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コメント
チャーチル・クロコダイルさん、こんばんは。
>「中華そば」も「月見」「たぬき」「山菜」「わかめ」と、うどん寄りのメニュー群
これはちょっと珍しいかもしれませんね。
高山ラーメンって地元の人から見ると「そば・うどん」の延長線上にあるのかな。
地域固有の麺文化の一端を見るようで興味深いです。
ぬこ@横浜 | 2020年11月23日 20:24ぬこ@横浜さん、コメントありがとうございます。
こちらの店は、超穴場の隠れた高山ラーメン店で、おススメ出来ます。
そもそも高山人は「そば」と言えば「日本蕎麦」では無く、「中華そば」を指すのが普通です。
次回はこちらで「たぬき中華そば」あたりを狙ってみるつもりです、、、
チャーチル・クロコダイル | 2020年11月23日 21:27
チャーチル・クロコダイル
あやまと





「わらび」と読むこちらの店、ガイド本などでもまず触れられる事の無い「高山ラーメン」の店ながらも、創業以来60年もの歴史を持つ、地元人から愛され続けている老舗ラーメン店なのである。私的にも初突撃の店である。
14:25着、先客2名、カウンター席に着座、後客無し。取りあえずメニュー表(メニュー写真)検討、こちらは「中華そば」以外にも珍しく「焼きそば」や「うどん」がラインナップされており、「中華そば」も「月見」「たぬき」「山菜」「わかめ」と、うどん寄りのメニュー群が珍しい。
そんな中からデフォの“中華そば”(700円税込)を注文する。厨房では初老の夫婦で切り盛り、オヤジさんは平ザルで麺を巧みに掬い上げる。やはり麺揚げはテボでは無く、大鍋で泳ぐ麺を平ザルで揚げるのが麺が美味いのであるよ。そして待つ事3分、着丼。
ビジュアルは、チャーシュー、メンマ、刻みネギが、黒い香味油が浮く真っ黒な醤油スープに乗っている。装備はシンプルで「高山ラーメン」の王道の見た目がイイ。
スープから。醤油スープ自体が真っ黒で、これは私の知る限りでは高山市内では最も色が濃い。加えて黒い香味油が垂らされているのが珍しく、一瞬マー油か?と思ったが、ガーリックの風味は皆無で、おそらく節由来の魚介オイルかと思われる。クセが無く、ライトな魚介のコクを醸し出している。スープは素材由来の粒粒が浮く寸胴で出汁と濃口醤油のタレを仕込んだ伝統的な醤油スープで、良い意味での素材の雑味感が味わえる。イイのである。醤油スープの塩分濃度はやや高めも、真っ黒な見た目ほどしょっぱさは無い。むしろ素朴ながらも奥深い醤油のコクと仄かな酸味が味わえ、加えて香味油でのコクも合わさり、実に美味いのである。
麺は断面四角のちぢれのある細麺。加水やや低めの麺で、茹で加減丁度良く、コナボソとした食感が実にイイ。ちぢれに濃口の醤油スープの旨味も良く乗って来る。如何にも「高山ラーメン」らしい実に美味い麺である。
具のチャーシューは豚バラチャーシュー。小ぶりであるが、醤油ダレでの薄味付けで好みの脂身がジューシーで美味い。メンマは醤油の香る味付けのサクサク食感。刻みネギの薬味感はまずまず。
スープ完飲。高山での本日4杯目の「高山ラーメン」となるこちらの店での「中華そば」。それは市内の「高山ラーメン」の中では最も黒い醤油スープながらも、意外や塩味はまろやかで濃口醤油のコクと珍しい香味油でのライトで不思議なコクが味わえる一杯で実に美味かった。実際オヤジさんは寸胴に一升瓶から醤油を足しており、長年継ぎ足し続けられている醤油ダレの旨味の素が垣間見られた。あまり知名度は無い店ながらも、私的には「まさごそば」に次ぐ好感の持てる素朴な「高山ラーメン」であった。こちらの店、間違い無く隠れた「高山中華そば」の名店である、、、