれた腕前を持つ職人さんだったからなのです。街のデカモリ定食屋との先入観で侮ることなかれ、実は料亭仕込みの凄腕料理人です。湊街酒田は、山形の片田舎とはいえ北前船で江戸時代から賑わう商人の町です。料亭もいまだに何軒か健在で、中でも相馬屋さんは老舗料亭で酒田舞妓のお座敷がかかる名店でした。そこで修行して腕を磨いた料理人が郷里に帰って開いた定食屋があるとは、前橋市民は幸せと言えます。予想外の驚きをもって自宅への帰路に付いたモーパパでした。味もお腹も、そして気持ちも満足して帰ったモーパパでした。親爺さん、どうも御馳走様でした。

ちなみに、現在の相馬屋さんは、平成に入ってから一度、経営破綻閉鎖した後で平田牧場などの地元経済界有志の援助で酒田舞妓の演舞を披露する料亭相馬楼として復活しました。私も仕事柄、酒田にいた時には酒田舞妓を指導する御姉様方とお付き合いがあり、もうひとつの料亭香梅咲(かめざき)での地元財界新年会に酒田舞妓関係の業者として一度だけ行った事があります。まだ、酒田湊が残照のきらびやかさをかろうじて残していた30年以上昔の話です。ちょうどその頃にこちらの親爺さんも酒田にいたんでしょうね。不思議な、そして旅先ならではの楽しい奇縁です。

ただ、最後まで解けない謎がひとつ残りました。前橋市にありながら太田食堂という名前の由来です。御店主の出身が太田市なのか、名前の名字が太田さんなのか、はたまた別の理由か?謎解きは地元常連様におまかせします。御馳走様でした。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

パーコー麺なら食べて事あるけど、豚カツですか。
パーコーも豚カツも一緒だっけ?
それにカレールー。どんなラーメンか想像が出来ませんけど、点数が物語りますね。

すてぞー | 2020年4月4日 07:15

パーコー麺というと八王子の名物ご当地ラーメンでしたっけ?タマネギのみじん切りトッピングとともにトンカツをデンと鎮座ましますお姿には、なかなかのインパクトがありますよね。20年くらい昔でしたか、一度だけ八王子郊外で食べた記憶があります。ワンパクで、男子なら大好きなラーメンですよね。また食べてみたいです。

モーパパ | 2020年4月6日 13:01